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2章 アポカリプスサウンド
49話【examiner/武藤視点】
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この女が答えた職業は、多分、スキルに由来するものだ。
俺の直感はこいつはここで殺しておいた方がいいと言っている。
しかし同時に殺せはしないだろう、とも。
今まで他人と会話をしていて、直感的に「こいつはヤバイから殺したほうがいい」なんて思ったことはない。真瀬の坊主もこの女の異常性を感じ取っているのか、「彼女の質問に嘘は吐かないで」と囁いた声が震えていた。
真瀬の坊主が、他人に怯える。
初手で教訓を与えるためにとはいえ脅しをかけた原国のおっさんににすら、さらっと懐いた真瀬の坊主が、だ。
人を殺した同級生を守るといい、自分が刺されてるってのに他人の怪我を優先する。刺した相手にすら、怯えず怯まなかった。同情すらしていたように見えた坊主が。
この女には怯えているのだ。
女はただ楽しそうに質問をしているだけだ。俺たちを害するかどうかはわからない。
それでも、俺の直感だけでなく、坊主もヤバイと感じ取る、この女は何者だ?
「ふふ、じゃあね、最後の質問。私をどう思っているか、全部教えて」
最悪の質問だ。俺たちはいい印象を、何一つこの女に持っていない。
それを正直に答えるとなると、機嫌を損ねかねない。
が、嘘はリスクが高い。坊主の忠告、俺の直感。
上に7人を置いてきてよかった。うかつなことを言えば、何が起きるかわからない。
スキルによる特殊職は、坊主の共有者を見れば強力無比なことはわかっている。
この女のスキルもまた、特殊かつ職業取得に至るほど使ったということでもあるんだろう。
効果は何だ。スキルと職業の、効果、そして条件あるいはデメリットは。
「僕はあなたが怖いと思いました」
「俺もだな。ヤバイスキル持ってるんだろう、例えば、質問に嘘を吐けばペナルティがつくような。違うか?」
「あはは。いいね。うん、正解だよ。それと、まだいう事があるよね、ムトーくんはさ?」
笑みに細まる目には、深い黒さがある。罠をはる者のような。
「正直アンタをここで殺した方がいいんじゃねえかって直感はある。が、それをする気は今はない。殺せる気もしねえ」
この女の能力がわからない以上、正直に答えるしかない。
「ムトーくんさあ、殺した方がいいってヒドくない?」
言ってコロコロと笑う。見た目はただの女だ。けれど、俺の背筋を冷たい汗が伝う。
「まあいいや。3つの質問はおしまい。正直者の君たちに1ついいこと教えてあげるね」
女が、愛らしく不吉に笑う。
「私に何かスキルを使わなくてよかったね。使ってたら、死んでたよ」
思い浮かんだのは、皆森の反射だった。だが反射はスキル封印が出来たし、スキル封印が反射されても死ぬことはない。
もっと別の、反射より強いスキルか、それとも。
「反射系スキルでもあるのか?」
「違うけど似たようなものかな。私は嘘が嫌いで質問が大好きなんだけどね、嘘つきと私に攻撃する人間は死ねばいいなって思って生きてきたのね」
女は階下で、ポケットから両手を出すと、後ろに組んで、ぐるりと歩き回りながら言う。
最初に与えられるスキルは、その人間の人生の何かを切り取ったような印象がある。
性質、経験、象徴や湾曲的なものも多いだけに、ここまでストレートなものまであるとは思いもしなかった。
「そしたら夢の中でそんなスキルを得たワケ。だから使ったのよね。出会う人、全員に。襲い掛かってきた男にも、人のよさそうなおばさんにも」
女の言葉に、息を呑む。
つまりこの女は
「私とダンジョンで出会って生き残ってる人って君たちだけだよ。オメデトウ。良かったー、嘘をつかない人にやっと出会えたよ」
出会った全員を殺した。
質問をすれば、相手が死ぬ可能性が高いとわかっていて、出会った全員に質問をした。
俺の直感は、何故か、いつも正しい。
この女をこのままで放置すれば、大量の人が死ぬ。すでにこの女はそうして来た。
それに対して罪悪感すらない。
PKを行ったのであれば、蘇生はダンジョン内でも効かない。
こいつを生かしておくことは、あまりに危険すぎる。放置できない。
「相手が死ぬとわかっていて質問をしたの?」
坊主が俺のジャージを掴んだまま言う。その手が震えている。
会話をさせていて、いいものか。身代わりの護符はある。だから一度なら、防げるが。
それより先に、この女を殺すべきかもしれない。
「嘘を吐かなければ死なないよ。君は嘘が好きなの?」
「僕は嘘は苦手だよ。好きでもないけど、本当のことだけじゃ人間ってうまく生きていけないから、優しい嘘だって、あるはずだと思ってる」
俺の作る話だって広義で言えば嘘ってことになる。だがそれで救われたと思う人間はいる。そういう声を貰うこともある。
この女の人生にそういうものは無かったんだろうか。
「君は恵まれた子供だね真瀬くん。とてもとても恵まれている。人に愛されて慈しまれて生きてきたんだね」
女の表情が少しだけ柔らかく温かみを持った。
「私、君のこと気にいっちゃったなぁ……ねえ、一緒にダンジョン廻りをしようよ」
坊主に向かって女が囁く。思わず隠すように前に出る。
こんな危険人物にくれてやれるものは何も無いし、坊主は俺たちの要だ。こんな女にくれてやるわけにはいかない。
時間も無い。いつまでも危険なお喋りを続けるわけにもいかない。
が、この女を足止めすることに時間を使うことは、ダンジョンゲートを潰すより、有意義とも言える。それほどまでに女の危険性は高い。
「そいつはダメだね。俺たちはダンジョン特務捜査員ってやつでね。仕事中なんだわ」
どうするべきか。
「さすが騎士様だね。邪魔をするなら、別のスキルで殺してもいいんだけど、何で死にたい?」
「死にたいわけねーだろ、このバカ女。俺らは仕事と道義でここにいる。お前が敵対行動をとるってなら、ただでやられるわけねえだろうが。お前も俺のスキルを知らないんだからな、俺はアンタみたいに警告なんざしねえぞ」
質問者のスキルについては、わかっていないことだらけだ。この女のスキルやステータスを見たわけではない。
この女がスキルや職業について、嘘を吐いている可能性もある。
この女のいう事が事実であれば、スキルには使用条件があるはずだ。質問スキルにそんなものがないのであれば、万能とも言える。他人に嘘を言わせることは、少し頭を使えばいくらでも出来る。そもそも『嘘』の判定範囲すらわからない。
そして、そうであればある種この状況は、詰んでいるに等しい。
それこそ無敵だ。
だがそこまで万能のスキルがあるか? 真瀬の坊主のガチャにはモンスターを倒して得るコインが必要だ。
初手10連は出来ても、ガチャ以外のスキルもなく、職業も無い状況だった。その状況でソロだとしたら、モンスターを倒してコインを得ても、ガチャの中身がハズレなら詰む。
皆森の反射にはデメリットがある。攻撃だけではなく、反射スキルは回復やバフも弾く。
デメリットもなく、必要条件もない。そんな反則スキルがあるのか?
もし俺が、この能力を『設定』するなら――
「攻撃したら死ぬってのは、3つの質問中の縛りだろ? 今の話、じゃねえな?」
ぴくりと女の目が瞬いた。そして笑う。
「正解。よくわかったね」
「もう1つ。3つの質問をした相手に連続で3つの質問は使えない。そうだろ?」
もし連続使用ができるなら、今使っているはずだ。
わざわざ3つの質問だと宣言したということは、それがスキルの起動条件なのかもしれない。
だがこの女にどれだけ質問を重ね、回答を得ても、それが正しい答えとは限らない。
嘘をついてはならないという縛りが、質問者にあるとは限らない。
「へえ、スキル看破するスキルでもあるの? 凄いね。正解。クールタイムがあるよ」
「んなスキルは持ってねえよ。俺がもし、ゲームを作る側で、お前のスキルを設定するならどうするか、考えただけだ」
このダンジョン化が始まって、出会う人間全ての、このダンジョン化の印象は「まるでゲームのよう」だ。
この世界の変質。ゲームがモチーフとして存在しうる世界の構築であるなら、ゲームにならない能力をプレイヤーに与えはしない。
有利になることはあって、チート級であったとしても、制限や条件がなければゲームのプレイヤーとしては成立しないからだ。
天の声は俺たちをプレイヤーと呼んだ。
ならば有利不利はあっても、いつでも絶対無敵なんてことはないだろう。
結果的にワンサイドゲームに見えることはあっても、最初から結末が決まりきった勝負はゲームとは言えない。
「それと、もう1つ。俺ならこの条件をつける。お前もまた、嘘を吐けない、ってな」
俺の直感はこいつはここで殺しておいた方がいいと言っている。
しかし同時に殺せはしないだろう、とも。
今まで他人と会話をしていて、直感的に「こいつはヤバイから殺したほうがいい」なんて思ったことはない。真瀬の坊主もこの女の異常性を感じ取っているのか、「彼女の質問に嘘は吐かないで」と囁いた声が震えていた。
真瀬の坊主が、他人に怯える。
初手で教訓を与えるためにとはいえ脅しをかけた原国のおっさんににすら、さらっと懐いた真瀬の坊主が、だ。
人を殺した同級生を守るといい、自分が刺されてるってのに他人の怪我を優先する。刺した相手にすら、怯えず怯まなかった。同情すらしていたように見えた坊主が。
この女には怯えているのだ。
女はただ楽しそうに質問をしているだけだ。俺たちを害するかどうかはわからない。
それでも、俺の直感だけでなく、坊主もヤバイと感じ取る、この女は何者だ?
「ふふ、じゃあね、最後の質問。私をどう思っているか、全部教えて」
最悪の質問だ。俺たちはいい印象を、何一つこの女に持っていない。
それを正直に答えるとなると、機嫌を損ねかねない。
が、嘘はリスクが高い。坊主の忠告、俺の直感。
上に7人を置いてきてよかった。うかつなことを言えば、何が起きるかわからない。
スキルによる特殊職は、坊主の共有者を見れば強力無比なことはわかっている。
この女のスキルもまた、特殊かつ職業取得に至るほど使ったということでもあるんだろう。
効果は何だ。スキルと職業の、効果、そして条件あるいはデメリットは。
「僕はあなたが怖いと思いました」
「俺もだな。ヤバイスキル持ってるんだろう、例えば、質問に嘘を吐けばペナルティがつくような。違うか?」
「あはは。いいね。うん、正解だよ。それと、まだいう事があるよね、ムトーくんはさ?」
笑みに細まる目には、深い黒さがある。罠をはる者のような。
「正直アンタをここで殺した方がいいんじゃねえかって直感はある。が、それをする気は今はない。殺せる気もしねえ」
この女の能力がわからない以上、正直に答えるしかない。
「ムトーくんさあ、殺した方がいいってヒドくない?」
言ってコロコロと笑う。見た目はただの女だ。けれど、俺の背筋を冷たい汗が伝う。
「まあいいや。3つの質問はおしまい。正直者の君たちに1ついいこと教えてあげるね」
女が、愛らしく不吉に笑う。
「私に何かスキルを使わなくてよかったね。使ってたら、死んでたよ」
思い浮かんだのは、皆森の反射だった。だが反射はスキル封印が出来たし、スキル封印が反射されても死ぬことはない。
もっと別の、反射より強いスキルか、それとも。
「反射系スキルでもあるのか?」
「違うけど似たようなものかな。私は嘘が嫌いで質問が大好きなんだけどね、嘘つきと私に攻撃する人間は死ねばいいなって思って生きてきたのね」
女は階下で、ポケットから両手を出すと、後ろに組んで、ぐるりと歩き回りながら言う。
最初に与えられるスキルは、その人間の人生の何かを切り取ったような印象がある。
性質、経験、象徴や湾曲的なものも多いだけに、ここまでストレートなものまであるとは思いもしなかった。
「そしたら夢の中でそんなスキルを得たワケ。だから使ったのよね。出会う人、全員に。襲い掛かってきた男にも、人のよさそうなおばさんにも」
女の言葉に、息を呑む。
つまりこの女は
「私とダンジョンで出会って生き残ってる人って君たちだけだよ。オメデトウ。良かったー、嘘をつかない人にやっと出会えたよ」
出会った全員を殺した。
質問をすれば、相手が死ぬ可能性が高いとわかっていて、出会った全員に質問をした。
俺の直感は、何故か、いつも正しい。
この女をこのままで放置すれば、大量の人が死ぬ。すでにこの女はそうして来た。
それに対して罪悪感すらない。
PKを行ったのであれば、蘇生はダンジョン内でも効かない。
こいつを生かしておくことは、あまりに危険すぎる。放置できない。
「相手が死ぬとわかっていて質問をしたの?」
坊主が俺のジャージを掴んだまま言う。その手が震えている。
会話をさせていて、いいものか。身代わりの護符はある。だから一度なら、防げるが。
それより先に、この女を殺すべきかもしれない。
「嘘を吐かなければ死なないよ。君は嘘が好きなの?」
「僕は嘘は苦手だよ。好きでもないけど、本当のことだけじゃ人間ってうまく生きていけないから、優しい嘘だって、あるはずだと思ってる」
俺の作る話だって広義で言えば嘘ってことになる。だがそれで救われたと思う人間はいる。そういう声を貰うこともある。
この女の人生にそういうものは無かったんだろうか。
「君は恵まれた子供だね真瀬くん。とてもとても恵まれている。人に愛されて慈しまれて生きてきたんだね」
女の表情が少しだけ柔らかく温かみを持った。
「私、君のこと気にいっちゃったなぁ……ねえ、一緒にダンジョン廻りをしようよ」
坊主に向かって女が囁く。思わず隠すように前に出る。
こんな危険人物にくれてやれるものは何も無いし、坊主は俺たちの要だ。こんな女にくれてやるわけにはいかない。
時間も無い。いつまでも危険なお喋りを続けるわけにもいかない。
が、この女を足止めすることに時間を使うことは、ダンジョンゲートを潰すより、有意義とも言える。それほどまでに女の危険性は高い。
「そいつはダメだね。俺たちはダンジョン特務捜査員ってやつでね。仕事中なんだわ」
どうするべきか。
「さすが騎士様だね。邪魔をするなら、別のスキルで殺してもいいんだけど、何で死にたい?」
「死にたいわけねーだろ、このバカ女。俺らは仕事と道義でここにいる。お前が敵対行動をとるってなら、ただでやられるわけねえだろうが。お前も俺のスキルを知らないんだからな、俺はアンタみたいに警告なんざしねえぞ」
質問者のスキルについては、わかっていないことだらけだ。この女のスキルやステータスを見たわけではない。
この女がスキルや職業について、嘘を吐いている可能性もある。
この女のいう事が事実であれば、スキルには使用条件があるはずだ。質問スキルにそんなものがないのであれば、万能とも言える。他人に嘘を言わせることは、少し頭を使えばいくらでも出来る。そもそも『嘘』の判定範囲すらわからない。
そして、そうであればある種この状況は、詰んでいるに等しい。
それこそ無敵だ。
だがそこまで万能のスキルがあるか? 真瀬の坊主のガチャにはモンスターを倒して得るコインが必要だ。
初手10連は出来ても、ガチャ以外のスキルもなく、職業も無い状況だった。その状況でソロだとしたら、モンスターを倒してコインを得ても、ガチャの中身がハズレなら詰む。
皆森の反射にはデメリットがある。攻撃だけではなく、反射スキルは回復やバフも弾く。
デメリットもなく、必要条件もない。そんな反則スキルがあるのか?
もし俺が、この能力を『設定』するなら――
「攻撃したら死ぬってのは、3つの質問中の縛りだろ? 今の話、じゃねえな?」
ぴくりと女の目が瞬いた。そして笑う。
「正解。よくわかったね」
「もう1つ。3つの質問をした相手に連続で3つの質問は使えない。そうだろ?」
もし連続使用ができるなら、今使っているはずだ。
わざわざ3つの質問だと宣言したということは、それがスキルの起動条件なのかもしれない。
だがこの女にどれだけ質問を重ね、回答を得ても、それが正しい答えとは限らない。
嘘をついてはならないという縛りが、質問者にあるとは限らない。
「へえ、スキル看破するスキルでもあるの? 凄いね。正解。クールタイムがあるよ」
「んなスキルは持ってねえよ。俺がもし、ゲームを作る側で、お前のスキルを設定するならどうするか、考えただけだ」
このダンジョン化が始まって、出会う人間全ての、このダンジョン化の印象は「まるでゲームのよう」だ。
この世界の変質。ゲームがモチーフとして存在しうる世界の構築であるなら、ゲームにならない能力をプレイヤーに与えはしない。
有利になることはあって、チート級であったとしても、制限や条件がなければゲームのプレイヤーとしては成立しないからだ。
天の声は俺たちをプレイヤーと呼んだ。
ならば有利不利はあっても、いつでも絶対無敵なんてことはないだろう。
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