転生DKは、オーガさんのお気に入り~姉の婚約者に嫁ぐことになったんだが、こんなに溺愛されるとは聞いてない!~

トモモト ヨシユキ

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3 冬の魔法演出会

3ー10 狩り

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 3ー10 狩り

 俺は、やけになっていた。
 冬の魔法演習会の直前の週末に俺は、魔物がよく出現する平原に狩りに出ていた。
 ディナとラナン王子も来るっていったけど、俺は、一人で行きたいと突っぱねた。
 そして。
 俺は、一人で草原で無双していた。
 バッファローによく似た巨大な牛みたいな魔物を狩って狩って狩りまくっていた。
 このままじゃ、この辺りのこの魔物が絶滅するんじゃないかってぐらい狩ってやったし!
 この魔物は、とっても肉が旨い。
 だから、常に王都の冒険者ギルドに討伐依頼が出ているわけ。
 俺は、ガキの頃から魔物狩りをしててたっぷりと小金を稼いでいるので露店出店にも資金で困ることはなかったが、材料費は、抑えたい。
 そこで自分で材料を狩りにきたわけだった。
 しかし、ちょっと狩りすぎたかも。
 困っていると街道を通りかかった商会の馬車が半分、買い取ってくれることになった。
 ありがたい。
 後の半分は、俺が錬金術で作ったマジックバッグに入るだろう。
 まあ、マジックバッグなんてこの世界には、他に見たことがないんだが。
 これは、俺が極限まで空間を冷やしていて偶然できたものだ。
 どこまでも温度を下げ続けると絶対零度になる。
 その絶対零度を圧縮していくとブラックホールに似た何かができた。
 それを錬金術でバッグにしたものがこのマジックバッグだ。
 俺にも仕組みがよくわからんが牛5,6頭なら余裕で入る。
 しかし、これは、やはり狩りすぎたかも。
 俺は、王都への帰り道に馬車に揺られながら考えていた。
 馬車は、平原の側の町から王都までの乗り合い馬車だ。
 ほんとは、父上に頼めば馬車ぐらい出してくれるだろうが、そこは、俺も気を使って。
 いや。
 本当は、違う。
 俺が一人で狩りに行くとか知れば、また、家族が騒ぐのでそっと一人できたのだ。
 夕日の中、照らされている王都オルガスタは、悠然としていて立派だ。
 俺は、夕暮れに王都の外から王都を見るのが嫌いじゃない。
 王都の冒険者ギルドで魔物を売ってから寮に戻ると俺は、厨房へと向かった。
 そこには、俺を待ちかねていた料理長の姿があった。
 俺は、狩ってきた魔物の肉を少し、厨房にも分けてやっていた。
 その代わりに厨房を使わせてもらっているわけだ。
 料理長と二人で魔物の解体をすませて肉を冷蔵庫にしまう。
 これは、空いていた倉庫を俺が改造して作ったものだ。
 食材が痛みにくくなったとかで大層、感謝されている。
 俺たちが魔法演習会で使う肉も入れておく。
 数日寝かせておけば、熟成がすすんで旨さが倍増するし。
 俺は、ため息をついた。
 何はともあれ、祭りは楽しまねば。
 
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