転生DKは、オーガさんのお気に入り~姉の婚約者に嫁ぐことになったんだが、こんなに溺愛されるとは聞いてない!~

トモモト ヨシユキ

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3 冬の魔法演出会

3ー1 露店出店計画

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 3ー1 露店出店計画

 冬の魔法演習会。
 それは、王立高等学園における文化祭のようなものだ。
 それぞれ数人単位の人数でチームを作り、そのチームで催し物を開催したり、また、魔法演習会に参加したりすることになる。
 多くの生徒たちは、複数のチームで催し事を開催したりすることが多いらしい。
 文化祭、か。
 俺は、前世での高校生活を思い出していた。
 俺の高校は、進学校だったが文化祭が賑やかなことで地域でも有名だった。
 俺も、たこ焼き屋さんとか焼きそばの露店とか友達と一緒に見て回った。
 今生での魔法演習会では、メインは、魔法の演習会であり各チームで催す催事は、あまり注目されていないらしい。
 もったいない!
 ここが青春の山なのに!
 そして、俺は、山があれば上る派だ。
 「露店を出そう!」
 俺は、放課後、俺の部屋に集まったラナン王子とディナに向かって力説した。
 「ものは、そうだな。クレープとかどうかな」
 「くれーぷ?」
 ラナン王子が目を輝かせる。
 「それは、いったいなんなの?」
 「薄く焼いた小麦で作った皮にいろんなものを包んで食べるんだ!」
 俺がざっくりと説明するとディナが考え込む。
 「しかし、露店をするなら生徒会に許可をとらなくてはなりませんよ?」
 生徒会。
 その言葉に俺は、はっとする。
 生徒会長は、このアリオスト王国の王太子である第1王子、サフィラス殿下だった筈。
 サフィラス殿下は、あのサハード公爵との試合の後、一度だけ見舞いに来てくれたのだが、なんというか俺にだいぶご立腹のようだった。
 「あくまで親善試合だといいましたよね?」
 サフィラス殿下は、貴族の笑みを張り付けた表情で俺に溢した。
 「それを、まさか公爵を殺そうとするなんて、思ってもみなかったよ?」
 どうやらサフィラス殿下は、俺がサハード公爵に嫁ぎたくないためにサハード公爵を殺害しようとしたと思っているようだ。
 俺は、そんなつもりはなかった、といったんだが、サフィラス殿下は、聞く耳もたずで。
 「いいかい?シャル・アルマ・コンティーヌ。二度と、問題を起こさないと誓ってくれないか。さもなければ、学園には、近寄らせない!」
 というわけで、俺は、サフィラス殿下と問題を起こさないと約束していた。
 まあ、ちょっとした露店を出すぐらいなら問題ではないし!
 ともかく俺とラナン王子とディナで露店出店の計画書を用意して生徒会へと提出することにした。
 
 
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