八百万の学校 其の参

浅井 ことは

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神様再び

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「俺にも手当は出てるんだ。それと佐野家から貰うお小遣いを入れてたら結構貯まった」

「いくら貰えるんだよ!」

多分、術か何かで出来るんだろうなと思いながら、おじさんに後できますと声をかけて駅方面に移動する。

「とりあえず、ここで見ましょうか」

「この建物は?」

「ショッピングモールです。中にはお土産コーナーもあるので、何かいいものが見つかるかも」

途中でアイスクリームにケーキなどを売っているお店もあったが、走っていってしまいそうと思ったら、志那さんの視線は何故か、フライドチキンへ。

「鳥の足なのに、何故パンが売っているのだ?」

「あれはハンバーガーっていう食べ物です。お昼に食べます?」

とは言ってももっと安いお店にしてもらうが!

「そうだな。あ、あられと書いてある」

お茶屋さんに売っているあられは食べたことがあるがかやり美味しい。

「ほぉ、沢山この箱に入っているのだな」

ひと袋ずつに入っているもののが日持ちもするし湿気らないと話をし、候補のひとつにするという。

洋菓子を見ていると、ラムレーズンのお菓子の試食で気に入ったのか、ひとつはこれにすると決めてしまったが、幾つ買うつもりなのだろう?

「あの、大山津見神てどんな人ですか?」

「そうだな……頑固ではあるが、普段は石長に似ている。宴になると咲耶のようになると言った感じか?」

二人を想像して「怖いかも」とぼそっと言うと、「志那、お前の言い方が悪い」と迦具土。

「山の総締だから普段は厳格な親父みたいだが、やつもやはり宴などが好きで、山の集まりの時にはかなり飲む。飲むと陽気になる所が咲耶だと言いたいんだろうが、翔平は咲耶を見てるから、一般的なイメージの例えじゃ通じないぞ志那」

「そうであった。酒を飲むと陽気になるから、普段の仕事の時の眉間に皺を寄せたような真面目な姿を石長とすると……と例えたのだ。性格は頑固とみんな言ってはいるが、話すとそうでは無い。ただ、とても約束事を大切にする方なのだ」

「へぇ。会ってみたいな……3年後に!」

幾つか買うものを決めたので、せっかく来たんだからと昼ごはんにはまだ早いからとコーヒー屋に入る。

「志那さん、このケースから一つだけ好きなの選んでください」

「甘いものなのにいいのか?」

「今日はまだまだ歩きますから。俺もこういう出かけたりする時くらいしか食べません」

ならば……と選んだのは小さめのショコラケーキ。

何故だかコーヒーはブラック。

迦具土はカフェオレにプレーンドーナツ。

自分はチョコプリンと微糖コーヒー。

席に座ると女性たちがヒソヒソ。

そうだろうとも!
何故だか神様は背も高いしカッコイイ!
俺は普通の人間でそれなりに背はある方だと思うが、着物に革ジャンの二人の前に座っていると、ただの子供にしか見えない!

こういう時、早く大人になりたいと思ってしまう。
感想 3

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