23 / 127
決断
.
しおりを挟む
良いけど……と、持ってきてくれた本の目次を見る。
「ノアができる治癒魔法って何かある?」
「私ですか?それが全然ダメでして。止血くらいです。この本に書いてあることは、兄が出来るので、もしかしたら読んだのかも知れませんね」
「ユーリさんも天王も凄いよね。結月さんも何でもできるし」
「それは違いますよ?姫様はまず、料理とお裁縫ができませんから」
「だから嫁に行けないとか?」
「それは無いと思いますが、多分ここにある禁書の魔法はほぼ使えると思っていいかと。姫様も治癒魔法が使えますし 」
「前に、その人にあった魔法とか変化とか聞いたけど、ユーリさんて植物なの?」
「兄から聞いたのですが、治癒や防御を得意としているからか、まず身を守る茨の弦が体に巻き付くそうです。ただの弦や棘ではなく、硬質化していると聞きました。攻撃は主に補助魔法での中遠距離だそうです」
「俺もそうなるのかな?ノアは接近と剣だよね?」
「魔法攻撃は火ですね。ですが、目眩しとカウンター的にできるくらいで剣が主流になるので。多分ニコルさんもよく似た感じだと思いますよ」
「でもさ、お付きは守るんでしょ?防御は?」
「もちろん出来ますが、奏太様の盾とはまた違い、ほぼバリアみたいなものです」
「色々とあるんだ……」
とにかく読んで知識だけでもまず頭に入れたいと、二人で黙々と読み、お腹がすいた頃がお昼くらいだろうと一度部屋をでて食堂へ行くと、エマが来ていた。
「エマ!」
「王子。お怪我は?」
「無い。でも、ニコルさんが……」
「ふふっ、今見てきました。まだ寝てるけど、顔色もいいし心配してないの。するだけ赤ちゃんにも心配させちゃうし」
「でも俺……」
ほっぺたを、ムニッと捕まれ、「笑っててください」と言われる。
「姫様が、ニコルも赤ちゃんも大丈夫って言ってくれたし、無理しなければ動いても平気って言われたから、外には出ないけどノアさんとユーリさんのお母様とお姉様のお手伝いをすることにしたの」
「無理……しないでね?」
「はい。食事すぐ持ってきますね」
のんびりと歩いて奥へと行き、途中ノアのお姉さんと話している。
「ノア、あの本なんだけど読んだ方がいいのってあれだけかな?」
「表紙だけみるとそうですが、まだ上の階にもありましたから」
「そーうーたー!」
と結月が突然やってきたので、ビクッとなってしまう。まだ居たエマに私にも食事をと頼んで前の席に座られる。
「お前はブランか!本は読んだのか?」
「意味がわからないところはノアに教えて貰って読んだけど。結月さんが説明してくれたら早いのに」
「それはお前達のためにならんだろう?自分で答えを見つけろ」
「それなんだけど、攻撃の本あってさ、実際にやってみないとって話になったんだけど」
「内容は頭に入れたのか?」
「うん」
「昼の後で、少し付き合ってやる。ノアも剣は常備してるな?」
「はい」
「なら、早く食べて済まそう。攻撃と防御は体で覚えるしかない。が、また旅に出すわけにもいかん……治癒の方はなにか分かったか?」
「ノアができる治癒魔法って何かある?」
「私ですか?それが全然ダメでして。止血くらいです。この本に書いてあることは、兄が出来るので、もしかしたら読んだのかも知れませんね」
「ユーリさんも天王も凄いよね。結月さんも何でもできるし」
「それは違いますよ?姫様はまず、料理とお裁縫ができませんから」
「だから嫁に行けないとか?」
「それは無いと思いますが、多分ここにある禁書の魔法はほぼ使えると思っていいかと。姫様も治癒魔法が使えますし 」
「前に、その人にあった魔法とか変化とか聞いたけど、ユーリさんて植物なの?」
「兄から聞いたのですが、治癒や防御を得意としているからか、まず身を守る茨の弦が体に巻き付くそうです。ただの弦や棘ではなく、硬質化していると聞きました。攻撃は主に補助魔法での中遠距離だそうです」
「俺もそうなるのかな?ノアは接近と剣だよね?」
「魔法攻撃は火ですね。ですが、目眩しとカウンター的にできるくらいで剣が主流になるので。多分ニコルさんもよく似た感じだと思いますよ」
「でもさ、お付きは守るんでしょ?防御は?」
「もちろん出来ますが、奏太様の盾とはまた違い、ほぼバリアみたいなものです」
「色々とあるんだ……」
とにかく読んで知識だけでもまず頭に入れたいと、二人で黙々と読み、お腹がすいた頃がお昼くらいだろうと一度部屋をでて食堂へ行くと、エマが来ていた。
「エマ!」
「王子。お怪我は?」
「無い。でも、ニコルさんが……」
「ふふっ、今見てきました。まだ寝てるけど、顔色もいいし心配してないの。するだけ赤ちゃんにも心配させちゃうし」
「でも俺……」
ほっぺたを、ムニッと捕まれ、「笑っててください」と言われる。
「姫様が、ニコルも赤ちゃんも大丈夫って言ってくれたし、無理しなければ動いても平気って言われたから、外には出ないけどノアさんとユーリさんのお母様とお姉様のお手伝いをすることにしたの」
「無理……しないでね?」
「はい。食事すぐ持ってきますね」
のんびりと歩いて奥へと行き、途中ノアのお姉さんと話している。
「ノア、あの本なんだけど読んだ方がいいのってあれだけかな?」
「表紙だけみるとそうですが、まだ上の階にもありましたから」
「そーうーたー!」
と結月が突然やってきたので、ビクッとなってしまう。まだ居たエマに私にも食事をと頼んで前の席に座られる。
「お前はブランか!本は読んだのか?」
「意味がわからないところはノアに教えて貰って読んだけど。結月さんが説明してくれたら早いのに」
「それはお前達のためにならんだろう?自分で答えを見つけろ」
「それなんだけど、攻撃の本あってさ、実際にやってみないとって話になったんだけど」
「内容は頭に入れたのか?」
「うん」
「昼の後で、少し付き合ってやる。ノアも剣は常備してるな?」
「はい」
「なら、早く食べて済まそう。攻撃と防御は体で覚えるしかない。が、また旅に出すわけにもいかん……治癒の方はなにか分かったか?」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる