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海に浮かんでいたものは その2
しおりを挟む森の泉で、拾ったランプを洗うアライぐまおさん。
洗い物は得意です。
ジャブ、ジャブ、ジャブ。
ごし、ごし、ごし。
きゅっ、きゅっ、きゅっ。
一生懸命磨いていると、古びて汚れていたランプは金色の光を放ちキラキラと輝きはじめました。
「これくらいでいいかな」
ぐまおさんは、ランプを泉の中から取り出すと、きれいな布で拭きはじめました。
すると、ランプの口からモクモクと大量の白い煙が出てきて森を煙で覆ってしまい、煙の中から美青年とヤギが現れたのでした。
♪ウ~~~~ッ、ウ~~~~ッ♪
どこからか、サイレンの音が近づいてきます!
「ここか、火元は! 消火するぞ!」
消防車が到着し、防火服を着たビーグル犬のわんわん消防隊員たちが次々と降りてきます。
消防散水用ホースを素早く取り出すと、煙に包まれた森に向かって構えました。
「すみやかに消火するんだ!」
わんわん消防隊長の号令で、
ドドドドドドドドドッ!!
大量の水があたり一面に撒かれます!
大量の白い煙を山火事だと思った、泉の森わんわん消防隊員たちが素早く駆け付け、消火活動を始めてしまったようです!
「「「違うって~~~っ!」」」
動物たちの声も届かず、森も動物たちもずぶ濡れ状態です!
「よしっ! 火事の被害は無いようだな!」
あたりを見回す泉の森わんわん消防隊員たち。
「何ひとつ、燃えていません!」
「俺たちって、なんて優秀なんでしょう!」
「よし、撤退しよう!」
火事を防いだと思い込み自己満足に浸りきった泉の森わんわん消防隊員たちは、ドヤ顔で森を後にしようとしました。
「ちょおっと待ったぁ~!」
そこで、アライぐまおさんが待ったをかけました。
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