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3 冬の魔法演出会
3ー5 ランデヴー?
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3ー5 ランデヴー?
生徒会にクレープを届けると、なぜか、そこにサハード公爵がいた。
どういうこと?
俺たちの姿をみてサフィラス王太子殿下がにこっと微笑んだ。
「どうせなので公爵にも味見をしていただこうと思ってね」
俺とディナとラナン王子で切り分けたクレープをみんなに配っていく。
サハード公爵に渡すとき、ちょっと手が触れあった。
なぜか、どきん、と心臓が跳ねる。
顔に熱が集まる感じがして視線をそらすと王太子殿下と目があった。
にっと笑う王太子殿下。
こいつ!
何か企んでる!
「これは、旨いな」
サハード公爵がもぐもぐしているのを見てサフィラス王太子殿下がまさに今思い付いたかのように提案した。
「どうです?サハード公爵も特別に今回の学園の魔法演習会に参加されませんか?」
「私が?」
問うサハード公爵に王太子殿下がこくこくと頷く。
「世の民にあなたとシャルが本当は、仲のよい婚約者同士だということを見せるいい機会にもなるでしょうし」
なるほどな。
俺とサハード公爵の試合のせいで王国内に俺たちの不仲説が流れているらしい。
それは、まずいということなのだろう。
「それは、いいかもしれないな」
サハード公爵がちらっと俺を見る。
「私も婚約者殿と交流を持ちたいと望んでいることだし、喜んでお手伝いしよう」
いや!
俺は、ひきつった笑みを浮かべていた。
俺は、別に交流なんて望んでないし!
そんな俺の様子を見ていたディナが俺にそっと耳打ちする。
「チャンスではないでしょうか?シャル様」
「なんのチャンスだよ?」
「敵に嫌われるチャンスです!」
うん?
俺は、はた、と考え付く。
確かに交流を持てば持つほど、サハード公爵が俺を嫌う可能性が高まるのかもしれない!
こうして俺とディナとラナン王子のチームにおまけでサハード公爵が加わることになった。
名目は、魔王国の使者との異文化交流だった。
話がまとまって生徒会室を出ていく俺たちについてきたサハード公爵が俺を引き留める。
「シャル、殿」
何?
俺が振り向くとサハード公爵がホッとしたような笑みを漏らした。
鬼のくせに優しい笑顔に思わず胸がとくん、となる。
いや!
ギャップ萌えとかないし!
「少し、お話できますか?」
俺と?
なんでこの人が俺と話したいことがあるわけ?
俺は、身構えていた。
もしかしたらあの親善試合の仕返しとか?
「いや、別に、他意はない。ただ、少し、お茶でもと思っただけで」
ぼそぼそと呟くサハード公爵に俺は、心の中で突っ込んでいた。
お茶ならさっき、生徒会室で飲んだでしょ?
だが。
困惑した俺が振り向くとそそくさと去っていくラナン王子と王子に引かれていくディナの姿があった。
おのれ!
覚えているがいい!
俺は、ぎりっと歯軋りしていた。
生徒会にクレープを届けると、なぜか、そこにサハード公爵がいた。
どういうこと?
俺たちの姿をみてサフィラス王太子殿下がにこっと微笑んだ。
「どうせなので公爵にも味見をしていただこうと思ってね」
俺とディナとラナン王子で切り分けたクレープをみんなに配っていく。
サハード公爵に渡すとき、ちょっと手が触れあった。
なぜか、どきん、と心臓が跳ねる。
顔に熱が集まる感じがして視線をそらすと王太子殿下と目があった。
にっと笑う王太子殿下。
こいつ!
何か企んでる!
「これは、旨いな」
サハード公爵がもぐもぐしているのを見てサフィラス王太子殿下がまさに今思い付いたかのように提案した。
「どうです?サハード公爵も特別に今回の学園の魔法演習会に参加されませんか?」
「私が?」
問うサハード公爵に王太子殿下がこくこくと頷く。
「世の民にあなたとシャルが本当は、仲のよい婚約者同士だということを見せるいい機会にもなるでしょうし」
なるほどな。
俺とサハード公爵の試合のせいで王国内に俺たちの不仲説が流れているらしい。
それは、まずいということなのだろう。
「それは、いいかもしれないな」
サハード公爵がちらっと俺を見る。
「私も婚約者殿と交流を持ちたいと望んでいることだし、喜んでお手伝いしよう」
いや!
俺は、ひきつった笑みを浮かべていた。
俺は、別に交流なんて望んでないし!
そんな俺の様子を見ていたディナが俺にそっと耳打ちする。
「チャンスではないでしょうか?シャル様」
「なんのチャンスだよ?」
「敵に嫌われるチャンスです!」
うん?
俺は、はた、と考え付く。
確かに交流を持てば持つほど、サハード公爵が俺を嫌う可能性が高まるのかもしれない!
こうして俺とディナとラナン王子のチームにおまけでサハード公爵が加わることになった。
名目は、魔王国の使者との異文化交流だった。
話がまとまって生徒会室を出ていく俺たちについてきたサハード公爵が俺を引き留める。
「シャル、殿」
何?
俺が振り向くとサハード公爵がホッとしたような笑みを漏らした。
鬼のくせに優しい笑顔に思わず胸がとくん、となる。
いや!
ギャップ萌えとかないし!
「少し、お話できますか?」
俺と?
なんでこの人が俺と話したいことがあるわけ?
俺は、身構えていた。
もしかしたらあの親善試合の仕返しとか?
「いや、別に、他意はない。ただ、少し、お茶でもと思っただけで」
ぼそぼそと呟くサハード公爵に俺は、心の中で突っ込んでいた。
お茶ならさっき、生徒会室で飲んだでしょ?
だが。
困惑した俺が振り向くとそそくさと去っていくラナン王子と王子に引かれていくディナの姿があった。
おのれ!
覚えているがいい!
俺は、ぎりっと歯軋りしていた。
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