転生DKは、オーガさんのお気に入り~姉の婚約者に嫁ぐことになったんだが、こんなに溺愛されるとは聞いてない!~

トモモト ヨシユキ

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6 魔王国での新婚生活

6ー5 決闘ですか?

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 6ー5 決闘ですか?

 「何?この人」
 俺を見てルリオス王子が蔑むようにフィオールに問う。
 いやっ!
 俺は、かぁっと頬が熱くなるのを感じた。
 それは、こっちの台詞でしょ!
 ルリオス王子は、フィオールの腕に自分の腕を絡めながら俺を見下ろした。
 「もしかしていつまでも空気を読まずに婚約を解消したがらないでいる婚約者?」
 いやいやいや!
 俺は、ひきつった笑みを浮かべる。
 俺は、婚約解消して欲しいんだって!
 フィオールが心底困っている様子で俺をちらっと見る。
 「違います。ルリオス王子。婚約解消を望まないのは、この、私なので」
 「えっ?」
 ルリオス王子が晴天の霹靂というように目を丸くしている。
 「フィオールは、僕と結婚したくないの?」
 「ですから」
 フィオールがやんわりとルリオス王子の腕をほどくときっぱりくっきりと告げた。
 「私のたった一人の運命の番は、このシャル以外にありませんから!」
 う、運命の番?
 俺は、かぁっと顔が火照ってしまってフィオールから視線をそらしてしまう。
 「運命の、番?」
 なんか知らないけど衝撃を受けた様子のルリオス王子は、呆けたようにフィオールを見つめていたが、すぐに俺の方を見てきっ、と睨み付けた。
 「こんなひょろっとした生っ白いチビがフィオールの運命なわけがないし!」
 はいぃっ?
 なんか、俺、ディスられてる?
 俺は、ルリオス王子に貴族の笑みを向けた。
 「ひょろっとした生っ白いチビですみませんね、ルリオス王子殿下」
 俺は、立ち上がってすっと貴族の礼をとる。
 「はじめまして。シャル・アルマ・コンティーヌと申します」
 ルリオス王子は、俺を見てむぅっと頬を膨らませる。
 「こいつ、生意気!気に入らないな!」
 「それは、申し訳ございませんね、殿下」
 俺は、にっこりと微笑んだ。
 「殿下もご多忙なことでしょうし、交換留学も終わったことですし、そろそろアリオスト王国にお戻りになられてはいかがです?」
 「むむっ!」
 ルリオス王子がますますむくれる。
 「公爵家の6男ごときがこの僕にそんな口をきいてもいいと思ってるの?」
 「俺は、すでに家を出てフィオール様のもとに嫁いでおりますので。もう、アリオスト王国の者ではございませんから」
 俺は、ふっと笑みを漏らした。
 「それとも、あなたは、魔王国の民に命令する権利があるとでも?」
 「むむむっ!」
 ルリオス殿下が叫んだ。
 「シャル・アルマ・コンティーヌ!お前に決闘を申し込む!」
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