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1 努力は、俺を裏切らない!
1ー10 絶対に嫌われてみせる!
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1ー10 絶対に嫌われてみせる!
魔王国からの使者が王都に来たのは、俺が王立高等学園に入学した年の春のことだった。
なんでも魔王国の王子である人が我がアリオスト王国へと留学してくるらしい。
代わりに王国からも王族を一人、魔王国へと留学させることになった。
そんなことはどうでもいいことだ。
俺が気になるのは、そんなことではなかった。
留学してくる王子様の付き添いでオーガ公爵がアリオスト王国へとやってくるらしいのだ。
俺は、期待で胸が高鳴るのを押さえることができなかった。
いよいよ、だ。
王子様の付き添いで数年間、王都に滞在することになっているオーガ公爵になんとか俺を嫌いになってもらいたい!
そうすれば、婚姻を結ぶまでもなく婚約破棄することができるかもしれないし!
俺は、魔王国の王子様へのおもてなしを担当する王立高等学園の生徒会へと乗り込んでなんとか客人たちの対応をする饗応係になることができた。
これでより、嫌われやすくなることができるに違いない!
だが、俺のこの行動に、世間の人々は、離れて暮らしていた婚約者のために一生懸命尽くそうとしているとは、けなげだとか噂した。
俺が饗応役になったことを知らされた魔王国側も歓迎してくれちゃってるし!
いや!
違うんだって!
俺は、なんとかしてオーガ公爵に嫌われたくってがんばってるんだってばよ!
世間の心ない噂に胸を痛める俺をディナだけは、慰めてくれた。
不敬にあたるのであえて何も言わないが、ディナだけは、俺の行動がオーガ公爵から嫌われるためのものだと理解してくれていた。
世の人々のけなげな婚約者という評価に精神をがりがり削られつつも俺は、魔王国からの客人たちがやってくる秋を待ちかねていた。
こうなったら、徹底的に嫌われてやる!
そうして3年後を待たずにオーガ公爵から婚約破棄されてみせる!
決意を新たにしている俺を優しく見守りながらディナが呟いた。
「そんなうまくいくかどうかはわかりませんが……どうか、がんばってくださいませ、シャル様」
「うまくいくかいかないかじゃないし!」
俺は、ディナを上目使いに見上げて主張した。
「絶対にうまくやるんだよ!」
そんな俺を見てディナは、ふぅっとため息をついた。
「まあ、どっちにしても私は、シャル様の味方だってことだけは、忘れないでくださいね」
ディナの言葉に俺は、にっこりと微笑んだ。
はやくくるがいい!
俺は、やる気満々だった。
必ず、俺を嫌いにしてみせる!
魔王国からの使者が王都に来たのは、俺が王立高等学園に入学した年の春のことだった。
なんでも魔王国の王子である人が我がアリオスト王国へと留学してくるらしい。
代わりに王国からも王族を一人、魔王国へと留学させることになった。
そんなことはどうでもいいことだ。
俺が気になるのは、そんなことではなかった。
留学してくる王子様の付き添いでオーガ公爵がアリオスト王国へとやってくるらしいのだ。
俺は、期待で胸が高鳴るのを押さえることができなかった。
いよいよ、だ。
王子様の付き添いで数年間、王都に滞在することになっているオーガ公爵になんとか俺を嫌いになってもらいたい!
そうすれば、婚姻を結ぶまでもなく婚約破棄することができるかもしれないし!
俺は、魔王国の王子様へのおもてなしを担当する王立高等学園の生徒会へと乗り込んでなんとか客人たちの対応をする饗応係になることができた。
これでより、嫌われやすくなることができるに違いない!
だが、俺のこの行動に、世間の人々は、離れて暮らしていた婚約者のために一生懸命尽くそうとしているとは、けなげだとか噂した。
俺が饗応役になったことを知らされた魔王国側も歓迎してくれちゃってるし!
いや!
違うんだって!
俺は、なんとかしてオーガ公爵に嫌われたくってがんばってるんだってばよ!
世間の心ない噂に胸を痛める俺をディナだけは、慰めてくれた。
不敬にあたるのであえて何も言わないが、ディナだけは、俺の行動がオーガ公爵から嫌われるためのものだと理解してくれていた。
世の人々のけなげな婚約者という評価に精神をがりがり削られつつも俺は、魔王国からの客人たちがやってくる秋を待ちかねていた。
こうなったら、徹底的に嫌われてやる!
そうして3年後を待たずにオーガ公爵から婚約破棄されてみせる!
決意を新たにしている俺を優しく見守りながらディナが呟いた。
「そんなうまくいくかどうかはわかりませんが……どうか、がんばってくださいませ、シャル様」
「うまくいくかいかないかじゃないし!」
俺は、ディナを上目使いに見上げて主張した。
「絶対にうまくやるんだよ!」
そんな俺を見てディナは、ふぅっとため息をついた。
「まあ、どっちにしても私は、シャル様の味方だってことだけは、忘れないでくださいね」
ディナの言葉に俺は、にっこりと微笑んだ。
はやくくるがいい!
俺は、やる気満々だった。
必ず、俺を嫌いにしてみせる!
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