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新たなる出会い
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「もう完全に主婦だね」
「やだ、雪翔君たら……」
「ねえ、新しい人の入居ってどうなってるの?」
「まだ募集掛けたばかりだから、家賃とか条件見て移ってくる学生もいるだろうって不動産屋さんが言ってたって聞いたけど」
「食事込みだったら安いよね?」
「お家賃のことは私はよくわからないけど、みんながそう言うんだからそうなんでしょうね。ほら、もう薬飲まなくちゃ。湿布は?張り替える?」
「自分で出来るから大丈夫。紙袋置いておいていい?」
「いいわよ。翡翠ちゃんもぐっすり寝ちゃったわね」
「動かすの可愛そうなんだけど……」
「金ちゃんと銀ちゃん、影に戻してあげてくれる?紫狐ちゃんはどうする?」
「見張ってないとゆっきーはすぐにお勉強するので、寝るまで見張ってますー」
「見張るって……ちゃんと寝るよ?」
「本読みだしたら寝ないの紫狐は知ってますよ!」
「少しだけなのに……」
「仲いいわね。冬弥様ももう帰ってくると思うし、眠くなるまでよ?本を読むのは」
「わかった。金、翡翠起こさないでよ?」
「分かってる。銀戻るよ!」
スゥっと影に消えて紫狐と部屋に行くと、最近お気に入りのパジャマに着替えている。
「なんでしーちゃんバジャマなの?」
「みんなの真似です。オネダリして冬弥様に買ってもらいました!」
可愛いぶどう柄のパジャマは可愛いが、みんな着替えてないのにだんだん人間のようになっていく紫狐は大丈夫なのか?とつい思ってしまう。
長く一緒にいるからだが、楽しそうにしているのでいいかと思い、布団の枕を背に当てて本を読む。
コンコン
「雪翔、起きてます?」
「うん、おかえりなさい」
「ただいま。湿布変えました?」
「変えたよ?なんで?」
「変えてたならいいんです。まだ熱を持ってる感じですか?」
「動かさないと痛みはないから、トイレの時くらいかな?でも大分と痛みはなくなってきたから、一時的なものなのかも。先生も、少しは動かさないと固まっちゃうって言ってたし」
「そうですねぇ。やはり、私の力で治しませんか?」
「これは、僕が自分で治したいんだ……迷惑かけちゃうけど……」
「分かりました。それで、これなんですけどねぇ……」
「何これ……子供服?」
「紫狐にパジャマを買ったらみんなが欲しがりまして、琥珀と漆はいらないそうです。他の狐みんな会ってるでしょう?選んでくれません?」
「僕が?」
「ええ。インターネットで買えるそうなので。私は使い方がまだわからないので注文しておいてほしいんですよ」
「わかった。勝手に選んでみんないいのかな?」
「いいと言ってます。あ、今からはダメですよ?ちゃんと寝てください」
「はーい」
カタログをパラパラとめくり、紫狐にみんなの大きさって同じ?と聞く。
「ほとんど変わりませんよ?漆さんたちは大きいですけど」
「そんなに沢山色がないんだよなぁ。明日サイト見てみようかな?しーちゃんも選んでね?」
「はい!じゃあ、電気消しますよー」
最近は寒いからか、影に戻らずに布団に潜り込んでくる。
暖かいのでいいが、狐様ってこんな事するのかな?とつい思ってしまい冬弥に聞くと、漆たちと他の狐の中で歳も中間であり、一番の寂しがり屋だから、甘えているのだろうと言われ、暫くは好きなようにさせてやってほしいと言われた。
すやすやと寝ているぶどう柄の寝間着を着た狐……見ているだけで笑えるのだが、寒いからと同じ柄の帽子までかぶって寝ている姿は可愛い。
明日は翡翠にもなにか服を買ってあげようと思い、目を瞑る。
「キュー。キキューッ」
寝ようと思っていたのに翡翠が影から出てきて、金と銀が戻そうとしていたので良いよと言って、横に寝かせるとまたすやすやと眠ってしまったので、挟まれた形で身動きが取れずに寝ることになってしまった……
「やだ、雪翔君たら……」
「ねえ、新しい人の入居ってどうなってるの?」
「まだ募集掛けたばかりだから、家賃とか条件見て移ってくる学生もいるだろうって不動産屋さんが言ってたって聞いたけど」
「食事込みだったら安いよね?」
「お家賃のことは私はよくわからないけど、みんながそう言うんだからそうなんでしょうね。ほら、もう薬飲まなくちゃ。湿布は?張り替える?」
「自分で出来るから大丈夫。紙袋置いておいていい?」
「いいわよ。翡翠ちゃんもぐっすり寝ちゃったわね」
「動かすの可愛そうなんだけど……」
「金ちゃんと銀ちゃん、影に戻してあげてくれる?紫狐ちゃんはどうする?」
「見張ってないとゆっきーはすぐにお勉強するので、寝るまで見張ってますー」
「見張るって……ちゃんと寝るよ?」
「本読みだしたら寝ないの紫狐は知ってますよ!」
「少しだけなのに……」
「仲いいわね。冬弥様ももう帰ってくると思うし、眠くなるまでよ?本を読むのは」
「わかった。金、翡翠起こさないでよ?」
「分かってる。銀戻るよ!」
スゥっと影に消えて紫狐と部屋に行くと、最近お気に入りのパジャマに着替えている。
「なんでしーちゃんバジャマなの?」
「みんなの真似です。オネダリして冬弥様に買ってもらいました!」
可愛いぶどう柄のパジャマは可愛いが、みんな着替えてないのにだんだん人間のようになっていく紫狐は大丈夫なのか?とつい思ってしまう。
長く一緒にいるからだが、楽しそうにしているのでいいかと思い、布団の枕を背に当てて本を読む。
コンコン
「雪翔、起きてます?」
「うん、おかえりなさい」
「ただいま。湿布変えました?」
「変えたよ?なんで?」
「変えてたならいいんです。まだ熱を持ってる感じですか?」
「動かさないと痛みはないから、トイレの時くらいかな?でも大分と痛みはなくなってきたから、一時的なものなのかも。先生も、少しは動かさないと固まっちゃうって言ってたし」
「そうですねぇ。やはり、私の力で治しませんか?」
「これは、僕が自分で治したいんだ……迷惑かけちゃうけど……」
「分かりました。それで、これなんですけどねぇ……」
「何これ……子供服?」
「紫狐にパジャマを買ったらみんなが欲しがりまして、琥珀と漆はいらないそうです。他の狐みんな会ってるでしょう?選んでくれません?」
「僕が?」
「ええ。インターネットで買えるそうなので。私は使い方がまだわからないので注文しておいてほしいんですよ」
「わかった。勝手に選んでみんないいのかな?」
「いいと言ってます。あ、今からはダメですよ?ちゃんと寝てください」
「はーい」
カタログをパラパラとめくり、紫狐にみんなの大きさって同じ?と聞く。
「ほとんど変わりませんよ?漆さんたちは大きいですけど」
「そんなに沢山色がないんだよなぁ。明日サイト見てみようかな?しーちゃんも選んでね?」
「はい!じゃあ、電気消しますよー」
最近は寒いからか、影に戻らずに布団に潜り込んでくる。
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すやすやと寝ているぶどう柄の寝間着を着た狐……見ているだけで笑えるのだが、寒いからと同じ柄の帽子までかぶって寝ている姿は可愛い。
明日は翡翠にもなにか服を買ってあげようと思い、目を瞑る。
「キュー。キキューッ」
寝ようと思っていたのに翡翠が影から出てきて、金と銀が戻そうとしていたので良いよと言って、横に寝かせるとまたすやすやと眠ってしまったので、挟まれた形で身動きが取れずに寝ることになってしまった……
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