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第13部 陽堕ちる刻
第170話 静かなる孤独な争いの終止符
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期せずしてディスラド勢が三人と化した。
暗転と爆発のディスラド、褐色の神々の召喚士であるパルメラ・ジオ・スケイル。──そして暗黒の女神、レヴァーラ・ガン・イルッゾ。
対する森の女神勢4名。
長女オルティスタの駆るEL97式改が閃光弾の代わりに解き放った炎舞の燕達、火焔のまま押し留められ陽炎にすら為れなかった。
しかしそれすら些事に過ぎない。
何しろ森の女神当人とタメ張れる程の魔導騎士、ゼファンナ・ルゼ・フォレスタが肩を並べているのだ。然も偶然の産物とはいえ、レヴァーラの閃光を我が物とした。
レヴァーラの方も戦乙女などを手に入れたが、これは流石に分が悪いと言わざるを得ないか。何しろ機体がもう人型を成していない。
「──両腕と剣、それに空すら飛べるッ! 脚など無くとも我はやれる!」
この連中で一番痛々しい姿のレヴァーラ機が、先陣切って森の女神勢、聖騎士団の前に立ちはだかる。
「グッ!? レヴァーラ、まだこんな力を!」
「フフッ……オルティスタ。例えお前が最強の剣士であろうとも、この我を曲げることなど出来やしない」
手刀を剣へと転じた武器で黒い突きをオルティスタ機に見舞う。
滾るアーミーナイフで応じるオルティスタ機だが所詮は軽量装備。戦乙女2回分の力も加わった突きに押し戻される。
ビシィッ!
──ムッ、足元を! 私の動きまでを封じるとは何とも器用な!
それ処か左腕の輝きの刃を伸ばし、オルティスタ機の背後を守るラディアンヌ機に牽制すら入れる。初めて扱っているとは到底思えぬ鋭敏な動き。
「──『異質なる創』!」
創造神ブラフマの力を借り、パルメラが増やしたるは何と黒いEL97式改。これは酷い。手負いであるが最強たる女王の手駒を本体含め3つに増やした。
「わ、我を増やすか? ククッ、精々派手に使い倒すが良かろう」
レヴァーラ、一介の兵士として戦える喜びを無邪気に感ずる。余分な思考を一切断ち切り、ただの戦士へ返り咲く。
「チィッ!」
自分より先んじて陽炎を増やされた結果のオルティスタ、思わず舌打ち。
これで敵数だけなら紛いなりにも越されてしまった。女王が先兵と化した異質なる盤上。
非常に辟易する森の女神勢。女三銃士に独りづつの抑えが付いた。振り解かねばGOALに辿り着けない。
ピリリッピリリッピリリッ……不意に鳴り響くファウナの腕時計型端末。この端末あくまで魔導書の代わり。音声通話をこれで行うのは初かも知れない。
ピッ。
『ファウナ、私唯一無二の愛しき女性。お前のレヴァは此処に居る。ディスラドでなくこの女を止めて見せるがお前の流儀……私はそれを強く望む』
レヴァーラは、暫く無線を切り、発言を独り言にしていた。機体の拡声器頼みでなく、気弱な女性を武器に甘えた声を送る。実娘であり戦友であり──そして彼女に取って初めての恋人。
マーダでないレヴァーラ自身は、愛するファウナに己の迷いを断ち切って欲しいのだ。しくじれば世界を揺るがし兼ねない闘争の狭間の渦中であろうと。
ピッ。
ファウナが決意漲る顔でグループ通話を開く。
これも初の試み、恋人同士の危うい会話を心許せる友人達に敢えて届ける。
『母さん……いいえレヴァ。貴女の望み、私が必ず叶えてあげるッ! 皆、他を御願いッ!』
双子の次女もその覚悟、全力で応える様決意を新たに仲間へ伝える。例えディスラドが不可思議を極めようとも、愛する恋人が変わらなければ心配無用。
ファウナは正直、これが母と最期の争いだと決めつけていた。されどこの昂ぶり、若さ故の為せる勢いなのだ。けれど母の方は気楽ではない。
『征けぇ、ファウナッ!!』
オルティスタらしい情熱秘めた紅色の唇。耳が痛くなる程の熱き応援を送る。
『ファウナ様、どうか貴女のお慕いする真実のレヴァーラ様を』
森の女神の守り手らしい緑色の唇でラディアンヌが心穏やかに背中を押す。
『ちょっとムカつくけどファウナ、貴女に大事な母を預けるわ。必ず取り戻していらっしゃいッ!!』
金色が決してブレないゼファンナの唇。『ムカつく』と言った傍から声音が緩む。
──レヴァが望んでる! 皆も支えてくれるッ! レヴァが私の元へ帰るのを!!
「──『戦乙女』! ──『白き月の守り手』!」
拡声器も無線も通さぬファウナの鼓動。声を漏らさずとも周囲にも判る気合と共に燃え盛る気配。
ピッ。
レヴァは独り通話を切る。清々しくもあれど、何故か淋しさ漂う顔つき。
「これで……これで良い。ファウナ・デル・フォレスタ……どうか私が私で要られる内に葬送ってくれ」
レヴァーラという女性は、マーダの意識に入り込まれて以来、ずっと孤独な闘いを演じて来た。気を抜いたら即、元の意識は上書きされる恐怖。
──いっそ自害したかった……が、もう独りが決して容認しなかった。
しかしながら15年前、3歳の少女を意味を解せずまま必死に救いそれから14年後、シチリアの森に於いて魔導を極めんとする少女の噂を耳にした。
もぅ殆どマーダで上書きされつつあったレヴァーラの脳裏。だから殺害指令を部下達へ迷わず飛ばした。
なれど森の少女は試練を乗り越え、その柔い唇を、自分の手の甲へ愛を込めて送り届けてきたのだ。
炭火の残り火の様、燻りながら灰になるのを待つだけだったレヴァーラ当人の意識──再び目覚め燃え上がる。
例え待ってる結果が燃え尽きる同じ灰でも、女としての意地を胸に塵も残さず最後まで燃やし切る。
もう間もなくこの闘争も終焉を迎える。──そんな矢先、実母の矜持に心突き動かされた。
──それも今日が最期。ファウナ、そしてゼファンナ。こんなふざけた私に、よもや至福で満たされる日を届けてくれるとは。
「フッ……私の中に生まれた能力。これを最後まで貴様に使わせず、私は旅立つ!」
ファウナにトドメを刺して貰う愉悦。しかしそれでも本気で挑む事に変わりない。次女とて想いは同じ。気の抜けた演技ではマーダもディスラドとて騙せやしない。
──だけどッ!
──そんなモノよりッ!
──互いに敬愛する者同士、真剣にやり合うが最高の誉れ!!──
白き月の守り手で強化したファウナ機の手刀と、漆黒の戦乙女の手刀同士がぶつかり火花を散らす。
何れかがいつ倒れても不思議じゃない拮抗の最中、何故だか笑みの零れる両者。まるで師が成長を遂げた弟子と交わる戯れの様。
▷▷御姉様方、影達の御相手Take care!
風の精霊術『言の葉』を用い、何とも気軽な声でゼファンナが姉御肌二人へ、分身したレヴァーラ機の相手を頼んで一目散。向かうは世界最強の魔導士パルメラ。
「か弱い術士相手に随分大袈裟な格好やないの?」
金色の巨人相手にパルメラが文句を垂れる。少し気が抜けたのか、長い事普段使っていた独特の訛りが口から洩れる。
パチンッ。
『私に言わせりゃアンタの方が余程質悪いわっ! 美の女神の化身みたいなのが戦場を揺るがすだなんて本物の戦の女神だってMind-blowing!』
パルメタの他に類を見ないほどの美麗さを態々拡声器を通して称えるゼファンナ。機体の手足を器用に使って肩を竦める。
美には人一倍煩いゼファンナがEL97式改のメインカメラ望遠を用いて透けた衣装を隈なく見つめる。そんなやらしい視線に気付いたか、年甲斐もなくパルメラが顔を赤らめ身体を隠す。
『ま、本音言うとさ。同じ術士として全力のお手合わせを願いに来たのよ。──私の閃光、そう長くは持たないからね!』
魔導を嗜む者としてどうせなら最上と最高の状態で戦ってみたい衝動。
ゼファンナらしい強気な行動。当然負ける気ないから言える。『私の閃光』辺りから煽り口調が舌を出す。
「それはえらいおおきに。なら敬意を表し本気でやらせて貰いますわ」
此処で遊びは終いとばかりに12mに対し、172cmしかない高身長を存分に使い、さも蔑んだ目で不浄の左手首を振り挑発するパルメラ。
自分で『時間が惜しい』と言ったゼファンナ機。荒々しく襲うのかと思いきや、未だ言い足りない舌戦を吹っ掛ける。
『だけど貴女みたいに優秀な女がどうしてマーダなんかの下に付くのか意味わっかんな……』
「──『戦神の刃』!!」
ゼファンナの挑発に歯切れ良い術で応じるパルメラの怒り。父親殺しインドラの敵意剥き出しな攻勢。
蒼い電撃を帯びた大量の剣がゼファンナ機向けて空から降り注ぐ。囲いの牢屋を錬成した様に、前後左右全てに刺さるがワザと当てない威嚇射撃か。
すべからず落とされ無惨な串刺し姿を晒す羽目になってもなんら可笑しくなかったゼファンナ機。
「私は夫エルドラの遺言を相続する権利が在る! 誰にも譲れない私だけの特権ッ!! 放棄する気なぞ微塵もなくてよッ!」
大層無礼な娘に怒りをぶち撒けるパルメラ。なれどゼファンナ的にはこれで良いのだ。
暗転と爆発のディスラド、褐色の神々の召喚士であるパルメラ・ジオ・スケイル。──そして暗黒の女神、レヴァーラ・ガン・イルッゾ。
対する森の女神勢4名。
長女オルティスタの駆るEL97式改が閃光弾の代わりに解き放った炎舞の燕達、火焔のまま押し留められ陽炎にすら為れなかった。
しかしそれすら些事に過ぎない。
何しろ森の女神当人とタメ張れる程の魔導騎士、ゼファンナ・ルゼ・フォレスタが肩を並べているのだ。然も偶然の産物とはいえ、レヴァーラの閃光を我が物とした。
レヴァーラの方も戦乙女などを手に入れたが、これは流石に分が悪いと言わざるを得ないか。何しろ機体がもう人型を成していない。
「──両腕と剣、それに空すら飛べるッ! 脚など無くとも我はやれる!」
この連中で一番痛々しい姿のレヴァーラ機が、先陣切って森の女神勢、聖騎士団の前に立ちはだかる。
「グッ!? レヴァーラ、まだこんな力を!」
「フフッ……オルティスタ。例えお前が最強の剣士であろうとも、この我を曲げることなど出来やしない」
手刀を剣へと転じた武器で黒い突きをオルティスタ機に見舞う。
滾るアーミーナイフで応じるオルティスタ機だが所詮は軽量装備。戦乙女2回分の力も加わった突きに押し戻される。
ビシィッ!
──ムッ、足元を! 私の動きまでを封じるとは何とも器用な!
それ処か左腕の輝きの刃を伸ばし、オルティスタ機の背後を守るラディアンヌ機に牽制すら入れる。初めて扱っているとは到底思えぬ鋭敏な動き。
「──『異質なる創』!」
創造神ブラフマの力を借り、パルメラが増やしたるは何と黒いEL97式改。これは酷い。手負いであるが最強たる女王の手駒を本体含め3つに増やした。
「わ、我を増やすか? ククッ、精々派手に使い倒すが良かろう」
レヴァーラ、一介の兵士として戦える喜びを無邪気に感ずる。余分な思考を一切断ち切り、ただの戦士へ返り咲く。
「チィッ!」
自分より先んじて陽炎を増やされた結果のオルティスタ、思わず舌打ち。
これで敵数だけなら紛いなりにも越されてしまった。女王が先兵と化した異質なる盤上。
非常に辟易する森の女神勢。女三銃士に独りづつの抑えが付いた。振り解かねばGOALに辿り着けない。
ピリリッピリリッピリリッ……不意に鳴り響くファウナの腕時計型端末。この端末あくまで魔導書の代わり。音声通話をこれで行うのは初かも知れない。
ピッ。
『ファウナ、私唯一無二の愛しき女性。お前のレヴァは此処に居る。ディスラドでなくこの女を止めて見せるがお前の流儀……私はそれを強く望む』
レヴァーラは、暫く無線を切り、発言を独り言にしていた。機体の拡声器頼みでなく、気弱な女性を武器に甘えた声を送る。実娘であり戦友であり──そして彼女に取って初めての恋人。
マーダでないレヴァーラ自身は、愛するファウナに己の迷いを断ち切って欲しいのだ。しくじれば世界を揺るがし兼ねない闘争の狭間の渦中であろうと。
ピッ。
ファウナが決意漲る顔でグループ通話を開く。
これも初の試み、恋人同士の危うい会話を心許せる友人達に敢えて届ける。
『母さん……いいえレヴァ。貴女の望み、私が必ず叶えてあげるッ! 皆、他を御願いッ!』
双子の次女もその覚悟、全力で応える様決意を新たに仲間へ伝える。例えディスラドが不可思議を極めようとも、愛する恋人が変わらなければ心配無用。
ファウナは正直、これが母と最期の争いだと決めつけていた。されどこの昂ぶり、若さ故の為せる勢いなのだ。けれど母の方は気楽ではない。
『征けぇ、ファウナッ!!』
オルティスタらしい情熱秘めた紅色の唇。耳が痛くなる程の熱き応援を送る。
『ファウナ様、どうか貴女のお慕いする真実のレヴァーラ様を』
森の女神の守り手らしい緑色の唇でラディアンヌが心穏やかに背中を押す。
『ちょっとムカつくけどファウナ、貴女に大事な母を預けるわ。必ず取り戻していらっしゃいッ!!』
金色が決してブレないゼファンナの唇。『ムカつく』と言った傍から声音が緩む。
──レヴァが望んでる! 皆も支えてくれるッ! レヴァが私の元へ帰るのを!!
「──『戦乙女』! ──『白き月の守り手』!」
拡声器も無線も通さぬファウナの鼓動。声を漏らさずとも周囲にも判る気合と共に燃え盛る気配。
ピッ。
レヴァは独り通話を切る。清々しくもあれど、何故か淋しさ漂う顔つき。
「これで……これで良い。ファウナ・デル・フォレスタ……どうか私が私で要られる内に葬送ってくれ」
レヴァーラという女性は、マーダの意識に入り込まれて以来、ずっと孤独な闘いを演じて来た。気を抜いたら即、元の意識は上書きされる恐怖。
──いっそ自害したかった……が、もう独りが決して容認しなかった。
しかしながら15年前、3歳の少女を意味を解せずまま必死に救いそれから14年後、シチリアの森に於いて魔導を極めんとする少女の噂を耳にした。
もぅ殆どマーダで上書きされつつあったレヴァーラの脳裏。だから殺害指令を部下達へ迷わず飛ばした。
なれど森の少女は試練を乗り越え、その柔い唇を、自分の手の甲へ愛を込めて送り届けてきたのだ。
炭火の残り火の様、燻りながら灰になるのを待つだけだったレヴァーラ当人の意識──再び目覚め燃え上がる。
例え待ってる結果が燃え尽きる同じ灰でも、女としての意地を胸に塵も残さず最後まで燃やし切る。
もう間もなくこの闘争も終焉を迎える。──そんな矢先、実母の矜持に心突き動かされた。
──それも今日が最期。ファウナ、そしてゼファンナ。こんなふざけた私に、よもや至福で満たされる日を届けてくれるとは。
「フッ……私の中に生まれた能力。これを最後まで貴様に使わせず、私は旅立つ!」
ファウナにトドメを刺して貰う愉悦。しかしそれでも本気で挑む事に変わりない。次女とて想いは同じ。気の抜けた演技ではマーダもディスラドとて騙せやしない。
──だけどッ!
──そんなモノよりッ!
──互いに敬愛する者同士、真剣にやり合うが最高の誉れ!!──
白き月の守り手で強化したファウナ機の手刀と、漆黒の戦乙女の手刀同士がぶつかり火花を散らす。
何れかがいつ倒れても不思議じゃない拮抗の最中、何故だか笑みの零れる両者。まるで師が成長を遂げた弟子と交わる戯れの様。
▷▷御姉様方、影達の御相手Take care!
風の精霊術『言の葉』を用い、何とも気軽な声でゼファンナが姉御肌二人へ、分身したレヴァーラ機の相手を頼んで一目散。向かうは世界最強の魔導士パルメラ。
「か弱い術士相手に随分大袈裟な格好やないの?」
金色の巨人相手にパルメラが文句を垂れる。少し気が抜けたのか、長い事普段使っていた独特の訛りが口から洩れる。
パチンッ。
『私に言わせりゃアンタの方が余程質悪いわっ! 美の女神の化身みたいなのが戦場を揺るがすだなんて本物の戦の女神だってMind-blowing!』
パルメタの他に類を見ないほどの美麗さを態々拡声器を通して称えるゼファンナ。機体の手足を器用に使って肩を竦める。
美には人一倍煩いゼファンナがEL97式改のメインカメラ望遠を用いて透けた衣装を隈なく見つめる。そんなやらしい視線に気付いたか、年甲斐もなくパルメラが顔を赤らめ身体を隠す。
『ま、本音言うとさ。同じ術士として全力のお手合わせを願いに来たのよ。──私の閃光、そう長くは持たないからね!』
魔導を嗜む者としてどうせなら最上と最高の状態で戦ってみたい衝動。
ゼファンナらしい強気な行動。当然負ける気ないから言える。『私の閃光』辺りから煽り口調が舌を出す。
「それはえらいおおきに。なら敬意を表し本気でやらせて貰いますわ」
此処で遊びは終いとばかりに12mに対し、172cmしかない高身長を存分に使い、さも蔑んだ目で不浄の左手首を振り挑発するパルメラ。
自分で『時間が惜しい』と言ったゼファンナ機。荒々しく襲うのかと思いきや、未だ言い足りない舌戦を吹っ掛ける。
『だけど貴女みたいに優秀な女がどうしてマーダなんかの下に付くのか意味わっかんな……』
「──『戦神の刃』!!」
ゼファンナの挑発に歯切れ良い術で応じるパルメラの怒り。父親殺しインドラの敵意剥き出しな攻勢。
蒼い電撃を帯びた大量の剣がゼファンナ機向けて空から降り注ぐ。囲いの牢屋を錬成した様に、前後左右全てに刺さるがワザと当てない威嚇射撃か。
すべからず落とされ無惨な串刺し姿を晒す羽目になってもなんら可笑しくなかったゼファンナ機。
「私は夫エルドラの遺言を相続する権利が在る! 誰にも譲れない私だけの特権ッ!! 放棄する気なぞ微塵もなくてよッ!」
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