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新しい生活
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「森さん、ごめんなさい。葉子さんに案内してもらってて」
「いえ、構いません。設備に驚かれたでしょう?」
「はい。私も使えるのかな?」
「お使いになれますよ。栗花落様も使われてますので。姫愛様はプールなどですか?」
「うーん、プールも魅力的だけど、ずっと車で送り迎えしてもらってるから、ランニングマシーンとか?」
「行かれる時はお声がけ下さい」
気さくに話してくれるので良かったと思いながら、後ろの席で葉子さんが知っているマンション近くのことを聞く。
「コーヒーは近くの専門店で栗花落様がブレンドしてもらっていると聞いてまして、私達は名前を言って取りに行くだけなので何をブレンドされてるのかは分かりませんが」
「栗花落さん、色々こだわりありそうだし、ちょっと頑固なところあるし、たまに思考が変だし……」
「ブッ!」
「もー、森さんもそう思わない?」
「いえ、栗花落様は楽しいお方ですよ」と笑っている。
でも私だけが普通に話していて、年上の彼らが敬語というのはやはり変な感じがするのに、昔から一緒にいたような気になるのは思いすごしだろうか?
しかもまだ一日目なのに!
「いえ、構いません。設備に驚かれたでしょう?」
「はい。私も使えるのかな?」
「お使いになれますよ。栗花落様も使われてますので。姫愛様はプールなどですか?」
「うーん、プールも魅力的だけど、ずっと車で送り迎えしてもらってるから、ランニングマシーンとか?」
「行かれる時はお声がけ下さい」
気さくに話してくれるので良かったと思いながら、後ろの席で葉子さんが知っているマンション近くのことを聞く。
「コーヒーは近くの専門店で栗花落様がブレンドしてもらっていると聞いてまして、私達は名前を言って取りに行くだけなので何をブレンドされてるのかは分かりませんが」
「栗花落さん、色々こだわりありそうだし、ちょっと頑固なところあるし、たまに思考が変だし……」
「ブッ!」
「もー、森さんもそう思わない?」
「いえ、栗花落様は楽しいお方ですよ」と笑っている。
でも私だけが普通に話していて、年上の彼らが敬語というのはやはり変な感じがするのに、昔から一緒にいたような気になるのは思いすごしだろうか?
しかもまだ一日目なのに!
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