八百万の学校 其の参

浅井 ことは

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妖精達の修行?

.

「翔平。ちょっと来てくれんか」

「何?」

庭から呼ばれたので靴を履いていくと、「洗濯竿が倒れそうで……そこを抑えててくれ」と台の部分を抑える。

「よいしょ!硬いな」

「貸せ。これを引っこ抜けばいいのか?」

迦具土が「クソッ、かってぇー!」と何とか抜いた途端に台がパカッと割れ、「コンクリートなのに」と割れたものを隅に寄せる。

「亀裂が入ってたからそろそろとは思ってたんだ。さっき布団を干すと聞いたから見てみたら、そろそろ替え時かなと思ってな。裏に新しいのがあるから持ってきてくれ」

迦具土と運んで、台にセットし直してから物干し竿をかけると、後ろから拍手。

「いや、取り替えただけだし」

「褒められとけ」

「気になるんだもん。それより、あの木の枝何?」

「ああ、朝に作ってたんだ。あいつらの洗濯干しばらしい」

もう、おままごとセットを買ってあげた方が早いんじゃないかとさえ思えてくる。

「翔平様、その、妹なんですが」

「具合悪い?」

「いえ、姫様のおかげで。ですが、怪我をしているものは姫様の目に触れる場所には……」

「爺ちゃん、婆ちゃんのお華の稽古の部屋使っていい?」

「移動させようか」

移動と言っても座布団ごと運ぶだけ。

だが、寂しそうにしていたので石長さんに聞くと「すぐ良くなるであろうが、少しねむらせてあげて欲しい。帰る時に連れて帰るからそれまで」と言われたので、姉にそばにいるように伝えて眠るようにと言う。



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