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しおりを挟む少しTV画面を眺めていたが、あの人のインスタが気になって、すぐに自室に向かう
フォローとフォロワーで明らかにフォローしている方が多い
相互フォローはおそらく知り合い
それと有名人やスポーツ選手、レシピや料理紹介
ショップや景色を上げている人をフォローしている
自分では何も投稿していない
発信する気は無いのだろう
観る為と連絡ツールとして使っているようだった
それを知って少しがっかりした
何か分かるかもしれないと思っていたが、何も分からない
収穫は後ろ姿のアイコンだと思っていたが
あのアキレス腱が写っていないのが何より残念だ
アカウント名も名前とは関係なさそうで適当につけたっぽい
「!」
逆にチャンスだと思い切ってDMしてみる
『敦です。さっきの1番デカイ奴で分かります?お名前教えてください』
これくらいは大丈夫だろう
そう思いたかったが
返事が返ってくるまでは気が気ではない
みんなのupした物やストーリーをチェックして
良いねしながら気を紛らしていると
ふと相互フォローの中に待ち合わせの相手がいるんじゃないかと思い出した
ひと通り目を通してみたものの、有力な手がかりは何一つ掴めない
スマホが何かの通知を伝えブルルッと震える
「!」
その返事が届いたのだと思ったら
『大学どお?バスケしてるよ』
藍が部活中に送ってきたのだろう
後で返そうと思いながら、少し嫌な事を思い出した
藍がこのインスタに気付いたら面倒な事になる
美しい後ろ姿のアイコンが今は1番の問題だ
藍と付き合い出して敦達が引退した夏
藍は敦に華のインスタフォローを外させたのだ
「もう必要無いでしょ?」
「いや…でもさ」
敦はなんとかそれを阻止しようとしてはみたのだが
「は?何で外せないの?意味わかんない」
泣く泣く華のフォローを外し、その場を収めたのだが、今では後悔している
藍は男子バスケ部の部員とも相互フォローし合っているしそれ以外の男子ともDMだってし続けている
華だってもうただの後輩だし、たまにDMくらいしてもいいじゃないか
それにDMしないまでも、華の投稿もストーリーだってごく稀にしか上がらない
それに良いねするくらい許されないのか
実は別垢でフォローしてみたが、華のインスタはフォロバしてもらえないと見れないし、知らないアカウントからのフォローリクエストに華は答えてはくれなかった
LINEで伝えられれば良かったけど、LINEアカウントさえいつの間にか藍が勝手に消してしまっていた
気付かなかったのは華とそんなにやり取りをしていないからだったのに
あの人に別垢を教えれば良かった
あの時は舞い上がって何も考えられずにいた
でも、実際フォロワーの少ないアカウントをあの女性に教えただろうか
フォロワーが多い自分を知って欲しいと思ったはずだ
そう気付いた敦は知らないJDっぽいアカウントを片っ端からフォローする事にした
木を隠すなら森の中
新しい大学の友達を沢山フォローしたと藍には言おう
そして今度何か言われたら、男子バスケ部とのフォローを外せと言ってやるんだ
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