美人の流儀【R18】

RiTa

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ムリだ
この通話にハナさんを入れられるはずがない

「だから関係ないんだって!オレが好きなだけ!正直相手にされるかも分かんないんだよ!」
「でもその女が好きだから藍と別れたいんでしょ?」
「別!オレはもう藍とはムリなの!」
「wwwんなわけないじゃん。その女のせいだよ」

また始まった
「どうすれば良いんだよ…」
心の声が漏れる

「だから、その女をここに入れろって言ってんの!
そうすれば敦の言ってる事が本当か分かるでしょ?」

「………」

藍にしては的をえている言葉だった
敦が嘘をついていない証拠は、ハナさんの言葉でしか証明出来ない

「じゃあ…オレが一方的に好きな人って事を知る為なら、彼女を責めるような事…」
「それは藍が決める事でしょwww」
「………」
「いいから繋ぎなよ本気で藍と別れたいなら」

本気だ
ハナさん云々じゃない 藍とはもうムリなんだ
それでハナさんに迷惑をかける事になるなんて…

「藍は別れる気無いから、別にその女の話が聞け無くても敦が謝って終わりにしてあげても良いけど」

そう言う事か
敦が出来ないと分かってて言ってるんだ
敦に謝らせる為に

「どうすんのー?www」
「入れるよ」
「え?」
「迷惑だろうけど、通話に入ってもらう」

さっきまでの藍のテンションが落ち着いた
きっとそうするとは思っていなかったのだろう
だが、直ぐに

「そう。どんな女か楽しみ~」

ハナさんを叩く方向での楽しみに切り替えたようだ
大丈夫だろうか
ハナさんは悪くない
それなのに藍はきっと自分がスッキリするまでハナさんを叩くだろう
敦が間に入ってハナさんを守るしかない

敦は狂った思考の中で最善だと思う選択をする

「あ!余計な打ち合わせのやり取りとかしないでね」
「こんなバカげた事の打ち合わせなんて頼めるわけないだろ」

不本意だが、ハナさんをこの通話に入れた
藍と別れる為に、ハナさんとの関係も終わるのだ

「どうしたの?」
ハナさんの鈴が鳴るような声にピリついていた緩ませられたのに

「人の男にちょっかい出してるブスってあんた?」
「……敦くん?」
「気安く藍の彼氏の名前呼んでんじゃねーよ」
「藍っ!!黙れよっ!」
「は?なにそ…」
ハナさんに向けられた醜い藍の言葉を
大声で被せる事でしかそれを止められない
「ごめん!彼女が浮気を疑って、呼ばないと収集がつかなかった…」
藍にハナさんの名前を知られないように、それを呼ぶ事はしなかった
「おいブス!何か言えよ!」

ハナさんは驚いているだろう
傷ついて言葉も無いかもしれない


「ふふっ大変みたいだね」
「!」
「はぁ?何?煽ってんの?浮気しておいて?」

のんびりとしたハナさんは、全く動じていなかった
それにより、藍の怒りが爆発寸前になっているのに

「えーっと、彼女さん?私も敦くんも浮気なんて低俗な事してないけど」
「誤魔化してんじゃねーよ!そんなもん誰が信じると思ってんの?股だけじゃなく、頭のネジも緩いんじゃね?」
「藍!止めろって!」
「ふふっ面白い事言うんだね?でも、やってない事の証明って難しいよね。貴方みたいに決めつけちゃってる人には特に」
「は?喧嘩売ってんの?そっちが悪いくせに説教かよ!っつーか、アンタ何歳なの?どうせババアなんだろ?」
「藍っ!黙れってっ!」
「ふふっそうだよ。ババアなの。
あ!じゃあ、こうしない?貴方が私を見たら納得するでしょ?ババアだし」
「!」
「あーそうね。ブスのババア見たら納得するわ
敦に相手にされる訳ないしw」
「ダメだ!」
危険過ぎるしハナさんが無事で済む訳がない
「は?敦、何で止めんの?」
「ふふっそうだよね、どうして止めるの?敦くん」
「だっ…」
て危険過ぎる…と言葉にならなかった
そしてなぜか、敦が2人に攻められている

ハナさんは藍の事知らないから…
のんびりしているハナさんは余計に危険だ
こんなモンスターと会わせてしまったら
そんな敦の気も知らず

ハナさんは藍と会う日と場所を決めてしまった

「人前だと大変なことになりそうだから」
とマンションの部屋を教えてくれたが、大丈夫なのだろうか

もちろん敦も行くのだが、藍を押さえられるのか
とりあえず部屋に着く前にボディチェックだ

刃物や凶器になるような物は絶対持ち込ませてはならない










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