TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―

夕月かなで

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第1章 転生して女の子になりました。(小学校1年生)

第9話 愛ちゃんと湖月ちゃん、妹たちと会う

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「まだかなー?」
「まーだかなー?」
「まだかなまだかなー!」

 愛ちゃんと遊んだ翌日。
 二人が来る予定時間の十分前から、私はリビングの中をグルグルと歩き回っています。
 そんな私を真似するように、メグちゃんと花ちゃんが後ろをついて歩いているのがとっても可愛い。
 因みに上から私、メグちゃん、花ちゃんの順で喋っています。

「二人とも、今日は私の友達二人を紹介するから、仲良くしてあげてね」
「はーいっ!」
「あーい!」

 片手を挙げて笑顔で返事をする二人も、素晴らしく可愛い。
 ありがとうねと言いながら二人の頭を撫でていると、インターホンが鳴りました。
 リビングにあるモニターを見ると、どうやら愛ちゃんと湖月ちゃん二人一緒に来たようです。
 その後ろには二人の母親の姿もあります。
 待ってましたと私は妹たちを連れて玄関へと向かいました。

「おはよ~さん」
「おはよー」
「おはよう、いらっしゃい二人とも」

 花が沢山プリントされたお洋服を着た愛ちゃんと、シンプルな青いシャツに白のスカートを着た湖月ちゃんを笑顔で出迎えます。

「いっらしゃいませーっ!」
「いらっさいあせー!」

 愛ちゃんと湖月ちゃんへの言葉も真似して、元気な挨拶をメグちゃんと花ちゃんが繰り返しました。

「あ、この子たちがちかちゃんの?」
「うん、妹だよ。ほら、自己紹介して」
「はいっ! いもーとの恵です!」
「あい! 花です!」
「聞いてた通りにかわええな~うちは湖月やで~」
「あ、愛です。よろしくね?」
「あーい!」
「さて、顔合わせもできたことだし、リビングで遊ぼっか。スリッパ用意するから入って」
「うん、お邪魔します」
「邪魔するで~」

 関西人なら邪魔するなら帰って~と返すんだろうけど、残念ながら私は前世含めて関東人なので。
 全員を連れてリビングへと移動すると、お母さんが人数分のお茶を用意してくれていました。

「いらっしゃい。愛ちゃんママも湖月ちゃんママも今日はゆっくりしていってね」

 お母さんズはダイニングの方でお話を始めてしまったので、私たちはリビングへと移動しました。
 皆が座った所にお母さんから渡されたお茶を置いて、メグちゃんと花ちゃんの間に座ります。
 お母さんたちが居るダイニングは椅子とテーブルの所謂ダイニングテーブルだけれど、リビングは炬燵にも出来る座卓と呼ばれるテーブルなので、低いソファと座布団を並べています。
 愛ちゃんと湖月ちゃんは長方形のソファに座ってもらい、座布団を三つ並べてメグちゃん、私、花ちゃんの順で座りました。

「お~、ここがちかちゃんの家か~」
「ちかちゃんの雰囲気にピッタリだよ」
「ふふん、お姉ちゃんと同じで綺麗でしょ!」
「ねぇねといっしょ!」

 天使たちはいつものペースで私を心の底からヨイショします。
 最初は私も照れ臭かったけど、これまでも商店街の人たちに二人が私の自慢をしてきたのでもう慣れています。
 ……慣れていいのかは分からないけどね。

「ありがとう。まぁ掃除してるのはお母さんだけどね。それで、何して遊ぶ?」
「5人やからな~。あ、トランプ持ってきたで」
「めぐちゃんとはなちゃんはトランプできる?」
「うん! できるよ!」
「うんー!」

 メグちゃんも花ちゃんも人見知りしていないようで良かった。

「あはは、花ちゃんもできるって。じゃあとりあえずトランプしやすいように席替えしよっか?」
「え?」
「だめー!」

 隣り合っていると手札が見えてしまうかと思い席替えも提案したのですが、メグちゃんと花ちゃんの涙目で無しになりました。
 一緒にいちゃ駄目? ってダブル上目遣いで言われてしまったら、愛ちゃんや湖月ちゃんが見ている前でも抱きついてしまうよ!
 あうー、二人共柔らかくてすべすべ~。
 小学校ではカリスマを発揮して真面目な優等生をだけど、二人の前では骨抜きになってしまいます。

「ちかちゃん、そんな顔もすんねんな~」
「わ、私も抱きしめてもらいたいな……」
「じゃあ行こか!」
「え? ちょ、ちょっと待って!」

 抱きつきながら頭を撫で回していると、湖月ちゃんが愛ちゃんを連れて飛び込んできました。
 そのまま抱き着いてきて、全員で揉みくちゃになりながらも皆で笑う。
 可愛い子たちに囲まれて、幸せすぎて死んじゃうよ!

「えへ、えへへ」
「あかん、あいちゃん壊れてもうた」

 結局トランプを始めるまで十分くらい皆でじゃれあっていたけど、ずっと上の空だった愛ちゃんが負け続けましたとさ。
 湖月ちゃんと私は苦笑いをしていたんだけど、メグちゃんと花ちゃんはポカンとしたまま愛ちゃんの両頬を突いていました。
 いや、それは流石に気付こうよ愛ちゃん。
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