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5 危険な学園生活?
5ー1 まどろみの後
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5ー1 まどろみの後
朝。
まどろみから覚めて目を開くとなぜか、目の前に壁があった。
うん?
なんだ?
俺がおずおずと手を伸ばしてその壁に手を触れると、上から声が降ってきた。
「目が覚めたのか?シャル」
ええっ?
イケボに耳をくすぐられて俺は、ふるっと体を震わせる。
恐る恐る上を見るとそこには、蕩けそうな目をして微笑んでいるサハード公爵がいた。
「はぇっ?」
驚いてサハード公爵から体を離そうとする俺を公爵が抱き込んで離さない。
サハード公爵の胸にぎゅっと押し付けられて俺は、胸一杯に公爵の香りを嗅いでいた。
なんだか体の奥がきゅんとなる。
いやっ!
俺は、流されそうになる自分を叱咤する。
ダメだ!
流されちゃダメだ!
そもそもなんで俺は、こんな状況になってるんだ?
寝起きのぼんやりしている頭をなんとか回転させて考える。
そうだ!
サハード公爵が敵に撃たれて。
毒にやられて死にそうになってて。
俺は、公爵を救うために全魔力を使って毒を取り除いたんだった。
「死ななかったんだ……」
俺は、サハード公爵の腕の中に抱かれながら呟いた。
サハード公爵は、俺の頭やら背中をその大きな手で撫でる。
「私のために魔力切れになるまで魔力を使ったんだな、シャル」
サハード公爵が俺の額にちゅっとキスをしたので俺は、かぁっと頬が熱くなる。
「な、な、何をっ!」
「なんだ?キスぐらいで取り乱してる内は、まだ、先には進めないか?」
サハード公爵が笑い声を上げる。
俺は、顔が火照って。
恥ずかしくてうつ向く俺の頭の天辺にキスするとサハード公爵が囁いた。
「お前が大人になるまで私は、待ってるぞ、シャル」
「お、お、大人って!」
俺は、あわあわしてしまった。
いやっ!
大人になっても俺は、あんたとそんな関係になるつもりなんてないし!
だいたい、大人って、いつのことだよ?
この世界では、何歳で大人とかいう決まりは特にはない。
ただ、たいていは、18歳ぐらいで女子は、嫁に行くみたいだ。
俺も本来は、18歳で学園を卒園してから魔王国へ嫁に行くことになっていたし!
ってことは、俺が18になるまで手は出さないってこと?
俺は、ちょっとホッとしていた。
だって、さ。
このところ、いろいろあったし!
もう、このままじゃ、俺の処女は、いつ奪われてもおかしくないって思ってたし!
でも。
俺は、なんだか複雑な気持ちになっていた。
サハード公爵にこんな風に抱かれているのに、キスだけとか。
なんか、物足りない感じ?
いやいやいやっ!
俺は、ぶんぶんと頭を振った。
そんなことないし!
しっかりしろ、俺!
俺の目的は、この男との婚約破棄、もしくは、『白い結婚』の後の離縁だし!
朝。
まどろみから覚めて目を開くとなぜか、目の前に壁があった。
うん?
なんだ?
俺がおずおずと手を伸ばしてその壁に手を触れると、上から声が降ってきた。
「目が覚めたのか?シャル」
ええっ?
イケボに耳をくすぐられて俺は、ふるっと体を震わせる。
恐る恐る上を見るとそこには、蕩けそうな目をして微笑んでいるサハード公爵がいた。
「はぇっ?」
驚いてサハード公爵から体を離そうとする俺を公爵が抱き込んで離さない。
サハード公爵の胸にぎゅっと押し付けられて俺は、胸一杯に公爵の香りを嗅いでいた。
なんだか体の奥がきゅんとなる。
いやっ!
俺は、流されそうになる自分を叱咤する。
ダメだ!
流されちゃダメだ!
そもそもなんで俺は、こんな状況になってるんだ?
寝起きのぼんやりしている頭をなんとか回転させて考える。
そうだ!
サハード公爵が敵に撃たれて。
毒にやられて死にそうになってて。
俺は、公爵を救うために全魔力を使って毒を取り除いたんだった。
「死ななかったんだ……」
俺は、サハード公爵の腕の中に抱かれながら呟いた。
サハード公爵は、俺の頭やら背中をその大きな手で撫でる。
「私のために魔力切れになるまで魔力を使ったんだな、シャル」
サハード公爵が俺の額にちゅっとキスをしたので俺は、かぁっと頬が熱くなる。
「な、な、何をっ!」
「なんだ?キスぐらいで取り乱してる内は、まだ、先には進めないか?」
サハード公爵が笑い声を上げる。
俺は、顔が火照って。
恥ずかしくてうつ向く俺の頭の天辺にキスするとサハード公爵が囁いた。
「お前が大人になるまで私は、待ってるぞ、シャル」
「お、お、大人って!」
俺は、あわあわしてしまった。
いやっ!
大人になっても俺は、あんたとそんな関係になるつもりなんてないし!
だいたい、大人って、いつのことだよ?
この世界では、何歳で大人とかいう決まりは特にはない。
ただ、たいていは、18歳ぐらいで女子は、嫁に行くみたいだ。
俺も本来は、18歳で学園を卒園してから魔王国へ嫁に行くことになっていたし!
ってことは、俺が18になるまで手は出さないってこと?
俺は、ちょっとホッとしていた。
だって、さ。
このところ、いろいろあったし!
もう、このままじゃ、俺の処女は、いつ奪われてもおかしくないって思ってたし!
でも。
俺は、なんだか複雑な気持ちになっていた。
サハード公爵にこんな風に抱かれているのに、キスだけとか。
なんか、物足りない感じ?
いやいやいやっ!
俺は、ぶんぶんと頭を振った。
そんなことないし!
しっかりしろ、俺!
俺の目的は、この男との婚約破棄、もしくは、『白い結婚』の後の離縁だし!
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