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第一章
復讐の炎2
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そのパチンという音を聞いた瞬間、ウィオルは心臓が軽く沈んだような感覚がした。すると後ろに足音が聞こえ、振り返ろうとするより先に首に何かを当てられた。
「ッ!」
「リードくんは優しいなぁ。私なら絶対ダグラスみたいな男を真っ先に殺すのに。もしくはずっと気絶させるかのどちらかかな。だって重いだろ?もちろん私は前者派だ」
ウィオルの背後に立ち、ナイフを首に押し付けているのはダグラスだった。だが、その目はどこか濁っているように見え、夢現な表情をしている。
「ダグラス?何をやっているんだ!」
ダグラスはその声が聞こえていないように「ぁあ……」と不明瞭な声を出すばかりである。
様子がおかしい。何かされたのか?
「相変わらず小細工のできるやつだな」
「ギルデウスにそんなこと言ってもらえるなんて光栄だなぁ」
「何がやりたい?」
「せっかくの再会だ。おもしろくしないと。きみはもう一度あの時の体験をしてみたくはないか?」
ギルデウスは、はんっ、と鼻で笑い、お腹を覆った。その肩が震え出し、抑えた笑い声が響いてくる。
「ふふふ……はは、俺がまだ同じことを繰り返すと思うか?」
「どうかな?リードくんに何かあってもいいのか?」
「なんで俺がこいつを気にすると思った?」
「こういう真面目で硬いやつはきみの好みに合うと思っていたんだけど」
「そうだな。その通りだ。だが、それが俺の弱みになると思うか?甘すぎるだろ」
言いながらその声が低くなる。
「だからといって……」
ビュンと風を切る音とともに手が伸びて、ダグラスの首を引っつかむと遠くへ投げ出した。
「俺が目をつけたものに手を出されるのは大嫌いだ!」
ナイフが滑り、ウィオルの首に一筋の傷をつけてしまった。
ぷっとモレスが吹き出した。
「甘いのはどっちだよ!結局お前は誰も気にしていないように見せかけているだけだろ!!ハハハハッ!!笑えるなぁ!それが弱点なんだよ!」
この状況でウィオルは冷静でいられた。
翼竜に乗る訓練の中、冷静さは何よりも大事だった。冷静でいられるからこそ正常に物事を考えられる。だから翼竜騎士になれる者たちは緊急であればあるほど冷静になれるよう訓練されている。
鋭い目が周りを素早く一周する。
50歩ほど先にある木造小屋、いろんなところへ乱雑に絡み合うツタ、火に焼かれる前は絢爛な建物だったであろう黒い二階建ての建造物……周りにあるものや地理をなるべく正確に覚えられるように、モレスの視線を避けながら素早く確認する。
ウィオルは先ほど見た木造小屋が気になった。火に焼かれたなか、木造小屋は真新しい。誰かがあとから建てたように見える。
小屋に気を取られた時、ダグラスがゆらりと立ち上がった。先ほど取り落したナイフを拾ってウィオルに向かってくる。
ウィオルは腰の剣を抜いてダグラスのナイフを弾こうとした。しかし、直前で姿勢を低くし、剣の軌道を避けた。
すぐに飛び上がってナイフを突き出す。
こんな動きができる人なのか!
だが、やはり目は濁っており、本人の動きなのか、何かされたからなのかは判別がつきにくい。本人を傷つけるわけにもいかず、攻撃をさばいていくしかない。
「ダグラス!目を覚ませ!」
「呼びかけても無駄だ!」
モレスが叫んだ。
「あいつには暗示をかけている!お前を殺さない限り止まることはない!疲れも感じず、気絶もしない!ただ殺人するためだけの人形だ!」
そう叫ぶモレスの声は興奮しているように聞こえる。ギルデウスはなぜか天を仰いでいた。口は何かをつぶやくように動き、顔を前に戻した瞬間、パッと走り出す。モレスに飛びかかりその首をつかもうとした。
モレスは素早く避けて軽い身のこなしで逃げていく。同時にダグラスは攻撃を加速し、ウィオルをどんどん湖に追い込んでいった。
おかしい、なんだか体が重い!
剣を振るえば振るうほど体は鉛のように重くなる。汗が滲み出し、危うく剣を取り落しそうになる。
「どうだい!そろそろ重く感じてきたんじゃないか?」
その声に振り向く時、モレスはすでに殴り飛ばされていた。フードが取れ、薄紅色の瞳が姿を表す。
その瞳を見てウィオルが目を見開いた。ギルデウスの目とよく似ていたからだ。見たことのない瞳の色に気を取られた時、ダグラスのナイフが目の前を横切る。
「っ!」
パッと避けて脚を一歩後ろに踏み込むと、踏み場が欠けていることに気づいた。見れば、もう湖のそばまで来ている。
「おい!どうにか湖から離れろ!」
ギルデウスの言葉に対し、ウィオルはそうしたいのはやまやまだが、体が重くていうことを聞かない。口から吐き出される息も荒く、顔色が悪い。
「しっかりしろ!」
ギルデウスの声すら遠くに感じる。気づけば目の前の景色がずれて空に切り替わった。視界に赤色が飛び散る。曇り空は今にでも雨を降らしそうだった。
バシャンと音を立ててウィオルは湖に落ちた。
ダグラスは奇声を上げて湖に飛び込み、ウィオルの体が浮いてこないように抱きついた。
沈んでいくのは体だけじゃない。意識までも沈んでいこうとした。
ダメだと頭でわかっていても、いうことを聞かない体と意識はどんどん生への執着を手放そうとしている。
ぼこぼこと泡立ちの音が聞こえた。
ダグラスは暴れていたがすぐに静かになった。
何かがウィオルの体を包み込み、上へと引き上げていく。
水面から顔を出した瞬間、無意識に止めていた息を大きく吸い込んだ。激しい咳とともに鼻腔に嗅いだことのある匂いが充満する。
「ギル、デウス……様?」
「世話の焼けるやつだな!騎士じゃないのか!」
ドサッとウィオルを投げ出して、ダグラスに関してはもはや地面に叩きつけている。
パチンーー
ダグラスが起き上がった。
パチンーー
ウィオルはズンと心臓が大きく跳ね上がったのを感じた。
なん、だ?
ドクン、ドクンーー今までにないいやな感覚に吐きそうになる。
ウィオルの意識はそこで途切れた。
ふたたび目を開けた時は、周りがずいぶんと明るくなったように感じた。
ウィオルは木にくくりつけられている。
目の前がはっきりしてくると、ひょいと人の顔が視界に入ってきた。モレスである。
「やあ、起きたのかい?」
モレスを押し避けて誰かがウィオルの頬をぐいっとつかんだ。
ギルデウスかと思ったが違った。まったく知らない人であった。
口に布を被せた男はウィオルの目をマジマジと見ていたが、すぐに顔をしかめた。
「なんだ、宝石箱の人じゃないのか!」
「はは!そんなに怒らないでください。ほら、あちらにお探しの猫がいますでしょう?」
男はパッと湖を振り返る。そこには柱にくくりつけられた男、ギルデウスがいた。
ウィオルが驚きに目を見開く。
男は感動したように両手を持ち上げて近づいた。
「おお、そうだった。ずっと会いたかったぞ。私の可愛い子猫」
男は橋を渡ってギルデウスの前に立った。一方のギルデウスはどこかぼんやりとした表情をしている。その手足を縛っているのは縄ではなく、鎖である。
「お前!あの人に何をした!?こんなことをして何が目的だ!」
「まず一つ目の質問、少量だけ薬を使ったんだよ。そして二つ目の質問、ギルデウスの絶望した顔が見たい」
モレスは口角を吊り上げて不気味に笑った。
「あいつが苦しむところを見るのが一番好きなんだ!」
「お前ッ」
「きみには感謝しているよ」
「なんだって?」
「いやぁ、最初はね、テキトーに子どもでもさらって使おうとしたけど、きみの登場にそれはやめた。なんだかきみがいたほうがおもしろそうな気がして、そしたら大当たりだよ。私は昔から人に暗示をかけるのが得意なんだ。きみにもかけたんだよ。意識を失っていたあいだ、自分が何をしたか覚えているかな?」
ウィオルは体が寒くなるのを感じた。ダグラスの姿が浮かんできたからだ。
まさか、自分もあんなふうに……。
「そんな怖い顔するなよ。今は感覚鈍くなるように暗示をかけているけど、けっこう酷い傷ばかりだよ?ギルデウスもようしゃがないなぁ」
それだけでウィオルは自分が何をしたのかなんとなく察した。
湖のほうを見ると、男は息がかからんばかりにギルデウスに近づき、片手を顔に置き、もう片手は太ももあたりをなでていた。
「あの貴族はな、ずっとギルデウスを探していたんだよ。私が昔あいつを貴族に売ったんだ。本当は妹のほうだったけど、ギルデウスが身代わりになると言ってね。そしたらあの貴族、えらく気に入ってしまって、逃げられてからもあきらめなかったんだ。ギルデウスの右目もあの貴族が欲しがったんだよ?」
右目……。
ギルデウスが眼帯を取りたくないという場面はいくつかあった。その理由が目の前の男とあの貴族のせいかと思うと、ウィオルはふつふつと怒りが湧いてくるのを感じた。
「ただギルデウスの絶望や苦しむ顔を見るためだけで爆発や盗みをするのか?救いようのない人だな」
「どうしようもなくアイツが嫌いだから、しょうがないだろ」
ウィオルはギリっと奥歯を噛んだ。
◇————————————————————————
昨日は更新できずに申し訳ありませんでした。毎日更新ではないと書いておりましたが、なんだかんだ続いていけたので、このまま行こうと思った矢先に体調を崩してしまいました。
もう完治しております!
第一章がもうすぐ終わりなので、
がんばります( ´∀`)
お付き合いいただけたらうれしいです。
「ッ!」
「リードくんは優しいなぁ。私なら絶対ダグラスみたいな男を真っ先に殺すのに。もしくはずっと気絶させるかのどちらかかな。だって重いだろ?もちろん私は前者派だ」
ウィオルの背後に立ち、ナイフを首に押し付けているのはダグラスだった。だが、その目はどこか濁っているように見え、夢現な表情をしている。
「ダグラス?何をやっているんだ!」
ダグラスはその声が聞こえていないように「ぁあ……」と不明瞭な声を出すばかりである。
様子がおかしい。何かされたのか?
「相変わらず小細工のできるやつだな」
「ギルデウスにそんなこと言ってもらえるなんて光栄だなぁ」
「何がやりたい?」
「せっかくの再会だ。おもしろくしないと。きみはもう一度あの時の体験をしてみたくはないか?」
ギルデウスは、はんっ、と鼻で笑い、お腹を覆った。その肩が震え出し、抑えた笑い声が響いてくる。
「ふふふ……はは、俺がまだ同じことを繰り返すと思うか?」
「どうかな?リードくんに何かあってもいいのか?」
「なんで俺がこいつを気にすると思った?」
「こういう真面目で硬いやつはきみの好みに合うと思っていたんだけど」
「そうだな。その通りだ。だが、それが俺の弱みになると思うか?甘すぎるだろ」
言いながらその声が低くなる。
「だからといって……」
ビュンと風を切る音とともに手が伸びて、ダグラスの首を引っつかむと遠くへ投げ出した。
「俺が目をつけたものに手を出されるのは大嫌いだ!」
ナイフが滑り、ウィオルの首に一筋の傷をつけてしまった。
ぷっとモレスが吹き出した。
「甘いのはどっちだよ!結局お前は誰も気にしていないように見せかけているだけだろ!!ハハハハッ!!笑えるなぁ!それが弱点なんだよ!」
この状況でウィオルは冷静でいられた。
翼竜に乗る訓練の中、冷静さは何よりも大事だった。冷静でいられるからこそ正常に物事を考えられる。だから翼竜騎士になれる者たちは緊急であればあるほど冷静になれるよう訓練されている。
鋭い目が周りを素早く一周する。
50歩ほど先にある木造小屋、いろんなところへ乱雑に絡み合うツタ、火に焼かれる前は絢爛な建物だったであろう黒い二階建ての建造物……周りにあるものや地理をなるべく正確に覚えられるように、モレスの視線を避けながら素早く確認する。
ウィオルは先ほど見た木造小屋が気になった。火に焼かれたなか、木造小屋は真新しい。誰かがあとから建てたように見える。
小屋に気を取られた時、ダグラスがゆらりと立ち上がった。先ほど取り落したナイフを拾ってウィオルに向かってくる。
ウィオルは腰の剣を抜いてダグラスのナイフを弾こうとした。しかし、直前で姿勢を低くし、剣の軌道を避けた。
すぐに飛び上がってナイフを突き出す。
こんな動きができる人なのか!
だが、やはり目は濁っており、本人の動きなのか、何かされたからなのかは判別がつきにくい。本人を傷つけるわけにもいかず、攻撃をさばいていくしかない。
「ダグラス!目を覚ませ!」
「呼びかけても無駄だ!」
モレスが叫んだ。
「あいつには暗示をかけている!お前を殺さない限り止まることはない!疲れも感じず、気絶もしない!ただ殺人するためだけの人形だ!」
そう叫ぶモレスの声は興奮しているように聞こえる。ギルデウスはなぜか天を仰いでいた。口は何かをつぶやくように動き、顔を前に戻した瞬間、パッと走り出す。モレスに飛びかかりその首をつかもうとした。
モレスは素早く避けて軽い身のこなしで逃げていく。同時にダグラスは攻撃を加速し、ウィオルをどんどん湖に追い込んでいった。
おかしい、なんだか体が重い!
剣を振るえば振るうほど体は鉛のように重くなる。汗が滲み出し、危うく剣を取り落しそうになる。
「どうだい!そろそろ重く感じてきたんじゃないか?」
その声に振り向く時、モレスはすでに殴り飛ばされていた。フードが取れ、薄紅色の瞳が姿を表す。
その瞳を見てウィオルが目を見開いた。ギルデウスの目とよく似ていたからだ。見たことのない瞳の色に気を取られた時、ダグラスのナイフが目の前を横切る。
「っ!」
パッと避けて脚を一歩後ろに踏み込むと、踏み場が欠けていることに気づいた。見れば、もう湖のそばまで来ている。
「おい!どうにか湖から離れろ!」
ギルデウスの言葉に対し、ウィオルはそうしたいのはやまやまだが、体が重くていうことを聞かない。口から吐き出される息も荒く、顔色が悪い。
「しっかりしろ!」
ギルデウスの声すら遠くに感じる。気づけば目の前の景色がずれて空に切り替わった。視界に赤色が飛び散る。曇り空は今にでも雨を降らしそうだった。
バシャンと音を立ててウィオルは湖に落ちた。
ダグラスは奇声を上げて湖に飛び込み、ウィオルの体が浮いてこないように抱きついた。
沈んでいくのは体だけじゃない。意識までも沈んでいこうとした。
ダメだと頭でわかっていても、いうことを聞かない体と意識はどんどん生への執着を手放そうとしている。
ぼこぼこと泡立ちの音が聞こえた。
ダグラスは暴れていたがすぐに静かになった。
何かがウィオルの体を包み込み、上へと引き上げていく。
水面から顔を出した瞬間、無意識に止めていた息を大きく吸い込んだ。激しい咳とともに鼻腔に嗅いだことのある匂いが充満する。
「ギル、デウス……様?」
「世話の焼けるやつだな!騎士じゃないのか!」
ドサッとウィオルを投げ出して、ダグラスに関してはもはや地面に叩きつけている。
パチンーー
ダグラスが起き上がった。
パチンーー
ウィオルはズンと心臓が大きく跳ね上がったのを感じた。
なん、だ?
ドクン、ドクンーー今までにないいやな感覚に吐きそうになる。
ウィオルの意識はそこで途切れた。
ふたたび目を開けた時は、周りがずいぶんと明るくなったように感じた。
ウィオルは木にくくりつけられている。
目の前がはっきりしてくると、ひょいと人の顔が視界に入ってきた。モレスである。
「やあ、起きたのかい?」
モレスを押し避けて誰かがウィオルの頬をぐいっとつかんだ。
ギルデウスかと思ったが違った。まったく知らない人であった。
口に布を被せた男はウィオルの目をマジマジと見ていたが、すぐに顔をしかめた。
「なんだ、宝石箱の人じゃないのか!」
「はは!そんなに怒らないでください。ほら、あちらにお探しの猫がいますでしょう?」
男はパッと湖を振り返る。そこには柱にくくりつけられた男、ギルデウスがいた。
ウィオルが驚きに目を見開く。
男は感動したように両手を持ち上げて近づいた。
「おお、そうだった。ずっと会いたかったぞ。私の可愛い子猫」
男は橋を渡ってギルデウスの前に立った。一方のギルデウスはどこかぼんやりとした表情をしている。その手足を縛っているのは縄ではなく、鎖である。
「お前!あの人に何をした!?こんなことをして何が目的だ!」
「まず一つ目の質問、少量だけ薬を使ったんだよ。そして二つ目の質問、ギルデウスの絶望した顔が見たい」
モレスは口角を吊り上げて不気味に笑った。
「あいつが苦しむところを見るのが一番好きなんだ!」
「お前ッ」
「きみには感謝しているよ」
「なんだって?」
「いやぁ、最初はね、テキトーに子どもでもさらって使おうとしたけど、きみの登場にそれはやめた。なんだかきみがいたほうがおもしろそうな気がして、そしたら大当たりだよ。私は昔から人に暗示をかけるのが得意なんだ。きみにもかけたんだよ。意識を失っていたあいだ、自分が何をしたか覚えているかな?」
ウィオルは体が寒くなるのを感じた。ダグラスの姿が浮かんできたからだ。
まさか、自分もあんなふうに……。
「そんな怖い顔するなよ。今は感覚鈍くなるように暗示をかけているけど、けっこう酷い傷ばかりだよ?ギルデウスもようしゃがないなぁ」
それだけでウィオルは自分が何をしたのかなんとなく察した。
湖のほうを見ると、男は息がかからんばかりにギルデウスに近づき、片手を顔に置き、もう片手は太ももあたりをなでていた。
「あの貴族はな、ずっとギルデウスを探していたんだよ。私が昔あいつを貴族に売ったんだ。本当は妹のほうだったけど、ギルデウスが身代わりになると言ってね。そしたらあの貴族、えらく気に入ってしまって、逃げられてからもあきらめなかったんだ。ギルデウスの右目もあの貴族が欲しがったんだよ?」
右目……。
ギルデウスが眼帯を取りたくないという場面はいくつかあった。その理由が目の前の男とあの貴族のせいかと思うと、ウィオルはふつふつと怒りが湧いてくるのを感じた。
「ただギルデウスの絶望や苦しむ顔を見るためだけで爆発や盗みをするのか?救いようのない人だな」
「どうしようもなくアイツが嫌いだから、しょうがないだろ」
ウィオルはギリっと奥歯を噛んだ。
◇————————————————————————
昨日は更新できずに申し訳ありませんでした。毎日更新ではないと書いておりましたが、なんだかんだ続いていけたので、このまま行こうと思った矢先に体調を崩してしまいました。
もう完治しております!
第一章がもうすぐ終わりなので、
がんばります( ´∀`)
お付き合いいただけたらうれしいです。
応援ありがとうございます!
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