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第4部 新たなる敵と頼れる仲間達
第25話 この力は未だ"発展途上"です!
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「──ま、間違いない。あの人が13年前の真の首謀者、ディスラド」
リディーナがレヴァーラへ流した放送を医務室で、オルティスタやラディアンヌと共に視聴していたファウナである。
既にレヴァーラより聞き及んでいたものの、ミラノを火の海に包んでいるその様子。それに何より13年前寸分と変わらぬ太々しさで空から眺めるディスラドの姿。
まさしく幼少のファウナ自身が『綺麗……』と感想を述べたのと同じ光景だ。見間違える訳がない。
「嗚呼……何て事を言ってくれたのよ。これでレヴァーラ様を狙って世界中から数多の敵が襲ってくるわ」
リディーナがその場に膝から崩れ落ち、その煌びやかな長い銀髪を床へと散らす。
エルドラ・フィス・スケイルが『シチリア事変も私の仕業だ』と宣誓した折、『これで此処が矢面に立たずに済む』と言った処、『おめでたい奴だ』とジレリノから指摘されたのを思い出す。
「……止むを得ん。それに奴の言っている内容に虚言は無いのだからな」
愕然としている皆の元へ宙を舞ってレヴァーラが戻って来た。余程の速度で飛んだのであろう。黒髪や白い肌に砂埃が載っていた。
「嘘が無いですって!?」
リディーナが珍しく興奮した声でレヴァーラへと詰め寄ってゆく。ディスラドがエルドラの配下であろう訳がない。それはレヴァーラ自身が笑い飛ばしたことである。
「皆無ではないか──。我レヴァーラが能力を与えし順だよ……」
リディーナに対し全く動じず真顔で答える。
「ヴァロウズのNo1、星を落とせし者エルラド。そしてNo2、爆炎のディスラドか…」
「そういう事だ。そしてこのレヴァーラこそ彼等を束ねし諸悪の根源──フフッ、やってくれたものだ」
確かに簡単な図式だとファウナは、或る意味腑に落ちた。その諸悪の根源にされたレヴァーラが最高に愉快なショーでも観る様に顔を綻ばせる。
──自暴自棄……そういった訳でもなさそうである。魔王として持ち上げられた事に寧ろ歓喜しているかの様だ。
当人は少しばかし剣が達者なだけの踊り子であるというのに。
「エルドラ・フィス・スケイルにディスラド……。それにあと3人も強敵がいるというのか」
レヴァーラの配下として一番の年長者となったオルティスタが眉を顰める。先程彼女と妹分のラディアンヌ。たった2人で6番目を抑えてみせた。
だけども楽観視など到底出来やしない。そのチェーン・マニシングでさえも、最初から飛ばしていたとしたら、あんな完勝であった訳がないと自覚している。
それより上が、あと5人……居る。それもふとした気まぐれで此方へ還る可能性など期待出来そうにないらしい。
──イザとなれば妹2人だけでも身を挺して自分が守る。この覚悟に雇い主の意志は関係ないのだ。
「アーッ──全く、とんでもねぇ事になっちまったなぁ。ヤバくなったら俺は逃げるぜ、それを裏切りってのは間違いだ」
「ジレリノ……お前」
この状況下で日和見してる訳にはいかないと感じたNo7からNo10の4人も、同じ医務室へシレッと姿を現す。人口密度が一気に増えた。
No7がキッと甘い顔したの男が本気で詰る様な視線を向ける。
「俺は可笑しな事言ってねぇぜ。俺達4人が此処に揃ってんのは、自分等より上の連中から手前の命を守る為だ……違うか?」
Noなんて関係ない。確かにこの4人が結集してからこそ、どうにか守れる命が在る。だが手に余るなら逃走のみ。
──要するに利害の一致だ。
自分達とてレヴァーラから力を貰った恩義で此処にいる訳ではない。イザとなればこんな踊り子なんかサッサと捨てる──当然の権利だ。
「………」
No8は沈黙したままだ。この輩と友達ゴッゴしてるのはそれなりに愉しい。しかし自分の命を天秤に載せる動機には為り得ない。
──ただ……つい近頃、遊びじゃない友達が出来つつあるのを感じている。その者の一言を彼女は待っているのだ。
「───み、皆さん」
その友達が如何にも重そうな口を開いた。いつになく真剣な表情でディーネが女神候補生へ視線を送る。他の連中も意識こそ違えど同じ行動を取った。
「私はNo1とNo2のことをまだ情報でしか知りません。No3~No5に至っては名前すら……」
とても奥ゆかしく語るファウナであるが、彼女こそ真にNoに囚われない希望だと皆が期待しているのだ。
ただ『私は知りません……』については正直怪しいと思わざるを得ない。あの全てを見透かされた不可思議な初対面を考察すれば誰しもそうなる。
「今、ジレリノさんが言ったのが全てだと私も信じたいと思います。音を消す、影を消す、液体を好きに操る、大気と友達に為れる──全て常軌を逸した能力です」
「ま、まあ……そうでもあっかなぁ」
「……大したことないね」
「ファ・ウ・ナちゃーーんっ! 好きっ!」
「………」
ジレリノが珍しくまんざらでもない顔をする。スルリと言葉が出なかった辺り、アノニモとて実は喜んでいるらしい。
後ろからファウナの事をギュッと抱き締め、頬摺りまでするディーネである。黙ってそっぽを向いているフィルニアは実に困惑している。どんな顔をしたら良いか判らずにいた。
「──そしてファウナ・デル・フォレスタ。お前のその魔導書だな」
レヴァーラがさも嬉し気な顔で先回りする。これにはファウナが困り顔なのはもうお約束の反応だ。
「こ、この力は未だ発展途上ですので、余り期待を持たれても……こ、困ります」
──発展途上!?
これはファウナ以外、全ての者の思いを凝縮している。撃った筈の弾が返ってくるわ、電磁砲の銃弾を破砕するわ、思い返せばキリがない。
「うぅ……何か煩いなぁ……」
皆の会話が寝た子を起こした。やはり19歳以下の中でも、四捨五入で10歳になりそうな幼さを残していた。
薄紫色と陽光の黄色が混ざった大きな瞳が実に印象的である。もう何度目になるか定かでないが、これがチェーン本来の姿なのか、ヴァロウズとファウナ達は知らない。
「このチェーンを抑えたお前達もアテにしている」
レヴァーラがチェーンの姿を見て、思い出した様にラディアンヌとオルティスタへも期待を寄せる。
「ファウナ様のご主人様は、私のご主人様で在らせられます」
「へッ! アンタが悪い奴じゃなきゃ、ファウナのついでに守ってやんよっ!」
形ばかりかも知れないが丁寧に頭を下げるラディと、苦笑いで応じるオルティの2人であった。
──後はこのNo6が我が力として落ち着いてくれれば或いは……。
「ああッ! お前覚えてっぞっ! 僕の口から出した光線砲見てから躱したどうかしてる奴だッ!」
「嗚呼──アレェ? 別に見てから反応した訳じゃねえよ。お前機械の力使ってる割に殺気がバレバレなだけだぁ…」
目覚めた途端、It's a crazyと評したオルティスタを指差し文句を垂れる。さも面倒くさそうに、気配を察知したから躱せたとアッサリ種を明かしてみせた。
そのいきなり打ち解けている様子に取り合えず安堵する、レヴァーラとファウナであった。
リディーナがレヴァーラへ流した放送を医務室で、オルティスタやラディアンヌと共に視聴していたファウナである。
既にレヴァーラより聞き及んでいたものの、ミラノを火の海に包んでいるその様子。それに何より13年前寸分と変わらぬ太々しさで空から眺めるディスラドの姿。
まさしく幼少のファウナ自身が『綺麗……』と感想を述べたのと同じ光景だ。見間違える訳がない。
「嗚呼……何て事を言ってくれたのよ。これでレヴァーラ様を狙って世界中から数多の敵が襲ってくるわ」
リディーナがその場に膝から崩れ落ち、その煌びやかな長い銀髪を床へと散らす。
エルドラ・フィス・スケイルが『シチリア事変も私の仕業だ』と宣誓した折、『これで此処が矢面に立たずに済む』と言った処、『おめでたい奴だ』とジレリノから指摘されたのを思い出す。
「……止むを得ん。それに奴の言っている内容に虚言は無いのだからな」
愕然としている皆の元へ宙を舞ってレヴァーラが戻って来た。余程の速度で飛んだのであろう。黒髪や白い肌に砂埃が載っていた。
「嘘が無いですって!?」
リディーナが珍しく興奮した声でレヴァーラへと詰め寄ってゆく。ディスラドがエルドラの配下であろう訳がない。それはレヴァーラ自身が笑い飛ばしたことである。
「皆無ではないか──。我レヴァーラが能力を与えし順だよ……」
リディーナに対し全く動じず真顔で答える。
「ヴァロウズのNo1、星を落とせし者エルラド。そしてNo2、爆炎のディスラドか…」
「そういう事だ。そしてこのレヴァーラこそ彼等を束ねし諸悪の根源──フフッ、やってくれたものだ」
確かに簡単な図式だとファウナは、或る意味腑に落ちた。その諸悪の根源にされたレヴァーラが最高に愉快なショーでも観る様に顔を綻ばせる。
──自暴自棄……そういった訳でもなさそうである。魔王として持ち上げられた事に寧ろ歓喜しているかの様だ。
当人は少しばかし剣が達者なだけの踊り子であるというのに。
「エルドラ・フィス・スケイルにディスラド……。それにあと3人も強敵がいるというのか」
レヴァーラの配下として一番の年長者となったオルティスタが眉を顰める。先程彼女と妹分のラディアンヌ。たった2人で6番目を抑えてみせた。
だけども楽観視など到底出来やしない。そのチェーン・マニシングでさえも、最初から飛ばしていたとしたら、あんな完勝であった訳がないと自覚している。
それより上が、あと5人……居る。それもふとした気まぐれで此方へ還る可能性など期待出来そうにないらしい。
──イザとなれば妹2人だけでも身を挺して自分が守る。この覚悟に雇い主の意志は関係ないのだ。
「アーッ──全く、とんでもねぇ事になっちまったなぁ。ヤバくなったら俺は逃げるぜ、それを裏切りってのは間違いだ」
「ジレリノ……お前」
この状況下で日和見してる訳にはいかないと感じたNo7からNo10の4人も、同じ医務室へシレッと姿を現す。人口密度が一気に増えた。
No7がキッと甘い顔したの男が本気で詰る様な視線を向ける。
「俺は可笑しな事言ってねぇぜ。俺達4人が此処に揃ってんのは、自分等より上の連中から手前の命を守る為だ……違うか?」
Noなんて関係ない。確かにこの4人が結集してからこそ、どうにか守れる命が在る。だが手に余るなら逃走のみ。
──要するに利害の一致だ。
自分達とてレヴァーラから力を貰った恩義で此処にいる訳ではない。イザとなればこんな踊り子なんかサッサと捨てる──当然の権利だ。
「………」
No8は沈黙したままだ。この輩と友達ゴッゴしてるのはそれなりに愉しい。しかし自分の命を天秤に載せる動機には為り得ない。
──ただ……つい近頃、遊びじゃない友達が出来つつあるのを感じている。その者の一言を彼女は待っているのだ。
「───み、皆さん」
その友達が如何にも重そうな口を開いた。いつになく真剣な表情でディーネが女神候補生へ視線を送る。他の連中も意識こそ違えど同じ行動を取った。
「私はNo1とNo2のことをまだ情報でしか知りません。No3~No5に至っては名前すら……」
とても奥ゆかしく語るファウナであるが、彼女こそ真にNoに囚われない希望だと皆が期待しているのだ。
ただ『私は知りません……』については正直怪しいと思わざるを得ない。あの全てを見透かされた不可思議な初対面を考察すれば誰しもそうなる。
「今、ジレリノさんが言ったのが全てだと私も信じたいと思います。音を消す、影を消す、液体を好きに操る、大気と友達に為れる──全て常軌を逸した能力です」
「ま、まあ……そうでもあっかなぁ」
「……大したことないね」
「ファ・ウ・ナちゃーーんっ! 好きっ!」
「………」
ジレリノが珍しくまんざらでもない顔をする。スルリと言葉が出なかった辺り、アノニモとて実は喜んでいるらしい。
後ろからファウナの事をギュッと抱き締め、頬摺りまでするディーネである。黙ってそっぽを向いているフィルニアは実に困惑している。どんな顔をしたら良いか判らずにいた。
「──そしてファウナ・デル・フォレスタ。お前のその魔導書だな」
レヴァーラがさも嬉し気な顔で先回りする。これにはファウナが困り顔なのはもうお約束の反応だ。
「こ、この力は未だ発展途上ですので、余り期待を持たれても……こ、困ります」
──発展途上!?
これはファウナ以外、全ての者の思いを凝縮している。撃った筈の弾が返ってくるわ、電磁砲の銃弾を破砕するわ、思い返せばキリがない。
「うぅ……何か煩いなぁ……」
皆の会話が寝た子を起こした。やはり19歳以下の中でも、四捨五入で10歳になりそうな幼さを残していた。
薄紫色と陽光の黄色が混ざった大きな瞳が実に印象的である。もう何度目になるか定かでないが、これがチェーン本来の姿なのか、ヴァロウズとファウナ達は知らない。
「このチェーンを抑えたお前達もアテにしている」
レヴァーラがチェーンの姿を見て、思い出した様にラディアンヌとオルティスタへも期待を寄せる。
「ファウナ様のご主人様は、私のご主人様で在らせられます」
「へッ! アンタが悪い奴じゃなきゃ、ファウナのついでに守ってやんよっ!」
形ばかりかも知れないが丁寧に頭を下げるラディと、苦笑いで応じるオルティの2人であった。
──後はこのNo6が我が力として落ち着いてくれれば或いは……。
「ああッ! お前覚えてっぞっ! 僕の口から出した光線砲見てから躱したどうかしてる奴だッ!」
「嗚呼──アレェ? 別に見てから反応した訳じゃねえよ。お前機械の力使ってる割に殺気がバレバレなだけだぁ…」
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