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着たと言うより身に付けたと言う方が正しいような白いマイクロビキニ姿の自分は想像以上に卑猥で
鏡に映る姿も見れず直ぐにバスローブでそれを覆い隠し、恐る恐る彼らの居るホールへ行くなり店長は見下すように口元だけで笑い

「脱げって言われたくてわざわざ着てんのか」

違うと言おうとして口を開いても声は出ず、ドキドキしていた心臓がドクンと大きく波立ったのを感じました。
両脚は脳からの指令を拒否するように全く動かなくなり、恐る恐るマッサージチェア付近に居た店長を見ると、それに驚くような気配も配慮も無く、こちらまで来てグイッと手を引いて当然のようにストーカーが縛られている柱の前に私を立たせたのです。

薄く“ヒッ”と声が出ました。
私の向かう所は店長が居たマッサージチェアの方だと思っていたのに
ストーカーだと思われる知らない男が映画でも見た事が無いような姿で今、目の前に居るのですから

一瞬目が合い怖さから直ぐに逸らしてしまったストーカーからは興奮と恐怖が見て取れ、恐怖と不快と嫌悪を同時に味わった私の足が後退する事を背後に立つ店長にがっちり止められた瞬間に耳元で

「何してんだ。脱ぐんだろ」

やっぱり1番の恐怖は店長だったのだと確信すると同時に、脚どころか身体ごと動かなくなってしまったのに、店長はそれでも私の身体を抑える力を弱める事はせず、そのままどのくらいなのか、暫くの時間が経過すると

「オマエの覚悟なんて待ってたら時間が足らなくなるな…」

同時に店長の右腕で私の両肘を後ろに押さえられ、左手で簡単にバスローブの紐が解かれた時、イヤと声を出すよりももっと重要な不安がある気がして混乱していると

「んんーッ!」

この状況の問題であるストーカーが声にならない苦痛の悲鳴をあげていて、本来の目的はソレなのだと思っていたら
よりによってストーカーの目の前で、露わになったバスローブから自分でも直視出来ない卑猥な姿を晒している自分に気付いたのです。

言いようの無いショックを受けている私と、興奮と苦痛のストーカーそんな2人を見る背後から私を押さえる男は私の左の肩紐を引き上げると

「見ろよ。コイツのここ勃ってる」

堅くなった乳首が小さい布越しに強調され
背後からストーカーに向けた店長の声は意図せず私の耳元もくすぐりました。

店長の指先は小さな布越しに私を乳首を弄り始め

「イヤ…やめて」

「付き合ってんだから拒むなよ」

途端に

「んー!んんーっ!」

ストーカーが苦悶の声を上げると

「見ろって。ほら見たかったんだろ」

身体に熱を帯びさせるのには充分過ぎる執拗で焦ったい指先は、ストーカーの前にそんな姿を晒す屈辱をも私に与えたのです。

「んんんーっ!」

「やめて…」

「コレ、こんなに堅くしといて何言ってんの」

恥ずかしい程主張しているソレに、余計身体が熱くさせられて

「腰まで揺らしてんのに自分で気付いてないのか」

追い討ちのようなその言葉を否定出来ない私が、店長をストーカー以上に信用出来なくなりそうになった時

強引に首だけ振り向かせられ目が合った目の前の店長が

「大丈夫だから信じろ」

と言って唇を味わうような優しく深いキスをしてくれました

たったそれだけで私は簡単に何かを手放したのです。

今思えば、あのキスが蜜味の毒
それこそが店長の言うリスクだったのかもしれません

「んんー!」

ストーカーの苦悶の声がだんだん遠くなっていくように感じました。



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