ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで？〜

68.じゃがいも料理

- 68.じゃがいも料理 -


土妖精ノームさんたちにお返しするつもりが、新しく仕事を渡しただけで帰って来ちゃった。

せめて、彼らが好きそうな料理は作ろうと思うのでガンガンレシピを開拓していこうと思いますっ！


「何作ろっかな～。スピカちゃん、今見つかってるレシピって何があるっけ？」


「じゃがいもを使ったものでしたら、フライドポテト、じゃがバター、ふかし芋、ジャーマンポテトがありますね」


「ありがとう。それって、全部レア度は★だよね？」


「現在のレシピでは★ですね。アカリさまなら、レア度を上げる方法を知っていますか？」


「うーん、レア度を上げるのには手間をかければ良いんだけど、そんなに色々できる料理でもないからねぇ。
とりあえず、素材の量と種類を増やして、私流で作ってみるよ」



《フライドポテト》★★★
効果:防御+11

《じゃがバター》★★★
効果:防御+11

《ふかし芋》★★
効果:満腹度+16

《ジャーマンポテト》★★★
効果:防御+11


「あれ、意外とレア度が上がったね」


私の感覚では★から★★くらいかと思ってたのに。


「★★のじゃがいもを使ったからではありませんか？」


「なるほど。たしかにそうだ」


「しかし、★★素材を活かした生産は難しいというのに苦もなくやってしまいますね」


「えっ、どこが難しいの？」


「アカリさまは各素材の配分が素晴らしいので素材のレア度を活かせますが、普通の生産であれば、そうはいきません。

フライドポテトを作るのに、じゃがいも★★と油★を使ったとしたら多くの場合フライドポテト★が出来上がるでしょうね」


「そうなんだ！ だから、じゃがいも★★があんまり売れないんだね」


ひとつ、今日の新発見だよ。
ポテトサラダはあんなに売れるのに、何でその材料のじゃがいもが売れないのか疑問だったんだ。


でも、今回の目的はアルマクさんたち土妖精ノームの好みに合うものを見つけることだから、とりあえず全部量産しときます。

みんながひと皿ずつは食べれるように、それぞれ3回作って9個冷蔵庫にいれておく。
また感想を聞こうっと。