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218.猛者退場〜ルドルフside
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「皆、遅れて申し訳ない。
グレインビル侯爵令嬢も、貴重な話を長引かせてしまった事、許されよ」
国王が挨拶をし、内心どこか引っかかりながらもこの国の料理を食べ始める。
この言葉でアリアチェリーナ=グレインビルとしての出席は問題ないものへと変わった。
ひやひやさせてくれるものだ。
酸味のあるこの国のお袋の味的なスープをすすり、感想を伝えていると初めて目にする小さな炉が置かれた。
説明を聞けば、この卓上コンロという物に心の妹が関わったらしい。
さすが俺の心の妹だ。
驚きはしたが、この国でも貴族以外とは親交を深めていたようで心の兄としては少し安心する。
それに国王からの婚約の申し出を回避する餌はばら撒けたようで何よりだ。
聞けばこの国の珍しい土から作ったらしい。
そして場の雰囲気が和やかなものになりかけた時、またも宰相の娘が愚行を犯した。
しかし、だ。
「グレインビル侯爵家の皆様は慈悲深い方々なのですね」
心の妹への確実なる皮肉にいい加減ブチ切れそうになった時。
「作用にございますわ」
満面の微笑みで当の本人がそれを肯定してからの、自身の家族を早口でべた褒め。
これにはあの令嬢も面食らった様子に心がすっとする。
それでもなおこけにしようとしても、むしろ喜ばれる始末。
さすがにこのやり取りには吹き出したが、まさか国王と大公も同じタイミングになるとはな。
明らかに意図して冷たい視線を送っていた宰相も呆れた顔を取り繕えなくなっていた。
そして彼の娘は心の妹が笑い話で場を和ませているここで引くべきだった。
まあそんな中でなおも攻めの姿勢を取れる彼女は場の空気の読めなさは猛者級だったと思う。
身の程知らずとも言うべきか。
流石に宰相たる父親の目に余ったようで娘の言葉を遮って謝罪する。
だが宰相よ、アリー嬢は謙遜していたわけではないんだ。
そして娘の方もいっそ哀れに思えてきたぞ。
自分が相手にすらされていないという現実に、全く気づいていない。
まあ猛者だものな。
念の為差し障りなく忠告しておく。
恐らく父親のはずの宰相も含めて何かしらの罠にはめつつあるのだぞ、と。
だが俺の言葉に乗っかられてしまった。
「逆に貶す事になれば有無を言わさず落とし前をつけさせるのがグレインビルだぞ、ビアンカ」
国王だ。
彼はグレインビルがいかに恐ろしいのかを従妹を心配する体で語るが、その威圧や殺気は従妹に向けるものではない。
「その落とし前にこの国が巻き込まれてはかなわんからな、宰相?
私が何故伴っていたのか、わからぬわけではあるまい?」
間違いなくアリアチェリーナ=グレインビルを伴ったのはこの晩餐会の体裁を整える為だと暗に示し、宰相も表立った謝罪と退出を促す。
とはいえ醜聞をこの場限りにする気はないんじゃなかろうか?
「私は王家の血を引く筆頭公爵家令嬢で、お父様の娘ですのよ?」
ほらな。
状況の把握もできないプライドだけの残念令嬢だ。
こうされれば反発すると思った。
しかしこのような場で王家の血を引くなどと言うのは、場合によっては王に二心を抱く者と思われかねないぞ?
だがいい加減俺の心の妹を下に見すぎじゃないか?
それに他国の者達があの子をダシに使おうとするのも気に入らない。
だからつい言ってしまった。
「ご令嬢。
グレインビル侯爵家はわが国では公爵家の中位の家格なのだ。
かつ、これまで他国の侵略を許さなかった功臣。
わが国ではあり得ぬが、筆頭公爵家のご令嬢とはいえ他国の内情に疎いのは仕方あるまいな。
故にグレインビル嬢はわが国の交易の発展に貢献してくれた、わが国にとって必要な人材と認めている、とだけ申し上げておこう」
そこの娘だけでなく、それとなくこの国についても毒を吐く。
これには宰相も一瞬顔を強張らせたが、笑顔で無視だ。
恐らく父上と内々に協議はしているのだろうが、俺の事も良いように使おうというのだ。
これくらいは甘んじて受けろ。
多少の事には目を潰れと言われているから黙っているが、そもそもアドライド国はこの国の下に位置するような国では決してない。
ふと視線を感じてそちらを見れば、何故か子供の成長を見守るかのような生温かい紫暗の眼差しとぶつかる。
なぜ保護者のような目を····。
解せない。
しかし宰相は俺の言葉に便乗する形で娘の非礼に直々に手を下して兵士につまみ出させ、謝罪する。
最後まで騒がしかったが、それを見て今日の迷惑行為に突き合わされた溜飲が少しばかり下がった。
特にアリー嬢には深々と頭を下げたところを見ると、やはりあの冷たい視線はわざとだったのだろう。
「膿は出せたようですけれど、他国の私を餌に使われるのは気持ちの良いものではございませんわ」
そして彼女もそれには気づいていたようで、宰相の慰謝料に帰りたいと告げようとして慌てて国王が遮り、宰相を止める。
アリー嬢の舌打ちを初めて聞いたが、体の弱い彼女が長く家族や自領から離れていれば、それだけ恋しくもなるのだろう。
レイにも接近禁止に触れて忠告はされているが、どこかのタイミングで気を紛らわせるような何かを心の妹にしてやりたい。
もちろんそれとは別で俺の親善外交のフォローを頼まれたせいで帰宅を遅らせているのもあるから、国王が何かしら怒れば庇うつもりだったが、国王も全く気にしていない様子だった。
というか随分気安い仲じゃないだろうか?
だが次の瞬間それが一瞬で頭から吹っ飛んだ。
「魔物でもかまわ····」
「魔物は駄目だ、アリー嬢!
国王よ、軽はずみに魔物とか口にすれば後悔しかねんぞ!」
あ、まずい。
うっかり敬語を忘れてしまった。
だが側近も援護射撃を送り、結局金で解決と相成ったのだ。
しかし国庫1、2年はなかなか太っ腹だな。
それでも心の妹は不満顔なのは仕方ない。
グレインビルは本来金で動かない一族だ。
「····会話の内容についていけない。
これが世界というものだろうか?」
「コード様、何事も学びですね」
あー、確かにグレインビルに慣れていないとそうなるよな。
何故か心の妹が2人を羨ましげにチラ見しているが。
と思っていたところで大公が晩餐会へと意識を戻してくれた。
そうだな。
あの令嬢がこれからどうなるのかは気になるが、今はあの子も開発に加わった卓上コンロや最北の国の料理を楽しもう。
ここから和気あいあいとした雰囲気で食事を楽しめたのは良かったと思う。
グレインビル侯爵令嬢も、貴重な話を長引かせてしまった事、許されよ」
国王が挨拶をし、内心どこか引っかかりながらもこの国の料理を食べ始める。
この言葉でアリアチェリーナ=グレインビルとしての出席は問題ないものへと変わった。
ひやひやさせてくれるものだ。
酸味のあるこの国のお袋の味的なスープをすすり、感想を伝えていると初めて目にする小さな炉が置かれた。
説明を聞けば、この卓上コンロという物に心の妹が関わったらしい。
さすが俺の心の妹だ。
驚きはしたが、この国でも貴族以外とは親交を深めていたようで心の兄としては少し安心する。
それに国王からの婚約の申し出を回避する餌はばら撒けたようで何よりだ。
聞けばこの国の珍しい土から作ったらしい。
そして場の雰囲気が和やかなものになりかけた時、またも宰相の娘が愚行を犯した。
しかし、だ。
「グレインビル侯爵家の皆様は慈悲深い方々なのですね」
心の妹への確実なる皮肉にいい加減ブチ切れそうになった時。
「作用にございますわ」
満面の微笑みで当の本人がそれを肯定してからの、自身の家族を早口でべた褒め。
これにはあの令嬢も面食らった様子に心がすっとする。
それでもなおこけにしようとしても、むしろ喜ばれる始末。
さすがにこのやり取りには吹き出したが、まさか国王と大公も同じタイミングになるとはな。
明らかに意図して冷たい視線を送っていた宰相も呆れた顔を取り繕えなくなっていた。
そして彼の娘は心の妹が笑い話で場を和ませているここで引くべきだった。
まあそんな中でなおも攻めの姿勢を取れる彼女は場の空気の読めなさは猛者級だったと思う。
身の程知らずとも言うべきか。
流石に宰相たる父親の目に余ったようで娘の言葉を遮って謝罪する。
だが宰相よ、アリー嬢は謙遜していたわけではないんだ。
そして娘の方もいっそ哀れに思えてきたぞ。
自分が相手にすらされていないという現実に、全く気づいていない。
まあ猛者だものな。
念の為差し障りなく忠告しておく。
恐らく父親のはずの宰相も含めて何かしらの罠にはめつつあるのだぞ、と。
だが俺の言葉に乗っかられてしまった。
「逆に貶す事になれば有無を言わさず落とし前をつけさせるのがグレインビルだぞ、ビアンカ」
国王だ。
彼はグレインビルがいかに恐ろしいのかを従妹を心配する体で語るが、その威圧や殺気は従妹に向けるものではない。
「その落とし前にこの国が巻き込まれてはかなわんからな、宰相?
私が何故伴っていたのか、わからぬわけではあるまい?」
間違いなくアリアチェリーナ=グレインビルを伴ったのはこの晩餐会の体裁を整える為だと暗に示し、宰相も表立った謝罪と退出を促す。
とはいえ醜聞をこの場限りにする気はないんじゃなかろうか?
「私は王家の血を引く筆頭公爵家令嬢で、お父様の娘ですのよ?」
ほらな。
状況の把握もできないプライドだけの残念令嬢だ。
こうされれば反発すると思った。
しかしこのような場で王家の血を引くなどと言うのは、場合によっては王に二心を抱く者と思われかねないぞ?
だがいい加減俺の心の妹を下に見すぎじゃないか?
それに他国の者達があの子をダシに使おうとするのも気に入らない。
だからつい言ってしまった。
「ご令嬢。
グレインビル侯爵家はわが国では公爵家の中位の家格なのだ。
かつ、これまで他国の侵略を許さなかった功臣。
わが国ではあり得ぬが、筆頭公爵家のご令嬢とはいえ他国の内情に疎いのは仕方あるまいな。
故にグレインビル嬢はわが国の交易の発展に貢献してくれた、わが国にとって必要な人材と認めている、とだけ申し上げておこう」
そこの娘だけでなく、それとなくこの国についても毒を吐く。
これには宰相も一瞬顔を強張らせたが、笑顔で無視だ。
恐らく父上と内々に協議はしているのだろうが、俺の事も良いように使おうというのだ。
これくらいは甘んじて受けろ。
多少の事には目を潰れと言われているから黙っているが、そもそもアドライド国はこの国の下に位置するような国では決してない。
ふと視線を感じてそちらを見れば、何故か子供の成長を見守るかのような生温かい紫暗の眼差しとぶつかる。
なぜ保護者のような目を····。
解せない。
しかし宰相は俺の言葉に便乗する形で娘の非礼に直々に手を下して兵士につまみ出させ、謝罪する。
最後まで騒がしかったが、それを見て今日の迷惑行為に突き合わされた溜飲が少しばかり下がった。
特にアリー嬢には深々と頭を下げたところを見ると、やはりあの冷たい視線はわざとだったのだろう。
「膿は出せたようですけれど、他国の私を餌に使われるのは気持ちの良いものではございませんわ」
そして彼女もそれには気づいていたようで、宰相の慰謝料に帰りたいと告げようとして慌てて国王が遮り、宰相を止める。
アリー嬢の舌打ちを初めて聞いたが、体の弱い彼女が長く家族や自領から離れていれば、それだけ恋しくもなるのだろう。
レイにも接近禁止に触れて忠告はされているが、どこかのタイミングで気を紛らわせるような何かを心の妹にしてやりたい。
もちろんそれとは別で俺の親善外交のフォローを頼まれたせいで帰宅を遅らせているのもあるから、国王が何かしら怒れば庇うつもりだったが、国王も全く気にしていない様子だった。
というか随分気安い仲じゃないだろうか?
だが次の瞬間それが一瞬で頭から吹っ飛んだ。
「魔物でもかまわ····」
「魔物は駄目だ、アリー嬢!
国王よ、軽はずみに魔物とか口にすれば後悔しかねんぞ!」
あ、まずい。
うっかり敬語を忘れてしまった。
だが側近も援護射撃を送り、結局金で解決と相成ったのだ。
しかし国庫1、2年はなかなか太っ腹だな。
それでも心の妹は不満顔なのは仕方ない。
グレインビルは本来金で動かない一族だ。
「····会話の内容についていけない。
これが世界というものだろうか?」
「コード様、何事も学びですね」
あー、確かにグレインビルに慣れていないとそうなるよな。
何故か心の妹が2人を羨ましげにチラ見しているが。
と思っていたところで大公が晩餐会へと意識を戻してくれた。
そうだな。
あの令嬢がこれからどうなるのかは気になるが、今はあの子も開発に加わった卓上コンロや最北の国の料理を楽しもう。
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