八百万の学校 其の参

浅井 ことは

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妖精達の修行?

.

「石長さん、石長さんはどんな家に住みたい?」

「家……ですか?」

「そう。爺ちゃんの家は古いけど造りはしっかりとしてる昔ながらの家だろ?最近は平屋建てもあれば、一般的な二階建てもあるし」

「街を見ていると、平屋のおしゃれな建物が可愛いなとは……」

「石長、そのみた家みたいにここを変えたらいいだろ?」

「誰も来ませんからいいんです。それより……」と妖精を見る。

「妹は今日は休養してもらってるけど、怪我は治したから。食欲もあるから安心していい」と姉の妖精に告げ、少し会っていくといいと言われた妖精は「ありがとうございます」と姿を消す。

「それで、純平。ここの感想は?」

「いや、凄いなと。単純に御朱印目当てとかで来た人は、本殿までなかなか来ないんじゃないかな。特に女の人とかご老人は。あと気になったのは、岩場の前に木の根っこがあって、その近くに落書きがあったんだ。ペンで書くとかじゃなくて、木に彫る感じの。あれは腹が立ったな」

「イタズラはどの社でもあるが、石長は気付いてるんだろ?」

「はい。とても悲しいことだと思います。本殿はもう近くなのに、木に彫るなどと……消しても消しても誰かがするので、様子を見てまた元に戻しと繰り返しです」

「神聖な場所なのに!」

「山自体が石長の社と思えばいい。大抵の神は罰を与えるんだが、お前はどうしてる?」

「私は、昔はそれなりの罰を。少し擦りむくとか、転ぶとか。今はここに来る手前が雨の時や、雨上がりは危険なので何も……」

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