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石長比売の家出
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出口までゆっくり見て回りながら、「何を取りに来たのじゃ?」と聞くと「ここの水です。この真ん中が一番水がくみやすいので……とは言っても私は始めてきたのですが」
「そうか。次は迷わぬようにな」
最後の照明のところを見て外に出るとじんわりと暑く感じる。
「ここからなら帰れるか?」
「はい。ありがとうございました。主に神様のお名前を……」
「よ、良いのだ。たまたまここに来ただけで直ぐに帰るから」
そう言って次の目的地に飛ぶ。
「はぁ。危ない危ない。連れ戻されたら困るし……」
次の目的地は船。
調べていた時に海の中が見れると書いてあり、面白そうだからと来たのだが。
近くにいた人に聞くと、「ごめんなさいねぇ。今日は休船なのよ」
「え?」
「穏やかな海に見えるでしょうけど、波がまだ高くて。台風が来ているからかしら」
「残念ですがまた来ます」
「あ、この先から、観光スポットの海のトンネルが見られるから良かったら見てね」
「はい」
教えられた所まで歩き、海の中に浮かぶトンネルを見ると、岩をくり抜いたようになっている。
「船ならば行けたのに残念」
バス停があったので、椅子に座って待ち、駅までバスで行ってから観光センターという所に行く。
「漬物があれば……」
お土産を見るのは楽しい。
梅干しが多いので特産品なのだろうと三つカゴに入れ、みかんの袋も二つ。
「お菓子は……」
頭に浮かんだのは大国様だが、あまりお菓子ばかり渡しても翔平が怒りそうだからと辞めておく。
「あ、ここにも3角の……一体これは何なのだろう?」
せっかくだから集めてみるのも面白いかもと一つ買う事にし、雑貨コーナーに可愛いキャラクターのハンカチを見つける。
前にも見たが、各地の名前が入っている。
その横にガーゼハンカチがあり、柄も綺麗だったので二枚。
会計をして、折角だからと電車に乗る。
時間はある。
行ける所まで電車で行き、大きな駅で降りてから少し早いが夕食をと駅前のお店に入る。
「えーと、このAセットをください」
出てきたのはカツ丼なのだが、ソースが洋風のもので、デミグラスソースというもの。
確かハンバーグにかかっていたものと記憶しているが、どんな味になるのだろう?
ミニうどんも着いているのでかなり腹は満足するだろうが……
「そうか。次は迷わぬようにな」
最後の照明のところを見て外に出るとじんわりと暑く感じる。
「ここからなら帰れるか?」
「はい。ありがとうございました。主に神様のお名前を……」
「よ、良いのだ。たまたまここに来ただけで直ぐに帰るから」
そう言って次の目的地に飛ぶ。
「はぁ。危ない危ない。連れ戻されたら困るし……」
次の目的地は船。
調べていた時に海の中が見れると書いてあり、面白そうだからと来たのだが。
近くにいた人に聞くと、「ごめんなさいねぇ。今日は休船なのよ」
「え?」
「穏やかな海に見えるでしょうけど、波がまだ高くて。台風が来ているからかしら」
「残念ですがまた来ます」
「あ、この先から、観光スポットの海のトンネルが見られるから良かったら見てね」
「はい」
教えられた所まで歩き、海の中に浮かぶトンネルを見ると、岩をくり抜いたようになっている。
「船ならば行けたのに残念」
バス停があったので、椅子に座って待ち、駅までバスで行ってから観光センターという所に行く。
「漬物があれば……」
お土産を見るのは楽しい。
梅干しが多いので特産品なのだろうと三つカゴに入れ、みかんの袋も二つ。
「お菓子は……」
頭に浮かんだのは大国様だが、あまりお菓子ばかり渡しても翔平が怒りそうだからと辞めておく。
「あ、ここにも3角の……一体これは何なのだろう?」
せっかくだから集めてみるのも面白いかもと一つ買う事にし、雑貨コーナーに可愛いキャラクターのハンカチを見つける。
前にも見たが、各地の名前が入っている。
その横にガーゼハンカチがあり、柄も綺麗だったので二枚。
会計をして、折角だからと電車に乗る。
時間はある。
行ける所まで電車で行き、大きな駅で降りてから少し早いが夕食をと駅前のお店に入る。
「えーと、このAセットをください」
出てきたのはカツ丼なのだが、ソースが洋風のもので、デミグラスソースというもの。
確かハンバーグにかかっていたものと記憶しているが、どんな味になるのだろう?
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