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即位
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「誰の部屋だろう?」
「女王の部屋かと……ですがここももう崩れそうで危ないです」
「ちょっとだけ……」
松明の明かりを頼りに中へと入る。
白で統一された家具の上に、たくさんの写真があるが、どれも写真立てが割れて中も燃えた後だった。
チェストの裏側に小さなひび割れを見つけ、ノアとそこを崩して中を見る。
「これって……」
「隠し金庫のようなものですが、壊れてますね」
中を開けると、一枚の手紙と沢山の宝石。
そして、楽しそうに笑う結月と幻王の写真が入っていた。
「この写真だけ無事だったんだ……」
「手紙と一緒に姫様に届けましょう」
「うん、他は……燃えてるしダメかな?」
「そうですね。ここだけよく無事だったと思います」
部屋の外に出ようとベッドがあったであろう残骸の下に光るものを見つけた。
「ノア、あそこ!なにか光ってる」
「何処ですか?」
指をさすがノアには見えていないらしく、焦げた木の板を取り除くと、ガラスのケースに入った王冠と、二冊の本が出てきた。
「王冠と本?」
「王のみが継承するものの本だと。王冠も無傷で……王はこれを守ったのでしょうか?」
「そんな感じがする。持ってるととっても暖かいんだ」
早く届けてあげようと急いで外に出て結月を探す。
みんな休んでおり、兵たちが食事をしているところだった。
「ルーカスさん、結月さんは?」
「まだ怪我人を治してる。薬くらい任せたらいいのに……」
走って結月さんのところへ行くのを後ろからルーカスが呼び止めるが早く渡したくて急ぐ。
「結月さん!」
「なんだ?」
「これ……中で見つけたんだ」
持ってきたものを渡し、薬を配るのを変わる。
手紙を読んだのだろう。何が書かれていたのかはわからないが、結月がその場でまた泣き崩れてしまったので、ルーカスとニコルに任せ、ユーリとノアと薬を配り続ける。
やっと終わった時には日が昇り始めていたので、日中は日差しのことも考え天幕をいくつか張る。
「奏太様、いい加減に休んで頂かないと……」
「うん、もうちょっとだけ……」
黒い甲冑を身に付けた兵がやってきて、変わりますと変わってくれた。
「さ、こちらへ」
連れていかれたのは一つの大きな天幕。
中にはみんな揃っており、ムーとブランも無事で横になっている。
「奏太さん、ノアも。食事をとってください……」とユーリにスープとパンを渡され、食欲はなかったが無理矢理喉に流し込む。
その後は強制的に寝かされ、起きた時にはもうお昼はとうに過ぎていた。
「奏太くん!」
「ブラン?」
「みんな外に行ったから、僕が留守番なの」
「そっか。ちゃんと食べたか?」
「食べたけど、結月さんが食べないから……ムーくんも元気無くて」
頭を撫で、大丈夫と言って外に出る。
改めて見ても悲惨な光景に変わりはなく、動けるものが荷台を引き怪我人を運んでいた。
「女王の部屋かと……ですがここももう崩れそうで危ないです」
「ちょっとだけ……」
松明の明かりを頼りに中へと入る。
白で統一された家具の上に、たくさんの写真があるが、どれも写真立てが割れて中も燃えた後だった。
チェストの裏側に小さなひび割れを見つけ、ノアとそこを崩して中を見る。
「これって……」
「隠し金庫のようなものですが、壊れてますね」
中を開けると、一枚の手紙と沢山の宝石。
そして、楽しそうに笑う結月と幻王の写真が入っていた。
「この写真だけ無事だったんだ……」
「手紙と一緒に姫様に届けましょう」
「うん、他は……燃えてるしダメかな?」
「そうですね。ここだけよく無事だったと思います」
部屋の外に出ようとベッドがあったであろう残骸の下に光るものを見つけた。
「ノア、あそこ!なにか光ってる」
「何処ですか?」
指をさすがノアには見えていないらしく、焦げた木の板を取り除くと、ガラスのケースに入った王冠と、二冊の本が出てきた。
「王冠と本?」
「王のみが継承するものの本だと。王冠も無傷で……王はこれを守ったのでしょうか?」
「そんな感じがする。持ってるととっても暖かいんだ」
早く届けてあげようと急いで外に出て結月を探す。
みんな休んでおり、兵たちが食事をしているところだった。
「ルーカスさん、結月さんは?」
「まだ怪我人を治してる。薬くらい任せたらいいのに……」
走って結月さんのところへ行くのを後ろからルーカスが呼び止めるが早く渡したくて急ぐ。
「結月さん!」
「なんだ?」
「これ……中で見つけたんだ」
持ってきたものを渡し、薬を配るのを変わる。
手紙を読んだのだろう。何が書かれていたのかはわからないが、結月がその場でまた泣き崩れてしまったので、ルーカスとニコルに任せ、ユーリとノアと薬を配り続ける。
やっと終わった時には日が昇り始めていたので、日中は日差しのことも考え天幕をいくつか張る。
「奏太様、いい加減に休んで頂かないと……」
「うん、もうちょっとだけ……」
黒い甲冑を身に付けた兵がやってきて、変わりますと変わってくれた。
「さ、こちらへ」
連れていかれたのは一つの大きな天幕。
中にはみんな揃っており、ムーとブランも無事で横になっている。
「奏太さん、ノアも。食事をとってください……」とユーリにスープとパンを渡され、食欲はなかったが無理矢理喉に流し込む。
その後は強制的に寝かされ、起きた時にはもうお昼はとうに過ぎていた。
「奏太くん!」
「ブラン?」
「みんな外に行ったから、僕が留守番なの」
「そっか。ちゃんと食べたか?」
「食べたけど、結月さんが食べないから……ムーくんも元気無くて」
頭を撫で、大丈夫と言って外に出る。
改めて見ても悲惨な光景に変わりはなく、動けるものが荷台を引き怪我人を運んでいた。
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