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  私の期待はいい意味で裏切られた。
  
  ディーンの指がまるで生き物にように私のあそこをかき混ぜる。
  
  そうすると、いきなり気持ちよくなる波がやってきた。
  
  これはクリで逝くときと感覚が似ていたけど、それよりもずっと長い波だった。
  
  セックスで逝く前に、どうやら指で逝けちゃいそうだ。
  
  でも、中で逝ったことがない私はどうしたらいいのかわからない。
  
  体が浮いて、もういつでも吹っ飛べるところまできている。
  
  しかし、どうやって飛んだらいいかわからない。
  
「ああ……」

  私はどうしたらいいかわからず喘ぎながら必死にディーンの腕をつかんだ。
  
  すると、ディーンは優しく私の耳元でささやいた。
  
「いいよ、逝っても……ホテルだから汚してもいいし、声出しても平気だよ」
「あ、あ、ああああん」
「ほら、逝っていいよ!  気持ちいんだろ!  逝けよ!」
「う、うあああん、いい、いい、いっく!」

  ガクブルに痙攣する私……頭は真っ白だ……。
  
  なに……これ?
  
  マジで吹っ飛んだ!
  
  うわぁ、指で逝くとかヤバすぎるんじゃないか私は!
  
  こんなんでちんぽいれられた私、私、どうなっちゃうのかなあ……。
  
  ディーンはベットわきのテーブルに手を伸ばした。
  
  べりべりという音が鳴った。ゴムを取り出したようだ。
  
  ああ、いよいよかあ、私は33才にしてようやく女になりますって感じだった。
  
  でも、ディーンのちんぽを見てみると、ダラんとしていた。
  
  そうかと思うと、ゆっくりとちんぽが私の顔に近づいてくる。
  
  んもう、またフェラですかあ 。
  
「ぐぽ、ぐっぽ、じゅるるるる」

  みるみるうちに、ちんぽは勃起していった。
  
  私のフェラですぐ大きくなるなんて、嬉しすぎる。
  
  ディーンは秒でゴムを装着するとささやいた。
  
「じゃあ、股開いて……」

  ぱっかーん、と私は全開に股を開いた。
  
  もう、恥ずかしさは通り越して、快楽の波に流されようとしていた。
  
  ディーンはゆっくり正常位の私に入ってきた。
  
  いつ激しくされるかと思うと鳥肌がたつ。
  
  旦那とディーンを比べてはダメだけど、これが本当のセックスなのだと感じた。
  
  私はそう気づいたら、ディーンとのセックスを純粋に楽しみたい気分になった。
  
  その私の気持ちが通じたのか、ジッとしていたディーンの腰がゆっくり動きだして私のマンコの中で、のの字を描いた。
  
  きゃ!  なにこの腰の動き!  こんなことされたことない!
  
  私は感動した。まるで水を得た魚のようにディーンは滑らかに私の中を泳いだ。
  
「すごい気持ちいいですね」
「ええ、ほんとに……」
「俺たちヤバイですよね」
「ね、こんなになっちゃったね」
「じゃ、じゃあ今度は俺の首に手を回してください」
「こう?」
「はい、そうです、騎乗位しましょう」

  ディーンはそう言って私を抱き起こした。
  
  私たちは座りあって激しく抱き合った。
  
  キスをしながらお互いの腰をくねらす。
  
  でも、やっぱりディーンの動きのほうが上手でいつのまにか私の方が気持ちよくさせてもらってる状態になる。
  
「ああ、ああ、気持ちいい」
「すごい、乱れてますね、本当に人妻ですか?」
「あ、あ、言わないでっ」
「ちんぽ気持ちいですか?」
「え?  あ、なに?」
「俺のちんぽ、気持ちいいですか?」
「あん、気持ちいい、ちんぽ……気持ちいいわ~」
「じゃあ、こんどは俺が寝るから好きなように腰を動かしていいですよ」

  ディーンはどてーんと仰向けに寝た。
  
  私はそんなこと言われても、騎乗位なんかやったことないからどう動いていいかわからない。
  
  私が動かずに困惑しているとディーンが声をかけた。
  
「え?  もしかして騎乗位したことないですか?」
「あ……はい、ごめんなさい」
「いえ、いいですよ、じゃあ、そのまま後ろ向いてください」
「え?  このまま?」
「はい、いれたままぐるっと回ってください」

  私はぎこちなくも片足からゆっくり移動していった。
  
  やればできるもんだ。ディーンの顔は見えなくなったけど、ちんぽだけは入っているというなんとも奇妙な絵図になった。
  
「前に倒れてください」
「こう?」
「そうです、では、ゆっくり腰を浮かして」
「あ、はい」

  私は腰を浮かすとちんぽが抜けそうになることがわかった。
  
  あ、やだ……またいれてほしい……。
  
「じゃあ、腰を下ろして」
「はい」

  ズボッと私の中にちんぽが再びねじ込まれた。体の中に火花が走った。
  
「あんっ、すごい!」
「わかりましたか?」
「ええ、気持ちいい、これヤバい!  奥っ!  当たるっ、当たってる!」
「ヤバいですか?」
「ヤバいっ、だめっ!  あああん」
「すごい乱れっぷりですね……」
「わ、わたし、こんなに気持ちいいの初めて……私は……私は……」
「なんですか?」
「私ったら、今まで何やってたんだろう、セックスがこんなに気持ちいいものだったなんて知らなかった……」
「よかったですね、気持ちよさを知って」
  
  私はコクっとうなずいて、狂ったように腰を上下に動かした。
  
  ズコバコにちんぽが私のまんこに入りまくる……。
  
  気づけば、快楽のままにひたすら腰を動かして、あんあん喘いでいた。
  
「いいお尻してますね、丸見えですよ」

  ディーンはそう言って私のお尻をパンッと叩いた。
  
「いやっ、あんっ」
「すごい感じてますね……じゃあ、そろそろ俺が犯してあげますよ」
「え?  なに?  おかす?」
「はい、バックで突いてあげます……」

  ドン!  
  
  いきなりお尻を押されて私はよつんばいになった。
  
「もっと、お尻を突き出して」
「え?  こう?」
「もっと、もっと……そう、その角度でいいですよ」
「え……こんなに……」
「よし!  犯してくださいって言って」
「え?」
「犯してくださいってお願いしたらいれてあげます」
「う、ううう、ぉか、してください」
「聞こえない」
「ああっ、犯してください!」

  私はまるで犬になったみたいに背中を反ってお尻を突き出した。
  
  その瞬間!
  
  ぬぷんっと私の奥にちんぽがぶち込まれた。
  
  なんともいえない快感が体を駆けめぐった。
  
  なんなのこれ?  バックってこういうことなの?
  
  今まで旦那がしてくれたものとぜんぜん違った。
  
  よつんばいの角度なのか?
  
  ちんぽの大きさが原因なのか?
  
  それとも……犯されている、というシュチュエーションなのか……。
  
  わからない、わからないけど、気持ちいいいい!
  
「あん、あん、あん、あん……」

  パンッ、パンッという肉と肉がぶつかり合う音に私の喘ぎ声が混じる。
  
  あああああ、きたきたきた!  また気持ちいい波がきた!
  
「あ、また逝きそうですね!  いいですよ、逝ってください」

  ディーンはめちゃくちゃに私のお尻をつかんで犯しまくってくる。
  
「うっ、うっ、い、いちゃう、いちゃう、いっちゃうーー!」

  ビクン、ビクンッと体が痙攣する。
  
  体の震えがとまらない、意識が吹っ飛んでいった。
  
  私はちんぽから解放されて、グダッとベットに倒れた。
  
  そして、すぐにディーンが私の体をひっくり返して正常位にする。
  
  もう私はふにゃふにゃの人形みたいになっていた。
  
  いつのまにか体勢が変わってる……正常位……騎乗位……バック……。
  
  信じられない、信じられないけど、もう普通にしてる。
  
  完全にセックスしてる!
  
  どうにでもしてくれ~私を犯しまくってくれ~って感じになる。
  
  簡単にちんぽが私の中に入る。もうぐちょぐちょだ。
  
「あんっ……」
  
  薄明かりの間接照明に光るディーンの筋肉がとても綺麗だった。
  
  私はジッとゆれる肉体美を見つめながら犯されることに喜びを感じていた。
  
  ああ、最高!  イケメンが私で気持ちよくなってくれるなんて……ヤバイ、もしかしてこのまま私で逝ってくれるのかなあ。
  
  うわぁ、ディーンの顔がくしゃくしゃになってる。
  
  もう必死になって腰を動かしちゃって……かわいいなあ……。
  
「うっ、もう俺も逝きそうです」
「いいわよ、だしてっ」
「あ、うああ、逝きます!」

  ディーンはむちゃくちゃに腰を動かすと、私の上で果てた。
  
  ふう、やられた……。
  
  イケメンに犯されてしまった……。
  
  そういうことにしておこう。
  
  私からじゃない、無理矢理に犯された……。
  
  向こうからグイグイ来るから逃げられなかった……ということにしておこう。
  
  私はぎゅっと抱きしめてくれるディーンの思いやりを感じて微笑んだ。
  
  ディーンは犯すとか言って襲ってきたけど、私が言い訳を作るためにわざとそうしてくれたのね……ありがとう。
  
  私はディーンの胸板を枕にして、目を閉じてしばらく休んだ。
  
  ホテルからの帰り道、ディーンと私はコンビニに立寄った。
  
  ディーンの作ってくれたテスト対策用のプリントをコピーしてもらうためだ。
  
  私はプリントを受け取ると「ありがとう」と言った。
  
  すると、ディーンは急に真剣な表情になってプリントを指差した。
  
「ここを見てください」
「え?  なに?」
「テストに出そうな、特に重要なところだけを赤文字で記載してあります」
「へー、すごい」
「ここを覚えるといいですよ」
「わかったわ、ありがとう」
「いえいえ、それじゃあ、テスト頑張りましょう!」

  ディーンはそう言って別れる時、私のほっぺにキスをしてくれた。
  
  なんて素敵な別れ方なんだろう……。
  
  私はぼうぜんと立ちつくした。
  
  ディーンの後ろ姿が遠く見えなくなるまで見送っていた。
  
  私は熱した体を引きずりながら宿泊先のホテルについた。
  
  とりあえず、もう一回シャワーを浴びた。
  
  まだ、下はぬれぬれだった。
  
  実は……自分でオナってしまった。
  
  だって、ホテルの最後の夜だし、ディーンの余韻がまだ残っていたんだからムラムラしてしかたなかった。
  
  そして、ガウンを着て、ヘアドライして、歯磨きをして、私はやっと落ち着いた。

  ベットはクリーニングされていてふかふかだった。
  
  私は枕を上手に組み立ててソファみたいにすると、ディーンの作ってくれたプリントを読んでから寝ることにした。
  
「うそ!  すごい!」

  私は一人部屋の中でつぶやいてしまった。
  
  このプリントは完璧だった。
  
  赤文字さえ覚えればイケル!  合格できると思った。
  
  どうだろう……3回ぐらい読んだかな。
  
  私はディーンに感謝しながら目を閉じた。
  
  そして、寝ることにした。
  
  今夜は熱帯夜になりそうなので、エアコンを28度の弱にいれたままにした。
  
  暑い夏の日の出来事だった。
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