妖古書堂のグルメな店主

浅井 ことは

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#12 新たな訓練

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 翌朝、言われた時間に死神界へ行くと、校舎の端に出る。

 前に見たよりも少し小さめの運動場があり、少し草が生えているので殆ど使われていない場所なのだろう。

「おはよう」

 重そうな丸太を両腕に抱えながら来たマルコに挨拶され、前と少し違うな? と思っていたら、「もう私達は同じ隊だ。よろしく頼む」

「よろしくお願いします」と挨拶してから丸太をどうするのかと聞くと、ドスッドスッと豪快に刺していく。

「昨日の夜に、ホルンから基礎体力などの話を聞いたので、今日はこの丸太を素手で真っ二つに——」

「はぁぁぁぁ? 無理に決まってるじゃないですかっ! 俺、人間ですよ? に・ん・げ・ん!」

「それは分かっているが、ホルンの話だと体幹もいい様だし良い気も練れそうだと言っていたから……。もしかして、気を練ることはしてない?」

「してないです。そもそも、気を練るって何ですか?」

 そう聞くと、ホルンから聞いてない事があったのか、少し顎に手を当てて考えながら、「そうだな……簡単に言うと、三住君の……」と話し始めるので「悠一でいいです」と話を止める。

「じゃぁ、悠一君の……」

悠一﹅﹅。王族の人たちってみんな敬語だから疲れるんですよ。俺も使い慣れてないし」
「わかった。それなら私の事もマルコと……」
「呼べませんから! その代わり普通に話していいですか?」
 それでいいと言われた後に、三日間してきたことを簡潔に話す。
「武器として剣を持っているだろう? それは細く長いものと聞いていたが、昨日聞いた話では、川を渡るときに太さを変えたとか。変える時に使うのが自分の『気』だ」
「でも俺、イメージしただけで、剣はほとんど見てないんだけど」
「そうだなぁ……私のこの武器。これをどう見る?」
「トゲトゲの付いたひも付きボール」
「だよなぁ……。品祖に見えるだろう? テオ君の武器のリングの方がカッコいいが、まぁ、あんな感じかな? 普段は上着のポケットに入れているんだが、これをあの丸太に投げてみよう」
 野球の様に普通に振りかぶって投げただけなのに、丸太に傷がついているにも拘らず、トゲボールは無事。しかも跳ね返ってマルコの手の中に戻っている。
 二回目は少し気を入れて投げると言われ、手に載せたボールを見ると少しチェーンが出ている。
「このサイズは難しいな」
 そう言いながらチェーン部分を持ちぶんぶん回して投げると——
 ベキッと音を立てて丸太が半分に折れる。
 丸太の太さは一メートル程。それをちょっと投げただけで半分にするなんてどれだけ固いんだと触らせてもらうと、鉄のように黒光りしていて硬い。
「俺の拳はこんなに硬くならないぞ!」
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