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調べ物とペンダント
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公園のベンチに腰を下ろした祖父が、何とかならんものかと考えてくれているが、また変な男の人が来たらと考えると、我儘を言ってはいけないんだと思い、「もういいよ?」と祖父の顔をのぞき込む。
「雪翔が行きたいところは行かせてやりたいんじゃよ?ただ、儂が良いと言うても婆さんや栞さんは反対するじゃろうし、那智も航平を子に持ってからさらに口うるさくなったしのぅ」
「あの、前まで那智さんて今と違ったんですか?」
「ん?そんな事は無い。雪翔にベッタリじゃったし、親ばかみたいじゃったがの?あれは元々感情を表すのが苦手での。兄は見たじゃろ?兄の夏樹の方が感情が豊かな分小さな頃、よく比べられておったから、それも原因の一つかもしれんが、あの旅行辺りからよく表情も変わるようになって、笑うようにもなった。航平のお陰じゃ」
「俺は何も……引き取ってもらって、良くしてもらってるのはわかるのに、つい売り言葉に買い言葉で喧嘩しちゃうし」
「それでも、航平がおらなんだら、愛情表現は雪翔に構うことくらいじゃったろう」
「僕……いつも頭に手を置かれてて、いつか禿げるって心配してたんだよ?航平ちゃんも昔と変わらなくって僕安心もしたけど心配もしたんだからね?」
「そう言えば、よく撫でられてたかも。俺はそんなにかわってない気がするけど……でも喋るようになったかな?」
「うん、昔は二人で黙って座ってたもんね」
「子供らしくないのぅ。そう言えば、見つけた巻物が一巻と三巻じゃろ?残り二つの検討はついておるのか?」
「一つは何となくだけど……外はあの変な人が聞いてるかもしれないから」
「なぁ、雪翔。俺達には見えなかったその本の内容って読めるの?」
「頭に流れ込んでくる感じ。今流れ込んでほしいのはテストの内容だよ」
日向ぼっこしていても風がやはり冷たいのでと家に向かいながら、途中コンビニに寄って肉まんを買い、祖父と周太郎にも渡す。
「饅頭か?」
「そんな感じかな。温まるよ?中にお肉入ってるの。熱いから気をつけてね」
みんなで肉まんを食べながら家に帰ると、珍しく侑弥が泣いていたのでなにかあったのかと側に行くと、単に機嫌が悪いだけで、那智相手にじたばたと泣きながら愚図っていて、困った様に抱っこして歩き回る那智を暫く見ていたら、「雪翔なんとかしろ」と侑弥を渡される。
「侑弥ー、なんで泣いてるの?兄ちゃんだよ?」
しばらくまだ泣いていたが、翡翠や金と銀に檪に紫狐を見ると泣きやみ、手をのばしておろせと言わんばかりに動く。
「周太郎さん、ちょっと下ろして」
周太郎に下ろしてもらってから、車椅子を降りて畳に座り、寝ころんでいる侑弥にいくつか玩具を手に持たせると、何故かおしゃぶりを指に引っ掛けて振りまわして喜んでいる。
「それ使い方違うから……」
その横では「あ!絵本が増えてる。僕達が読んであげるよ」と銀もお兄ちゃんぶって、絵本を選んで侑弥の横にゴロンと寝そべり、本を読み出す。
「むかしむかし、おじいさんの住む家の裏山に狸が住んでいました。狸はとても意地悪で、おじいさんの畑を荒らしたりしていました。ある日、おじいさんが畑で働いていると、たぬきが悪口を言いに来ました」
「うわー、狸ってサイテーなやつだな」
「このような本を聞かせても良いのか?」
「平気だよ。絵本だもん。銀、続き読んでよ」
「雪翔が行きたいところは行かせてやりたいんじゃよ?ただ、儂が良いと言うても婆さんや栞さんは反対するじゃろうし、那智も航平を子に持ってからさらに口うるさくなったしのぅ」
「あの、前まで那智さんて今と違ったんですか?」
「ん?そんな事は無い。雪翔にベッタリじゃったし、親ばかみたいじゃったがの?あれは元々感情を表すのが苦手での。兄は見たじゃろ?兄の夏樹の方が感情が豊かな分小さな頃、よく比べられておったから、それも原因の一つかもしれんが、あの旅行辺りからよく表情も変わるようになって、笑うようにもなった。航平のお陰じゃ」
「俺は何も……引き取ってもらって、良くしてもらってるのはわかるのに、つい売り言葉に買い言葉で喧嘩しちゃうし」
「それでも、航平がおらなんだら、愛情表現は雪翔に構うことくらいじゃったろう」
「僕……いつも頭に手を置かれてて、いつか禿げるって心配してたんだよ?航平ちゃんも昔と変わらなくって僕安心もしたけど心配もしたんだからね?」
「そう言えば、よく撫でられてたかも。俺はそんなにかわってない気がするけど……でも喋るようになったかな?」
「うん、昔は二人で黙って座ってたもんね」
「子供らしくないのぅ。そう言えば、見つけた巻物が一巻と三巻じゃろ?残り二つの検討はついておるのか?」
「一つは何となくだけど……外はあの変な人が聞いてるかもしれないから」
「なぁ、雪翔。俺達には見えなかったその本の内容って読めるの?」
「頭に流れ込んでくる感じ。今流れ込んでほしいのはテストの内容だよ」
日向ぼっこしていても風がやはり冷たいのでと家に向かいながら、途中コンビニに寄って肉まんを買い、祖父と周太郎にも渡す。
「饅頭か?」
「そんな感じかな。温まるよ?中にお肉入ってるの。熱いから気をつけてね」
みんなで肉まんを食べながら家に帰ると、珍しく侑弥が泣いていたのでなにかあったのかと側に行くと、単に機嫌が悪いだけで、那智相手にじたばたと泣きながら愚図っていて、困った様に抱っこして歩き回る那智を暫く見ていたら、「雪翔なんとかしろ」と侑弥を渡される。
「侑弥ー、なんで泣いてるの?兄ちゃんだよ?」
しばらくまだ泣いていたが、翡翠や金と銀に檪に紫狐を見ると泣きやみ、手をのばしておろせと言わんばかりに動く。
「周太郎さん、ちょっと下ろして」
周太郎に下ろしてもらってから、車椅子を降りて畳に座り、寝ころんでいる侑弥にいくつか玩具を手に持たせると、何故かおしゃぶりを指に引っ掛けて振りまわして喜んでいる。
「それ使い方違うから……」
その横では「あ!絵本が増えてる。僕達が読んであげるよ」と銀もお兄ちゃんぶって、絵本を選んで侑弥の横にゴロンと寝そべり、本を読み出す。
「むかしむかし、おじいさんの住む家の裏山に狸が住んでいました。狸はとても意地悪で、おじいさんの畑を荒らしたりしていました。ある日、おじいさんが畑で働いていると、たぬきが悪口を言いに来ました」
「うわー、狸ってサイテーなやつだな」
「このような本を聞かせても良いのか?」
「平気だよ。絵本だもん。銀、続き読んでよ」
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