狂宴〜接待させられる美少年〜

はる

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【続編】魔の手④

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空は無抵抗のまま男に手を引かれ、改札を出た。

駅前に黒塗りの外車が駐車されていた。

「さぁ、乗ってください」

車の前まで来ると、男は後部座席の扉を開けて言った。

車に乗せようと手を離された瞬間、僅かな隙をついて空はダッと走り出した。

しかし、その行動を読んでいたかのように再び手を掴まれると後部座席に無理矢理詰め込まれた。

「…やっ、離して‥ッ!」

「無駄ですよ。次に逃げ出そうとしたらレオ君がどうなっても知りませんよ?住所も把握していますからね?」

それを聞いて空は動きを止めた。

悔しげな表情で男の顔をキッと睨む。

空は、そのとき初めて男の顔を見た。

スーツ姿の男は細身で180センチくらいの身長だった。

小顔で眼鏡をかけていた。

自分を拉致しようとしている相手に対してこう言うのもおかしいが、ハンサムな顔をしていた。

「もう、優しくしてあげなさいよぉ」

運転席から声がして、空は驚いてそっちを見た。

気付かなかったが人が乗っていた。

髪が長く、女性のように見えるが、声が低かった。

「優しくしていますよ。殴ったりしていませんからね。」

男はそう言うと、自身も後部座席に乗り込んだ。

「僕をどうするつもり…?」

空は声が震えないように努めて言った。

「車を降りたら答えますよ。疑問がたくさんあるでしょうからね。でも一つだけ疑問に答えておいてあげます」

空はゴクリとツバを飲み込み、男の言葉の続きを待った。

「運転席の彼はオカマです」

男は空をからかうように言った。

「…ッ!そんな事どうでもいいっ!」

馬鹿にされた空は声を荒らげるが、「そんなに怒らないでください」と言いながら男は空にアイマスクをつけた。

「ちょっとぉ、そんな事って何よぉ」

運転席のオカマは不服そうに言うと車を発進させた。
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