33 / 101
33.手作業?
しおりを挟む
33.手作業?
「よーし、頑張っちゃうぞー」
スキル一発で完成するのも良いけど、裁縫はちまちま縫ってなんぼだよね。
「まずは、裾に1周付ける用のレースにギャザーを寄せまーす」
スピカちゃんが興味津々で見てくる。
私、また何かこの世界的には変なことしてるんだろうな。
針に糸を通そうとしたら、自動で通った。
玉結びまでされてる。
「スピカちゃん、ちゃんとスキル作用してるよ?」
「そう、ですね……?
スキルボタンを押さずに発動するとは、どういう……?」
「たまごサンドの時と同じじゃない?
スキルを使っても出来るけど、普通にやってたらある程度サポートしてくれる、みたいな」
「まあ……分かりませんが、続けて貰えますか?」
ギャザーを並縫いで付けようと、5針縫ったところで青い点と線が現れた。
「これ、何?」
「……私の知識にはありません」
「んー、範囲選択かな? レースの端まで付けてみよう」
点を引っ張るようにつーっと伸ばすと、青線も一緒に伸びる。
離しても消えずにちゃんと固定されてるし『OK』ボタンも現れた。ぽち。
ぽふっ
たった5針縫っただけなのに、端まで並縫いされた。すご。
「めっちゃラクだし、スキル扱いっぽいから何か効果付くかもね」
ちょっと絞ってギャザーを寄せて、ワンピースの裾に合わせた長さにして付けたい所に当てると、またサポートっぽい青い点と線の表示が出た。
スカートの裾を一周するように選択をつける。
ぽふっ
「よしっ! 一周着いたよ! かわいいー!」
「……信じられません」
冷静に考えたら現実の視界に表示されるのっておかしいんだけど、それを考え始めたら負け。
そういう便利なものがあるなー、って思ってれば良い!
「じゃあ次は袖のレースね」
正直、お人形サイズの服の袖にレースを付けるってめっちゃ面倒な作業だよ。
でも、針を持とうとしたらホロウィンドウが立ち上がった。
______________________________
縫い方選択
┈┈┈┈┈┈┈
----------------
―――――――
・・・・・・・・
______________________________
「なるほど。やったことある縫い方と、それに近い縫い目が表示して貰えるんだ。
ミシンみたいな効果だね」
ギャザー用だから、三つ目の粗めのものを選んで、また青い点と線で場所選択をする。
で、ギャザーを寄せて、袖にあてて、選択して……
「めっちゃ簡単に出来たよ!?」
右が出来上がって、次は左にしようとしたら。
ぴろん《右と同じ》
謎の表示が出てきたからタップした。
ぽふっ
たった一タップで完成した。やっぱりスキルはすごいね!
「よーし、頑張っちゃうぞー」
スキル一発で完成するのも良いけど、裁縫はちまちま縫ってなんぼだよね。
「まずは、裾に1周付ける用のレースにギャザーを寄せまーす」
スピカちゃんが興味津々で見てくる。
私、また何かこの世界的には変なことしてるんだろうな。
針に糸を通そうとしたら、自動で通った。
玉結びまでされてる。
「スピカちゃん、ちゃんとスキル作用してるよ?」
「そう、ですね……?
スキルボタンを押さずに発動するとは、どういう……?」
「たまごサンドの時と同じじゃない?
スキルを使っても出来るけど、普通にやってたらある程度サポートしてくれる、みたいな」
「まあ……分かりませんが、続けて貰えますか?」
ギャザーを並縫いで付けようと、5針縫ったところで青い点と線が現れた。
「これ、何?」
「……私の知識にはありません」
「んー、範囲選択かな? レースの端まで付けてみよう」
点を引っ張るようにつーっと伸ばすと、青線も一緒に伸びる。
離しても消えずにちゃんと固定されてるし『OK』ボタンも現れた。ぽち。
ぽふっ
たった5針縫っただけなのに、端まで並縫いされた。すご。
「めっちゃラクだし、スキル扱いっぽいから何か効果付くかもね」
ちょっと絞ってギャザーを寄せて、ワンピースの裾に合わせた長さにして付けたい所に当てると、またサポートっぽい青い点と線の表示が出た。
スカートの裾を一周するように選択をつける。
ぽふっ
「よしっ! 一周着いたよ! かわいいー!」
「……信じられません」
冷静に考えたら現実の視界に表示されるのっておかしいんだけど、それを考え始めたら負け。
そういう便利なものがあるなー、って思ってれば良い!
「じゃあ次は袖のレースね」
正直、お人形サイズの服の袖にレースを付けるってめっちゃ面倒な作業だよ。
でも、針を持とうとしたらホロウィンドウが立ち上がった。
______________________________
縫い方選択
┈┈┈┈┈┈┈
----------------
―――――――
・・・・・・・・
______________________________
「なるほど。やったことある縫い方と、それに近い縫い目が表示して貰えるんだ。
ミシンみたいな効果だね」
ギャザー用だから、三つ目の粗めのものを選んで、また青い点と線で場所選択をする。
で、ギャザーを寄せて、袖にあてて、選択して……
「めっちゃ簡単に出来たよ!?」
右が出来上がって、次は左にしようとしたら。
ぴろん《右と同じ》
謎の表示が出てきたからタップした。
ぽふっ
たった一タップで完成した。やっぱりスキルはすごいね!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
78
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる