ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで？〜

17.夢がある

色々あったけど、とりあえず20この麻婆豆腐が出来た。
素材もギリギリ足りた。
また買い足さないといけないけど。


「じゃ、これ売りに出そうか！」


一つ3万キラで、20個の出品。
もし全部売れたら60万キラの収入だ。
ほんと、夢があるねぇ！


同じものをたくさん出す時は、前の出品に在庫販売の形で足すことができる。
お客さんはそれを好きな数入力して買えるのだ。
さっき私がお皿を買ったのと同じだね。

1万は安すぎたかもしれないので、3万キラで20個の在庫を置いて様子を見てみようかな。



その間に、お腹が空いたので自分用にも料理を作る。
正直、麻婆豆腐は見すぎて食べる気が無くなっちゃったのでもう適当なものでいいや、と思って冷蔵庫の魚を焼いた。


《焼き魚(鮭)》★
おいしい焼き魚。
効果:満腹度+7


レシピも貰えたよ。
《焼き魚》★
効果:満腹度+7

素材:鮭★、塩★
道具:網
スキル:料理


レア度★の料理は全部満腹度が付くみたいね。
うん、ごはんと焼き魚、おいしい。



「スピカちゃんも食べる？」

「私は魔法生物ですので、生きていますが食事はとりません」

「逆にどうやって動いてるの？」

「大気のマナを取り込んでいますね」

「へぇ、ご飯食べずに動いてるって何か不思議だね」



そのあと、まださすがに売れてないだろう、と思って先にレベルをチェックしに行く。

「めっちゃレベル上がってるよー！」

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名前:アカリ･イシザッキー
職業:生産者
レベル:10
次レベルまでの経験値:■■□□□
HP:1000

スキル一覧
錬成Lv.2
料理Lv.8

称号
神の愛し子
ケサランパサランの祈り

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「初日でレベル10とは本当にすごいですね！ 称号の効果もあると思いますが、何よりレア度の高いものを沢山作ったのが良かったのでしょうね 」


「そうなんだ。
じゃあまた何か作っちゃおうかなー？」


ウキウキ気分で冷蔵庫を開け(冷たくないけど冷蔵庫って呼ぶことにした)、中身を眺める。



「海鮮系がいいかな？ でも、手間が掛かってないとレア度が上がらないんだよね？」

「いえ、アカリさま、先に販売状況を見てみませんか？」

あ、危うく忘れるところだったよ。てへ。