妖古書堂のグルメな店主

浅井 ことは

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#10 死神界と人間界と天の世界

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「このクラスは動きがいいですね。三住さん、この戦闘訓練の意味わかります?」

「真ん中だけが攻撃OKで外に出る……?」

「確かにそうです。そうですねぇ……このクラスでは三住さんには見にくかったかもしれません。三年生の方を見に行きましょう」

車椅子を押して言われた場所に行くまでに、先ほどの生徒は全員一年生で四月から先ほどの訓練を繰り返し体に叩きこんでいると教えられた。

「あ、ちょうど先ほどの色分けと同じことをやっていますね。三年生になれば軽い準備運動のようなものですからすぐに終わりますが、一人一人の動きをよく観察してみてください」

 言われるまま、真ん中の赤がどのように攻撃するのかじっくりと見ようとベンチに腰を下ろした瞬間笛が鳴り終了。

「え?」

「次は緑が真ん中です。次は青。これを三回繰り返します」

 一度目は何が起こったのか全く分からず、二度目は外側の方を見てみるもののまたすぐに終わってしまい、三度目。

「あ! 分かったかも」

 ニヤリと笑うリヒトに、「攻撃側は一人で戦っていない。二人一組なんだ。防御側の方もそうでやはり二人一組。午前の授業で聞いたチームの話と連携の話の事かな?」

「当たりです。三住さんはアギルやテオさんを見ているので、一年生の鈍い動きでは分からないかもと思って三年生の方を見せましたが、やはり目が良いようですね」

「でも、さっきのを見ているとテオの方が動きが早いように感じるんだけど」

「それはそうです。彼は一年生の内に飛び級しましたから、この学校には一年しかいませんでした。卒業したのは十四歳。その後は人で言うところの専門学校でしたっけ? そこで二年訓練していました」

「ここの学生の年齢って……」

「入学は十二歳から三年間です。十六になるまでに卒業出来なかった者は、適性がないとして就職活動に入ります。勿論、一般教養も教えていますので、テオさんはかなり努力したと思いますよ? 特に語学の方は」

「ちょっと待って。十二歳からってことは中学生じゃない? 高校とかは?」

「ここは死神の学校です。普通の死神家庭の子で死神にならない子は人と同じで小中高と別に学校がありますよ」
 へぇーと言いたいところだが、テオ凄すぎる!
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