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54.楽しみたい
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54.楽しみたい
思いのほか仕事の話が多くなってるけど、私は本来パーティーを楽しみに来たはず。
と、言うことで色々料理を見てまわることにした。
《焼き魚》★
《焼き肉(豚)》★
《焼きにんじん》★
基本、シンプルすぎる料理ばかりで味付けも塩。
たぶん、素材+塩で《焼き~~》が出来るんだろうな。
料理の中身は予想がつくけど、飲み物は作ったことがないから作り方が気になる。
《大麦のエール》★
《ワイルドベリーのジュース》★
《オレンジのジュース》★
発酵食品は樽とかの発酵用の機械が要りそうね。
ジュース類は普通にミキサーで作れそうだけど、どうやって品質を上げるんだろ?
あんなもの、入れて混ぜるだけじゃない?
帰ったらやってみよう。
パーティーをしている大広間の一番目立つ壁に堂々と大きな剣が掛けられている。
刃は煌めく黄緑色で、鍔の中央には真紅の宝石が嵌められている。かっこいい。
《神樹の聖剣》★★★
効果:攻撃力+11 呪い特攻+13
『聖剣』だから呪い特攻がついてるんだね。
★★★だけど、時間制限のある料理系と比べて少し効果が低いし、効果が2つ付いてるからそれぞれの数値は低めだね。
だけど、特攻が効く相手にはとっても強いんだろうな。
武器作成をはじめとした『鍛冶』はまだやったことがないんだけど、どうやって品質を上げるんだろう?
料理と裁縫は私のリアルスキルで品質を上げてるけど、もちろん鍛冶はやったことないし。
「カストルさん、この剣とっても品質が良くて強いと思うんですけど、どうやって作ってますか?」
「《世界樹ユグドラシルの枝》と《ガーネットオリハルコン》を素材にしているんだ。
枝は★★★★でオリハルコンは★★★素材だから、めちゃくちゃ強いだろ?」
「なるほど。良い素材を使ってレア度を上げてるんですね。
でも、★★★★素材を使ったのにレア度★★★になるなんて、ちょっと残念ですね」
「まあ、そういうもんだろ。
特に鍛冶はまだ分からない部分も多いから、生産の大原則『2つの素材を同じ量』を守っていても何故か失敗することもある。
そうしたら素材も無くなるから、かなりの賭けなんだ」
「……いつも疑問なんですけど、その『2つの素材を同じ量』って、誰が決めたんですか?」
「大昔、人々がもっと魔物に襲われて困っていた時代に、スキルと共に神様から授けられたんだ」
「神様から……?」
「『生産の導き』っていう昔話、知らないー?」
水色髪のハイテンションお姉さんが割り込んできた。
「知らないです」
「じゃあ、このアルヘナが教えてあげよう!
こう見えて、兄弟いっぱいいるから読み聞かせ上手なんだよー!」
思いのほか仕事の話が多くなってるけど、私は本来パーティーを楽しみに来たはず。
と、言うことで色々料理を見てまわることにした。
《焼き魚》★
《焼き肉(豚)》★
《焼きにんじん》★
基本、シンプルすぎる料理ばかりで味付けも塩。
たぶん、素材+塩で《焼き~~》が出来るんだろうな。
料理の中身は予想がつくけど、飲み物は作ったことがないから作り方が気になる。
《大麦のエール》★
《ワイルドベリーのジュース》★
《オレンジのジュース》★
発酵食品は樽とかの発酵用の機械が要りそうね。
ジュース類は普通にミキサーで作れそうだけど、どうやって品質を上げるんだろ?
あんなもの、入れて混ぜるだけじゃない?
帰ったらやってみよう。
パーティーをしている大広間の一番目立つ壁に堂々と大きな剣が掛けられている。
刃は煌めく黄緑色で、鍔の中央には真紅の宝石が嵌められている。かっこいい。
《神樹の聖剣》★★★
効果:攻撃力+11 呪い特攻+13
『聖剣』だから呪い特攻がついてるんだね。
★★★だけど、時間制限のある料理系と比べて少し効果が低いし、効果が2つ付いてるからそれぞれの数値は低めだね。
だけど、特攻が効く相手にはとっても強いんだろうな。
武器作成をはじめとした『鍛冶』はまだやったことがないんだけど、どうやって品質を上げるんだろう?
料理と裁縫は私のリアルスキルで品質を上げてるけど、もちろん鍛冶はやったことないし。
「カストルさん、この剣とっても品質が良くて強いと思うんですけど、どうやって作ってますか?」
「《世界樹ユグドラシルの枝》と《ガーネットオリハルコン》を素材にしているんだ。
枝は★★★★でオリハルコンは★★★素材だから、めちゃくちゃ強いだろ?」
「なるほど。良い素材を使ってレア度を上げてるんですね。
でも、★★★★素材を使ったのにレア度★★★になるなんて、ちょっと残念ですね」
「まあ、そういうもんだろ。
特に鍛冶はまだ分からない部分も多いから、生産の大原則『2つの素材を同じ量』を守っていても何故か失敗することもある。
そうしたら素材も無くなるから、かなりの賭けなんだ」
「……いつも疑問なんですけど、その『2つの素材を同じ量』って、誰が決めたんですか?」
「大昔、人々がもっと魔物に襲われて困っていた時代に、スキルと共に神様から授けられたんだ」
「神様から……?」
「『生産の導き』っていう昔話、知らないー?」
水色髪のハイテンションお姉さんが割り込んできた。
「知らないです」
「じゃあ、このアルヘナが教えてあげよう!
こう見えて、兄弟いっぱいいるから読み聞かせ上手なんだよー!」
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