新・八百万の学校

浅井 ことは

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春祭り

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「この国では至る所で祭りが執り行われるのは知っておるかの?」

「まぁ、年中お祭りはありますけど」

「そうじゃろ? そこでじゃ! 翔平には、迦具土とウズメちゃん、石ちゃんとテチ。この四人で各地の大きな祭りを回ってもらいたい!」

「はぁぁぁ?」

また、変な事言い出したぞ?

俺も、ジジイって呼んでもいいかな?

「ジジイー! ふざけんな!!!」

よく言った迦具土!

俺は受験生。
塾には行ってないが、やる事は山ほどあるし、祭りに全国なんて行けない。
そのまま断ってくれ迦具土!

「楽しそうだなー。俺の地域の時は、俺の家に来ればいいじゃん」

何を言ってるんだ兄貴! ノリノリじゃねーか!

「兄貴、馬鹿なのか? 俺受験生なんだけど」

「祭りに行くまでは勉強すればいいんじゃないか?」

そうだった……

兄貴は妙に要領が良かったんだった……

「そのことに関しては、道真公に頼ってもいいが」

「ダメです! それは違うと思うから! 簡単に言わないでくださいよー。爺ちゃんも婆ちゃんもなんとか言ってよ……」

「だが、これも佐野家の務めでもあるしなぁ」

「爺ちゃん‼」

「お祭りはおばあちゃんも好きよ?」

「婆ちゃんまで!」

ダメだ。うちの家族に何を言ってもだめだ!
何でもかんでも楽しんでしまうのは、爺ちゃんも婆ちゃんも、兄貴もそっくりだ!

そんなことを思っていると、石長さんが膝の治療を終えて部屋に来たので、掻い摘んで先程聞いた話をすると、「八意様、確かに翔平は受験の身。本人が道真様の恩恵は受けぬと言うている以上、自力で試験とやらには挑戦しなくてはなるまいし、その勉強の時間を確保した上で行けますでしょうか? 私達が交代で行くことも出来ると思うのですが……」

拍手喝采だよ石長さん!
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