天満堂へようこそ 6

浅井 ことは

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破壊

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おはようございますとノアが天幕に来たが、結局あまり寝れなかったと準備をする。

「あの、天王様がもうすぐお着きになるそうです」

「聞いてないよ?もっと後と思ってた」

「それなのですが、宮廷魔術師というのが居ると。私も知らなかったのですが、その方と幻魔界に行くそうでして、準備に時間がかかるとのことです」

「そうなんだ。ストールだけでいいかなぁ?」

「はい。私はバッジだけにしましたが」

「ノアだけだんだんと小さくなっててずるい!」

「分かればいいとのことでしたし、剣を扱いますから邪魔にならない物にと渡されましたので」

「これ、首周り暑いんだよね……」

「食事の準備もできておりまして、草原の民から朝にとミルクが届いてます」

「そうなの?なんだか悪いな……」

「天魔牛の子も生まれてまして順調のようですよ?」

「肉はみんな狩りなんだよね?」

「はい。ですが、草原の民に習って肉の専門で飼育する話も出ています」

「その方がみんな安全だし、基本おとなしいんだよね?」

「はい。家畜はですが」

「形になるといいね」

「そのことで場所の方が草原の民と重ならないようにと今話し合いも行われています」

「わかった。それで……檻の人たちの食事なんだけど」

「数が多すぎて間に合いませんし、今日移動なのでパンのみとなります」

外に出て中心に行き座って食事をする。
パンにスープと牛乳にサラダと玉子。牛乳と玉子は草原の民からの差し入れだという。
ゆで卵になっていたので、有難いと食事を進める。

「奏太!」

「あ!」

「そのままで良い。隣にいるのが魔法師じゃ。昔から仕えておるから信用できる。この度はご苦労じゃったな」

「それほどは。みんながしてくれたので」

「話は聞いておるが、魔王ももうそろそろ着く」

「水晶で言ってくれればよかったのに……」

「やはり急いだ方がよかろうとの話になってのう、先に天界人を檻に移送する。準備が出来しだい檻を解いてくれんか」

「はい」

そう言って急いでご飯を食べてしまう。

檻のある場所に行くと、ほぼ魔法陣は完成しているようで、中の人はお慈悲をとみんな胸の前で手を組んで懇願している。

「今から入れ替わりで魔王や結月が来るが、移送したらすぐに戻る。奏太は一度城に戻ってくれんか。ここの片付けは兵に任せたらいいし、早かけでも一日はんあればつくじゃろう?」

「だけど……薬を結月さんに渡したいから、結月さんが来てから帰ってもいい?」

「それは構わん。変化すれば一瞬で帰れるのに……」

「まだ上手くいかないし……。城では何をすれば良いのかな?」

「まずは休んでから、檻から牢へと移した者達を観察してくれんか……必ず三界の中で仕切っておるものがおる。見ていればわかると思う」

「分かった。身体検査は?」

「それは兵がするし、結月に聞いた結界は張ってあるから安心して良いぞ?」

その後結月が来るまで待って薬を渡してから、馬車で城に向かう。

食料はみんなが分けてくれたので帰るまで問題は無い。
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