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第12部 混沌と入り混じる敵味方の思惑
第153話 親子の情と愛故の苦悩
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ギリシャ、アテネのアクロポリス以来──またしても進撃のレヴァーラは、たった独りでやらかした。
リディーナの辱めを犠牲にした閃光を体現したレヴァーラ・ガン・イルッゾ専用機。敵が動くものならいざ知らず、もの言わぬただの仕掛け。
こんな連中──現人神が本気を下すまでもなかった。もう『やれやれ』と溜息を吐く気にさえならぬ仲間達。アテネの時は、二人の女神で敵を蹂躙した。
今回は敵と言える存在が殆どゼロの状態。この状況下で黒い女神が最新鋭の人型兵器を縦横無尽に操ろうものなら当然過ぎる帰結と言えよう。
閃光の無駄遣い、此処に極まる。『時間がない』と我が隊長の安否を気にした黒い女神。正に刹那を以って基地最深部に追い着いた。
まるで出来の悪い特撮映画の御都合主義が如き、押して押して、押して参上仕る。
『──黒いEL97式改! レヴァーラめ、もぅ追い着きやがった』
音無しのジレリノ機による加勢もあり、これだけ派手をやらかした割、デラロサに気取られなかったレヴァーラ陣営。
あと何より、目前の親玉に気を取られていたのであろう。アル・ガ・デラロサ当人より先に、銀色のEL97式改が背中に在る熱源センサーで感知した。
『フフッ、デラロサ隊長。奥に居るのが例の司令官殿だな。何れも未だ、生きているではないか』
敵の司令官だけならいざ知らず、『何れも生きてる』とは笑えない冗談。隊長と殿、敬称をワザと付け、煽るのも忘れないレヴァーラ様。
「も、無理ぃ……」
此処でレヴァーラ機を囲んでいた蒼き閃光の時間切れ。
同乗者のリディーナ、息も絶え絶え失神して終わりを迎える。僅かな時間であったが、見事役目を果たしてくれた。
ザシュッ! ザシュッ!
宙を旋回していたレヴァーラ機のナイフ2本、魂の器を失い時間差を以って落ちた重力の先。ストーナーの乗るED01-Rの両腕とは、些か話が旨過ぎやしないか。
『よ、よせレヴァーラッ! ソイツの足元には、大量の爆弾が埋まってやがるんだッ!』
これには大層焦るアル・ガ・デラロサ。基地の床へ力なく落ちたストーナー機の両腕。加えて2本の巨大なナイフも地面に刺さる切れ味の良さ。
ガディンを冥途送りにするのは俺様。そんな意地だけでは済まされない一大事の方を先ずは案じた。
『ククッ、それは何とも随分下らぬ冗談だな。──ただのハッタリではないのか? 折角最深部まで足を運んでみれば、軍最後の敵が自爆上等の人形とは小馬鹿にするにも程度があるぞ』
デラロサから『よせ』と制止を促された処で所詮落ちたナイフだ。如何にもならない。挙句の果て『ソイツは自爆テロを狙ってるから攻撃するな』これは片腹痛いじゃ済まされない。
『──さて、貴様がゼファンナ・ルゼ・フォレスタを好きに扱った男だな。年寄りの爺が何と趣味の悪い』
レヴァーラ、静かなる怒り。操縦室越しとはいえ、敵側のED01-Rを真正面に睨み付ける。
──母さん……やっぱり姉さんの分まで怒っているのね。
ファウナはやはりこの女は母親なのだと改めて思い返す。自分ながら嫌らしい話、此処で双子の姉を好きにされた苦情なんて正直どうでも良い。
『これは……まさにどの口が言うを地で往くな。そうは思わんかねマーダ君? 君の年齢とて大して変わらぬ筈。然も本命を連れ回して良く言えたものだ』
レヴァーラの中身を差すストーナー。さらにファウナのことを『本命』と付け加える。姉ゼファンナの方が有能故、軍は選んだのではなかったのか?
浮島に於ける戦闘の折、『あんな時代遅れの魔女など……』とコケにした後、『絶対に生け捕りにしろ』と意味の通らぬことを告げた男だ。
ガディン・ストーナー──訝しき事この上ない存在。
『レヴァーラァァッ!! 手を出すんじゃねぇって言ってんだろうがッ!! もし此奴の言ってる事がただの脅しでなけりゃ、ファウナを含む手前等揃って御陀仏だぜッ!』
本音はただ『俺が殺るから邪魔すんなッ!』と狂犬に成りて吼えたいデラロサである。されど此処は一旦、仇の言うがまま騙されたフリを装う。その方が筋が通っているのだ。
『フフッ……。貴様の気分、判っているつもりだデラロサ。我はこんな愚物の命なぞ、興味ない。──然し殺す前に少しモノを訊ねたい』
これはレヴァーラの意外なる物言い。現人神が他人へ質問を投げ掛ける。ファウナの如く可愛い上に放って置けない者でもなければ、傾聴だなんて在り得やしない。
『ほぅ……面白い。私に答えが出せる内容ならば……どうせ失せる命、包み隠さず話して差し上げよう』
相も変わらず自爆による道連れ狙いか不明なガディン。『失せる命』と自ら吹いた。自分が死に際なのは認めているらしい。それは差て置き、黒い女神御自ら教えを乞いたのが嬉しい言い草。
『では問わせて貰う。──虚ろき人間共の魂は次々と減っているというのに、何故私の娘を堕天使の様に使い倒してまで、さらなる根絶やしを進めたのだ?』
メインカメラ越しに目前のガディン・ストーナーなる初見の人物を睨み、疑問を投げるレヴァーラである。
──レヴァーラ・ガン・イルッゾ『お前がそれを言うのか?』一見筆頭に上がりそうな台詞。
しかし嘗て彼女は、自分の元を去り世界の力無き人々を、好きに乱獲したヴァロウズNo1~No5の連中に対し『こんな事をさせたくて力を与えた訳ではない』と凄んだものだ。
──我とて人の進化を望んでいる。それを絶やして何とする。
それがよもや仮にも人民を護るべく結成された連合国軍が、雑草でも摘む手軽さで世界を混沌へ堕とし込んだやり口には、かなり腹に据えかねている。
然もその先兵が己の娘だと知り尽くしてしまった……これは心中穏やかでいられる方がどうかしている。
……フフッ、ハハッ、フハハハハハッ。
その蔑みは声というより聴く者達それぞれの心の闇へ直接響いた。もう各機のメインモニタにストーナーも、彼の代名詞である伊達眼鏡も映り込んではいない。
それにも拘わらず、顎まで割いて嘲笑するストーナーの姿が透けて見える気がした。
『戦乱、動乱、紛争、事変、内戦。──そして革命。これら総てが人を革新へ促した。人は争いなくしてこれほど進化出来なかった。君達が乗っているソレは何だ? 子供の玩具ではあるまい』
如何にも戦争を商売の道具にしている者の言い分といった処か。確かに押し付けの教育でさえ悲しい程に判る理屈だ。
『──判らんでもない。だがッ! 断じて否ッ!! 確かに人の欲が進化を育む。しかし彼等、彼女等を……人の結び付きを削っては元も子もないッ!!』
無力な若き踊り子時代、愛など知らぬ間に双子を宿し、それらを捨てた当人。それでも彼女は愛を語らずにはいられなかった。
『マーダ君……意識だけの君が人の世を語るとは。出過ぎ真似だと思わんのかね?』
ガディン・ストーナーとてマーダの出自を理解している。サイガン・ロットレンというイカれた男が産み落とした人ならざる者。
『否ッ!! 今の我はただのレヴァーラ! 二人の娘を捨てた罪を今さら悔やむ愚かで孤独な女に過ぎぬッ! 我は孤独からは何も生めぬと知ったッ! この愛する娘がそれを教えてくれたッ!!』
世界最初の自由意志を持った人工知能としてではなく、代わりの作れぬ母親としての矜持を語る。愛を忘れた老人から論じられるまでもなく、己の愚かは知った上でだ。
「──母……さん、う、アァァァァッ!!」
ファウナは独り、金色なる専用機の内で慟哭せずにいられない。操縦席の上、身体中を捻じらせ泣き喚く。
何とも複雑怪奇な人間模様か──。
実の母親を女性として憧れ、やがて愛へ転嫁させてしまった少女の末路。母としての愛を強調して語る姿に、手放しの歓喜だけではいられぬ強欲。
同性同士で実は親子。前者は兎も角、後者の愛は普通の百合では片付け切れない。母親との情を語られ、虚ろな少女は何を夢見る……。
リディーナの辱めを犠牲にした閃光を体現したレヴァーラ・ガン・イルッゾ専用機。敵が動くものならいざ知らず、もの言わぬただの仕掛け。
こんな連中──現人神が本気を下すまでもなかった。もう『やれやれ』と溜息を吐く気にさえならぬ仲間達。アテネの時は、二人の女神で敵を蹂躙した。
今回は敵と言える存在が殆どゼロの状態。この状況下で黒い女神が最新鋭の人型兵器を縦横無尽に操ろうものなら当然過ぎる帰結と言えよう。
閃光の無駄遣い、此処に極まる。『時間がない』と我が隊長の安否を気にした黒い女神。正に刹那を以って基地最深部に追い着いた。
まるで出来の悪い特撮映画の御都合主義が如き、押して押して、押して参上仕る。
『──黒いEL97式改! レヴァーラめ、もぅ追い着きやがった』
音無しのジレリノ機による加勢もあり、これだけ派手をやらかした割、デラロサに気取られなかったレヴァーラ陣営。
あと何より、目前の親玉に気を取られていたのであろう。アル・ガ・デラロサ当人より先に、銀色のEL97式改が背中に在る熱源センサーで感知した。
『フフッ、デラロサ隊長。奥に居るのが例の司令官殿だな。何れも未だ、生きているではないか』
敵の司令官だけならいざ知らず、『何れも生きてる』とは笑えない冗談。隊長と殿、敬称をワザと付け、煽るのも忘れないレヴァーラ様。
「も、無理ぃ……」
此処でレヴァーラ機を囲んでいた蒼き閃光の時間切れ。
同乗者のリディーナ、息も絶え絶え失神して終わりを迎える。僅かな時間であったが、見事役目を果たしてくれた。
ザシュッ! ザシュッ!
宙を旋回していたレヴァーラ機のナイフ2本、魂の器を失い時間差を以って落ちた重力の先。ストーナーの乗るED01-Rの両腕とは、些か話が旨過ぎやしないか。
『よ、よせレヴァーラッ! ソイツの足元には、大量の爆弾が埋まってやがるんだッ!』
これには大層焦るアル・ガ・デラロサ。基地の床へ力なく落ちたストーナー機の両腕。加えて2本の巨大なナイフも地面に刺さる切れ味の良さ。
ガディンを冥途送りにするのは俺様。そんな意地だけでは済まされない一大事の方を先ずは案じた。
『ククッ、それは何とも随分下らぬ冗談だな。──ただのハッタリではないのか? 折角最深部まで足を運んでみれば、軍最後の敵が自爆上等の人形とは小馬鹿にするにも程度があるぞ』
デラロサから『よせ』と制止を促された処で所詮落ちたナイフだ。如何にもならない。挙句の果て『ソイツは自爆テロを狙ってるから攻撃するな』これは片腹痛いじゃ済まされない。
『──さて、貴様がゼファンナ・ルゼ・フォレスタを好きに扱った男だな。年寄りの爺が何と趣味の悪い』
レヴァーラ、静かなる怒り。操縦室越しとはいえ、敵側のED01-Rを真正面に睨み付ける。
──母さん……やっぱり姉さんの分まで怒っているのね。
ファウナはやはりこの女は母親なのだと改めて思い返す。自分ながら嫌らしい話、此処で双子の姉を好きにされた苦情なんて正直どうでも良い。
『これは……まさにどの口が言うを地で往くな。そうは思わんかねマーダ君? 君の年齢とて大して変わらぬ筈。然も本命を連れ回して良く言えたものだ』
レヴァーラの中身を差すストーナー。さらにファウナのことを『本命』と付け加える。姉ゼファンナの方が有能故、軍は選んだのではなかったのか?
浮島に於ける戦闘の折、『あんな時代遅れの魔女など……』とコケにした後、『絶対に生け捕りにしろ』と意味の通らぬことを告げた男だ。
ガディン・ストーナー──訝しき事この上ない存在。
『レヴァーラァァッ!! 手を出すんじゃねぇって言ってんだろうがッ!! もし此奴の言ってる事がただの脅しでなけりゃ、ファウナを含む手前等揃って御陀仏だぜッ!』
本音はただ『俺が殺るから邪魔すんなッ!』と狂犬に成りて吼えたいデラロサである。されど此処は一旦、仇の言うがまま騙されたフリを装う。その方が筋が通っているのだ。
『フフッ……。貴様の気分、判っているつもりだデラロサ。我はこんな愚物の命なぞ、興味ない。──然し殺す前に少しモノを訊ねたい』
これはレヴァーラの意外なる物言い。現人神が他人へ質問を投げ掛ける。ファウナの如く可愛い上に放って置けない者でもなければ、傾聴だなんて在り得やしない。
『ほぅ……面白い。私に答えが出せる内容ならば……どうせ失せる命、包み隠さず話して差し上げよう』
相も変わらず自爆による道連れ狙いか不明なガディン。『失せる命』と自ら吹いた。自分が死に際なのは認めているらしい。それは差て置き、黒い女神御自ら教えを乞いたのが嬉しい言い草。
『では問わせて貰う。──虚ろき人間共の魂は次々と減っているというのに、何故私の娘を堕天使の様に使い倒してまで、さらなる根絶やしを進めたのだ?』
メインカメラ越しに目前のガディン・ストーナーなる初見の人物を睨み、疑問を投げるレヴァーラである。
──レヴァーラ・ガン・イルッゾ『お前がそれを言うのか?』一見筆頭に上がりそうな台詞。
しかし嘗て彼女は、自分の元を去り世界の力無き人々を、好きに乱獲したヴァロウズNo1~No5の連中に対し『こんな事をさせたくて力を与えた訳ではない』と凄んだものだ。
──我とて人の進化を望んでいる。それを絶やして何とする。
それがよもや仮にも人民を護るべく結成された連合国軍が、雑草でも摘む手軽さで世界を混沌へ堕とし込んだやり口には、かなり腹に据えかねている。
然もその先兵が己の娘だと知り尽くしてしまった……これは心中穏やかでいられる方がどうかしている。
……フフッ、ハハッ、フハハハハハッ。
その蔑みは声というより聴く者達それぞれの心の闇へ直接響いた。もう各機のメインモニタにストーナーも、彼の代名詞である伊達眼鏡も映り込んではいない。
それにも拘わらず、顎まで割いて嘲笑するストーナーの姿が透けて見える気がした。
『戦乱、動乱、紛争、事変、内戦。──そして革命。これら総てが人を革新へ促した。人は争いなくしてこれほど進化出来なかった。君達が乗っているソレは何だ? 子供の玩具ではあるまい』
如何にも戦争を商売の道具にしている者の言い分といった処か。確かに押し付けの教育でさえ悲しい程に判る理屈だ。
『──判らんでもない。だがッ! 断じて否ッ!! 確かに人の欲が進化を育む。しかし彼等、彼女等を……人の結び付きを削っては元も子もないッ!!』
無力な若き踊り子時代、愛など知らぬ間に双子を宿し、それらを捨てた当人。それでも彼女は愛を語らずにはいられなかった。
『マーダ君……意識だけの君が人の世を語るとは。出過ぎ真似だと思わんのかね?』
ガディン・ストーナーとてマーダの出自を理解している。サイガン・ロットレンというイカれた男が産み落とした人ならざる者。
『否ッ!! 今の我はただのレヴァーラ! 二人の娘を捨てた罪を今さら悔やむ愚かで孤独な女に過ぎぬッ! 我は孤独からは何も生めぬと知ったッ! この愛する娘がそれを教えてくれたッ!!』
世界最初の自由意志を持った人工知能としてではなく、代わりの作れぬ母親としての矜持を語る。愛を忘れた老人から論じられるまでもなく、己の愚かは知った上でだ。
「──母……さん、う、アァァァァッ!!」
ファウナは独り、金色なる専用機の内で慟哭せずにいられない。操縦席の上、身体中を捻じらせ泣き喚く。
何とも複雑怪奇な人間模様か──。
実の母親を女性として憧れ、やがて愛へ転嫁させてしまった少女の末路。母としての愛を強調して語る姿に、手放しの歓喜だけではいられぬ強欲。
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