栗花落と姫と妖と……

仮題

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床に正座をさせられ、栗花落のお小言を聞く日が来るとは。

しかも後ろでは葉子さんも笑っている。

「観るのはいいです。でも、夕食の時間はちゃんと食べる！続きは気になると思いますが、つけたまま寝るまで見ない！春、あなたも子供じゃ無いんですから……」

「すまん」

「ごめんなさい」

「大体ですね、ソ、ソ、ソ、ソファーで二人でなんて！何かあったらどうする……んですか」

「何かって？」

「何かとは何かです！姫？春は一応男です！男と一緒に寝るとは……」

「えっと……」

「栗花落様、その辺のことはまだ姫愛様には早いかと。ちゃんとお食事はしてくれましたし、食器も洗ってありましたから私はもう怒ってませんが」

「葉子さん、ごめんね」

「今度からちゃんと食う」

食事に関しての反省は許して貰えたが、栗花落の言ってることがいまいち分からない。

「でもこのソファー大きいし、引っ付いて無いし」

「いえ、良いです。とにかく睡眠は大切です。今日からは遅くても夜22時まで……」

と言っている間にどこまで見たかパッケージを見て、覚えている途中から再生ボタン。

「だから、横並びで……座るなー！」

「「うるさい」」