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第1章 転生して女の子になりました。(小学校1年生)
第5話 メグちゃんとおつかい
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ある休日のお昼頃。
リビングのソファに座っていたお母さんは立ち上がり、私たちを呼びました。
私達は二人で遊んでいたトランプを置いて、手を繋いでお母さんの元へと向かいます。
「今日の夜ご飯はハンバーグにしましょう!」
「やったー!」
「やったね、メグちゃん」
お母さんの料理はどれも美味しく、ハンバーグはまるでレストランで出てくるような肉汁たっぷりな絶品なのでとても楽しみです。
なのでメグちゃんと一緒に両手を上げて万歳します。
そんな私達を見たお母さんはクスクスと笑いながら、続きを話しました。
「そこで二人にお願いがあります」
「なに、お母さん?」
「なになにー?」
「ハンバーグを作るためのお肉を買ってきてほしいの。いつも一緒に買ってる商店街の肉屋さんあるでしょ? そこまでおつかい出来るかな?」
「うん、大丈夫だよ」
「だいじょーぶー!」
「ありがとう! それじゃあこれお金ね。余ったらお菓子買ってもいいからね!」
にこやかに送り出すお母さん、そして心配そうに私たちを見つめるお父さん。
あ、休日なのでお父さんもリビングでのんびりしています。
……別に存在感薄かったとか、忘れてたとかじゃないからね!
しかし悪いね二人とも。
実は昨日の夜、リビングで私たちのおつかい計画を話してたのを聞いていたのだよ。
数日前に見たおつかいの番組に影響されすぎだとは思うけど、親に頼らず行動する事も学んでいくべきでしょう。
任せて! メグちゃんは私が絶対に守るから!
……それじゃメグちゃんの為にならない? 妹を守るのが姉の役目なので!
こうして私とメグちゃんは仲良くおつかいへと出掛けるのでした。
目的地は近所の商店街の中、パンチパーマの強面店主がトレードマークの肉屋。
私の右手を持って前後に揺らしながら上機嫌に歩くのは天使、いや妹のメグちゃんです。
出掛ける前まで二人でトランプをして遊んでいた訳だけど、急に中断されても文句一つ言わずにお母さんのお願いを聞くメグちゃんが本当に天使です。
因みにトランプでは程よく負けたり勝ったりしています。
負けるばっかりじゃつまらないからね、でも時々普通に本気出して負ける事があるから油断出来ないよ。
とりあえず今は、いつか手を抜いていることをバレないよう祈りながら頑張ろう。
歩いていると、道の傍にある公園から元気な子供たちの声が聞こえる。
そういえばメグちゃんはずっと私にべったりで、隣の家の花ちゃん以外と遊んでいるところを見たことがないのだけれど、もしかして友達が少ないの?
男が近づいていないことは冥利に尽きるのですが、少し将来が不安になってきました。
幼稚園の方ではきっといるはず、多分。
……私が幼稚園に通ってる頃も、他の子供と遊んでいるところを見ていないなんて気のせいだ。
きっとそう。
「メ、メグちゃん。幼稚園では何してるの?」
「んー? はなちゃんと絵本読んでるよー」
「そ、そっか。他の子たちと遊んだりするのかな?」
「うーん、いつもはなちゃんと二人だけだよー?」
「うぐっ、さいですかー」
「どうしたのお姉ちゃん?」
「ううん、何もないよメグちゃん」
「そっかー?」
悲報、うちの妹に友達が少ない件について。
これは小学校に上がってきたら私がフォローしてあげないとね!
また愛ちゃんや湖月ちゃんを紹介してあげよう。
小学校に通い始めて何度も会話を交わしているし、彼女たちならきっと仲良くなってくれるはず。
というか待てよ。
メグちゃんの言葉から察するに、花ちゃんも同じ感じだよね!?
……愛ちゃん湖月ちゃんを紹介するのは、メグちゃん花ちゃんが揃っているときにしよう。
「あ、信号青だね。左右をしっかり確認して、手を挙げて渡ろうね」
「はーい!」
笑顔で両手を挙げて何故か万歳の体勢になったメグちゃんかわいい。
しかし両手を挙げられたせいで繋いでいる私の手も挙がってしまっているのよ。
とりあえずメグちゃんに片手でいいよと言ってから、私たちは横断歩道を渡り終えました。
そして辿り着きました商店街。
肉屋は商店街の真ん中辺りにあるので、もう少し歩く事になります。
多いとも少ないとも言えない人数の商店街を歩いていると、知り合いのおばちゃんやお店の人が声を掛けてくれます。
商店街ではこういう近所のコミュニティが出来ていて、私達子供も安心です。
だからお母さんもお父さんもおつかいに行かせたのかもしれません。
そして風の噂ではメグちゃん、花ちゃんは商店街でアイドル化しているみたい。
歌って踊ったりするわけじゃないけど、大変人気を誇っているらしい。
まぁ商店街の人たちはお年寄りが殆どだから、孫みたいに可愛がってくれているのでしょう。
因みにその次に人気なのがお母さんらしいが、それについては触れないでおきます。
……あれ? 順当にいけば次は私のはずでは?
「こんにちは、お肉買いに来ました」
「こんにちはー」
「おう、いらっしゃい」
肉屋の強面店長。
中身は意外と小心者らしく、よく顔を見た子供が泣き叫ぶらしいのだが、実は割とショックを受けているらしい。
大丈夫だよ、私は動じないからね!
あと何故かメグちゃんも動じません。
私が普通に話している人だから心を許しているのかも。
因みに花ちゃんは初見では超ビビッていました。
涙目になっていて可愛かった。
花ちゃんも私が店長と喋っているのを見ていい人って分かってくれたみたいで、今では笑顔で会話出来るようになっています。
そんな強面店長と世間話をしながら、ハンバーグ用のミンチ肉を購入します。
どうやらお母さんはお菓子を買う金を十分に用意してくれたみたいで、千円程のお金が余りました。
……子供にお菓子を買わせるくらいなのに、多すぎない?
まぁ私これでも大人ですので。 精神が。
少しだけ二人でお菓子を買って帰りました。
一人一つでいいよね、メグちゃん。
そうしてお肉とお菓子を買って帰った私たちは、扉を開けた瞬間に心配メーターが振り切ったお父さんに抱き着かれました。
そのままリビングまで私達を抱えて、ソファでおつかいであったお話をせがんでくる事にほんのちょっとだけだけどめんどくさいなって思ってしまいます。
でも、これまでもお父さんの不遇具合を何度も見ているため、これくらいは許してあげるかーと思う私でしたとさ。
晩御飯は、頬っぺたが落ちそうになる程に美味しかったです!
リビングのソファに座っていたお母さんは立ち上がり、私たちを呼びました。
私達は二人で遊んでいたトランプを置いて、手を繋いでお母さんの元へと向かいます。
「今日の夜ご飯はハンバーグにしましょう!」
「やったー!」
「やったね、メグちゃん」
お母さんの料理はどれも美味しく、ハンバーグはまるでレストランで出てくるような肉汁たっぷりな絶品なのでとても楽しみです。
なのでメグちゃんと一緒に両手を上げて万歳します。
そんな私達を見たお母さんはクスクスと笑いながら、続きを話しました。
「そこで二人にお願いがあります」
「なに、お母さん?」
「なになにー?」
「ハンバーグを作るためのお肉を買ってきてほしいの。いつも一緒に買ってる商店街の肉屋さんあるでしょ? そこまでおつかい出来るかな?」
「うん、大丈夫だよ」
「だいじょーぶー!」
「ありがとう! それじゃあこれお金ね。余ったらお菓子買ってもいいからね!」
にこやかに送り出すお母さん、そして心配そうに私たちを見つめるお父さん。
あ、休日なのでお父さんもリビングでのんびりしています。
……別に存在感薄かったとか、忘れてたとかじゃないからね!
しかし悪いね二人とも。
実は昨日の夜、リビングで私たちのおつかい計画を話してたのを聞いていたのだよ。
数日前に見たおつかいの番組に影響されすぎだとは思うけど、親に頼らず行動する事も学んでいくべきでしょう。
任せて! メグちゃんは私が絶対に守るから!
……それじゃメグちゃんの為にならない? 妹を守るのが姉の役目なので!
こうして私とメグちゃんは仲良くおつかいへと出掛けるのでした。
目的地は近所の商店街の中、パンチパーマの強面店主がトレードマークの肉屋。
私の右手を持って前後に揺らしながら上機嫌に歩くのは天使、いや妹のメグちゃんです。
出掛ける前まで二人でトランプをして遊んでいた訳だけど、急に中断されても文句一つ言わずにお母さんのお願いを聞くメグちゃんが本当に天使です。
因みにトランプでは程よく負けたり勝ったりしています。
負けるばっかりじゃつまらないからね、でも時々普通に本気出して負ける事があるから油断出来ないよ。
とりあえず今は、いつか手を抜いていることをバレないよう祈りながら頑張ろう。
歩いていると、道の傍にある公園から元気な子供たちの声が聞こえる。
そういえばメグちゃんはずっと私にべったりで、隣の家の花ちゃん以外と遊んでいるところを見たことがないのだけれど、もしかして友達が少ないの?
男が近づいていないことは冥利に尽きるのですが、少し将来が不安になってきました。
幼稚園の方ではきっといるはず、多分。
……私が幼稚園に通ってる頃も、他の子供と遊んでいるところを見ていないなんて気のせいだ。
きっとそう。
「メ、メグちゃん。幼稚園では何してるの?」
「んー? はなちゃんと絵本読んでるよー」
「そ、そっか。他の子たちと遊んだりするのかな?」
「うーん、いつもはなちゃんと二人だけだよー?」
「うぐっ、さいですかー」
「どうしたのお姉ちゃん?」
「ううん、何もないよメグちゃん」
「そっかー?」
悲報、うちの妹に友達が少ない件について。
これは小学校に上がってきたら私がフォローしてあげないとね!
また愛ちゃんや湖月ちゃんを紹介してあげよう。
小学校に通い始めて何度も会話を交わしているし、彼女たちならきっと仲良くなってくれるはず。
というか待てよ。
メグちゃんの言葉から察するに、花ちゃんも同じ感じだよね!?
……愛ちゃん湖月ちゃんを紹介するのは、メグちゃん花ちゃんが揃っているときにしよう。
「あ、信号青だね。左右をしっかり確認して、手を挙げて渡ろうね」
「はーい!」
笑顔で両手を挙げて何故か万歳の体勢になったメグちゃんかわいい。
しかし両手を挙げられたせいで繋いでいる私の手も挙がってしまっているのよ。
とりあえずメグちゃんに片手でいいよと言ってから、私たちは横断歩道を渡り終えました。
そして辿り着きました商店街。
肉屋は商店街の真ん中辺りにあるので、もう少し歩く事になります。
多いとも少ないとも言えない人数の商店街を歩いていると、知り合いのおばちゃんやお店の人が声を掛けてくれます。
商店街ではこういう近所のコミュニティが出来ていて、私達子供も安心です。
だからお母さんもお父さんもおつかいに行かせたのかもしれません。
そして風の噂ではメグちゃん、花ちゃんは商店街でアイドル化しているみたい。
歌って踊ったりするわけじゃないけど、大変人気を誇っているらしい。
まぁ商店街の人たちはお年寄りが殆どだから、孫みたいに可愛がってくれているのでしょう。
因みにその次に人気なのがお母さんらしいが、それについては触れないでおきます。
……あれ? 順当にいけば次は私のはずでは?
「こんにちは、お肉買いに来ました」
「こんにちはー」
「おう、いらっしゃい」
肉屋の強面店長。
中身は意外と小心者らしく、よく顔を見た子供が泣き叫ぶらしいのだが、実は割とショックを受けているらしい。
大丈夫だよ、私は動じないからね!
あと何故かメグちゃんも動じません。
私が普通に話している人だから心を許しているのかも。
因みに花ちゃんは初見では超ビビッていました。
涙目になっていて可愛かった。
花ちゃんも私が店長と喋っているのを見ていい人って分かってくれたみたいで、今では笑顔で会話出来るようになっています。
そんな強面店長と世間話をしながら、ハンバーグ用のミンチ肉を購入します。
どうやらお母さんはお菓子を買う金を十分に用意してくれたみたいで、千円程のお金が余りました。
……子供にお菓子を買わせるくらいなのに、多すぎない?
まぁ私これでも大人ですので。 精神が。
少しだけ二人でお菓子を買って帰りました。
一人一つでいいよね、メグちゃん。
そうしてお肉とお菓子を買って帰った私たちは、扉を開けた瞬間に心配メーターが振り切ったお父さんに抱き着かれました。
そのままリビングまで私達を抱えて、ソファでおつかいであったお話をせがんでくる事にほんのちょっとだけだけどめんどくさいなって思ってしまいます。
でも、これまでもお父さんの不遇具合を何度も見ているため、これくらいは許してあげるかーと思う私でしたとさ。
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