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25.魔法技術大会1
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「レイヤード兄様!」
「アリー、体調は良さそうだね。
父上は保護者席にいるのかな。
今日はちゃんと父上と兄上の側にいるんだよ」
「はい!
兄様が大会に出るのは初めて見るので楽しみです!
頑張って下さい!」
「元気なアリーも可愛いね。
興奮しすぎて倒れないようにね」
飛びついた僕をしっかり抱き止めて頭をなでてくれる。
去年の冬からこの夏前までの間に僕の身長も少しは伸びたはずなのに、義兄様との身長差はむしろ開いた。
成長期の少年の縦伸びハンパない。
抱きつくとわかるんだけど、筋肉もついてきて義父様やバルトス義兄様に体型が近づいてるし、少し声も低くなってる。
ところで僕は現在いつもより余計に興奮している!
今日のこの日の為に体調管理をしてきた僕は一味違う!
体重だって増えている!
今までは義母様の事や、何故か参加させられたお茶会の為の体調管理なんかで義兄様の勇士を拝めなかった。
しかし今年こそ念願叶ったんだから、興奮しないわけがない!
「俺の天使が元気すぎて萌え死ぬ」
「兄上、気持ちはわかるけどアリーが側から離れないようにちゃんと見ておいて下さいね。
この学園の1/3は耳と尻尾が生えてるんです。
敵は多いんですから」
「わかっている。
今日は王族代表でギディアス王太子殿下が来賓として来るはずだ。
当然例の団長、副団長も護衛でついている」
「····彼らは強敵ですからね。
父上と共にアリーを全力で死守して下さいね」
義兄様達は何かを意志疎通しているのか頷きあっている。
うん、流石に僕だって常識くらいはあるからね?
モフり衝動にも分別くらいあるんだからね?
近衛騎士団の団長と副団長を強敵とか、むしろテロ発言だからね?
「兄様達、私にだって分別くらいありますよ?
流石にあのお2人のお仕事の邪魔なんて致しません。
そりゃ以前言伝てはいただきましたし、隙あらばラルク様のお耳と尻尾は触れるかもくらいは思ってますけど」
「うん、絶対駄目。
帰ったらあの魔具で僕に耳と尻尾生やすから、今日は何があっても誰の物も触らないで。
僕のお願い聞いてくれないの?」
ちょっと義兄様!
何て庇護欲をそそる顔をしちゃうんだ!
「ず、ずるい····そんな捨てられる子犬みたいな目で····わかりました····今日は魅力溢れるお耳と尻尾は····くっ····諦め、ます。
お約束します」
「うん、絶対だよ。
僕の可愛いアリー」
氷の貴公子とか言われてるレイヤード義兄様だけど、僕の前では表情豊かで、カッコ可愛いんだ。
「それじゃ、俺達は保護者席に行こう。
アリーは俺に任せてレイヤードは適当に優勝しておいで」
「兄上じゃあるまいし、優勝なんて後が面倒だから絶対嫌ですよ。
じゃあ行ってくるね、アリー」
僕の額にチュッとしてレイヤード義兄様は去って行った。
何だか優勝の2文字が軽く扱われてない?
そういえばバルトス義兄様って在学中ずっと優勝してたよね。
まだ義母様が元気な時で、当時魔術師団団長の義父様は家族と一緒だったり、王族や判定員と一緒だったりしたような。
····あれ····バルトス義兄様と黒髪のお兄さんが戦うと決まって競技場が爆風で吹き飛んだり、氷漬けになってなかったかな····。
黒髪のお兄さんの表情は忘れたけど、バルトス義兄様はいつも涼しい顔してた気がする。
「どうかしたか、アリー」
「····何でもありません。
父様の所に早く行きましょう、兄様!」
思わず義兄様の顔をじっと見つめてしまった。
変態発言の多い義兄様ですっかり忘れてたけど、若くして王宮魔術師団副団長なのはダテじゃなかった。
その後保護者席では義父様と義兄様の間に挟まれて観戦となったんだけど、僕の魔力0は過去最大に目立つからまれ方を引き起こすことになる。
「アリー、体調は良さそうだね。
父上は保護者席にいるのかな。
今日はちゃんと父上と兄上の側にいるんだよ」
「はい!
兄様が大会に出るのは初めて見るので楽しみです!
頑張って下さい!」
「元気なアリーも可愛いね。
興奮しすぎて倒れないようにね」
飛びついた僕をしっかり抱き止めて頭をなでてくれる。
去年の冬からこの夏前までの間に僕の身長も少しは伸びたはずなのに、義兄様との身長差はむしろ開いた。
成長期の少年の縦伸びハンパない。
抱きつくとわかるんだけど、筋肉もついてきて義父様やバルトス義兄様に体型が近づいてるし、少し声も低くなってる。
ところで僕は現在いつもより余計に興奮している!
今日のこの日の為に体調管理をしてきた僕は一味違う!
体重だって増えている!
今までは義母様の事や、何故か参加させられたお茶会の為の体調管理なんかで義兄様の勇士を拝めなかった。
しかし今年こそ念願叶ったんだから、興奮しないわけがない!
「俺の天使が元気すぎて萌え死ぬ」
「兄上、気持ちはわかるけどアリーが側から離れないようにちゃんと見ておいて下さいね。
この学園の1/3は耳と尻尾が生えてるんです。
敵は多いんですから」
「わかっている。
今日は王族代表でギディアス王太子殿下が来賓として来るはずだ。
当然例の団長、副団長も護衛でついている」
「····彼らは強敵ですからね。
父上と共にアリーを全力で死守して下さいね」
義兄様達は何かを意志疎通しているのか頷きあっている。
うん、流石に僕だって常識くらいはあるからね?
モフり衝動にも分別くらいあるんだからね?
近衛騎士団の団長と副団長を強敵とか、むしろテロ発言だからね?
「兄様達、私にだって分別くらいありますよ?
流石にあのお2人のお仕事の邪魔なんて致しません。
そりゃ以前言伝てはいただきましたし、隙あらばラルク様のお耳と尻尾は触れるかもくらいは思ってますけど」
「うん、絶対駄目。
帰ったらあの魔具で僕に耳と尻尾生やすから、今日は何があっても誰の物も触らないで。
僕のお願い聞いてくれないの?」
ちょっと義兄様!
何て庇護欲をそそる顔をしちゃうんだ!
「ず、ずるい····そんな捨てられる子犬みたいな目で····わかりました····今日は魅力溢れるお耳と尻尾は····くっ····諦め、ます。
お約束します」
「うん、絶対だよ。
僕の可愛いアリー」
氷の貴公子とか言われてるレイヤード義兄様だけど、僕の前では表情豊かで、カッコ可愛いんだ。
「それじゃ、俺達は保護者席に行こう。
アリーは俺に任せてレイヤードは適当に優勝しておいで」
「兄上じゃあるまいし、優勝なんて後が面倒だから絶対嫌ですよ。
じゃあ行ってくるね、アリー」
僕の額にチュッとしてレイヤード義兄様は去って行った。
何だか優勝の2文字が軽く扱われてない?
そういえばバルトス義兄様って在学中ずっと優勝してたよね。
まだ義母様が元気な時で、当時魔術師団団長の義父様は家族と一緒だったり、王族や判定員と一緒だったりしたような。
····あれ····バルトス義兄様と黒髪のお兄さんが戦うと決まって競技場が爆風で吹き飛んだり、氷漬けになってなかったかな····。
黒髪のお兄さんの表情は忘れたけど、バルトス義兄様はいつも涼しい顔してた気がする。
「どうかしたか、アリー」
「····何でもありません。
父様の所に早く行きましょう、兄様!」
思わず義兄様の顔をじっと見つめてしまった。
変態発言の多い義兄様ですっかり忘れてたけど、若くして王宮魔術師団副団長なのはダテじゃなかった。
その後保護者席では義父様と義兄様の間に挟まれて観戦となったんだけど、僕の魔力0は過去最大に目立つからまれ方を引き起こすことになる。
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