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6 魔王国での新婚生活
6ー6 身代わり?
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6ー6 身代わり?
「決闘、か」
魔王が重いため息を漏らす。
「それもいいかもしれんな」
魔王が立ち上がり手を振り上げる。
「いいだろう!3日後の正午、王都ラクィアの『時の泉』の広場にてアリオスト王国第2王子ルリオス・クーファ・アリオスト王子と魔王国筆頭公爵サハード公爵が婚約者シャル・アルマ・コンティーヌの決闘を行う!勝った者がフィオール・リュマ・サハード公爵の真の花嫁となる!」
はいぃっ?
俺は、正直、海より深く引いていた。
何、それ?
俺がルリオス王子とフィオールを取り合って決闘するんですか?
「すまなかったな、シャル」
帰りの馬車の中でフィオールがしゅんとして俺に謝った。
「こんな面倒に巻き込んでしまって」
「別に、フィオール様が謝るようなことではないですよ?」
俺は、ふん、と鼻を鳴らす。
「あの、ルリオス王子が悪いんです」
俺は、正直、あのルリオス王子を侮っていた。
だって、俺は、魔族のフィオールとも引き分けるぐらいの実力を持った魔法使いだし!
王宮でぬくぬく生きてきたワガママ王子になんて負けるわけがないし!
でも。
フィオールは、浮かない顔をしていた。
それにディナも?
「2人とも、もしかして俺が負けるとか思ってるの?」
俺がきくと2人は、頭を振った。
「まさか!シャルがルリオス王子に負けるなんてことはあり得ないだろう。それより、問題なのは」
「ライナス・レイファ・ワイデル」
ディナがぼそっと呟いた。
「『アリオストの虎』の異名を持つ第1騎士団副騎士団長」
うん?
俺は、こてん、と首を傾げた。
「なんでそんな人の名前が出てくるわけ?」
「ご存じないのですか?シャル様」
ディナが俺をまじまじと見つめる。
「彼は、ルリオス王子の護衛として来ている騎士のリーダーで、ルリオス王子の相談役です」
はいっ?
まだ、よく理解できてない俺にフィオールが説明してくれた。
「王族が決闘に直接出てくるわけはないだろう?恐らくは、ワイデル卿が身代わりに決闘を行うだろうな」
マジで?
『アリオストの虎』の噂は、俺もきいたことがあった。
いわく。
1人で千人の魔族を倒した、とか。
また、いくつもの戦場で無双してきた英雄だとか。
「だから、どうしたっていうわけ?」
俺は、2人に告げた。
「俺がその鹿だか馬だかに負けるとでも?」
「いえ、そうではないのです」
ディナが眉をしかめる。
「もしも、ワイデル卿が負ければ、魔王国にとってアリオスト王国は、盟約を交わすほどの価値がないと思う者が現れかねないということなのです」
「決闘、か」
魔王が重いため息を漏らす。
「それもいいかもしれんな」
魔王が立ち上がり手を振り上げる。
「いいだろう!3日後の正午、王都ラクィアの『時の泉』の広場にてアリオスト王国第2王子ルリオス・クーファ・アリオスト王子と魔王国筆頭公爵サハード公爵が婚約者シャル・アルマ・コンティーヌの決闘を行う!勝った者がフィオール・リュマ・サハード公爵の真の花嫁となる!」
はいぃっ?
俺は、正直、海より深く引いていた。
何、それ?
俺がルリオス王子とフィオールを取り合って決闘するんですか?
「すまなかったな、シャル」
帰りの馬車の中でフィオールがしゅんとして俺に謝った。
「こんな面倒に巻き込んでしまって」
「別に、フィオール様が謝るようなことではないですよ?」
俺は、ふん、と鼻を鳴らす。
「あの、ルリオス王子が悪いんです」
俺は、正直、あのルリオス王子を侮っていた。
だって、俺は、魔族のフィオールとも引き分けるぐらいの実力を持った魔法使いだし!
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でも。
フィオールは、浮かない顔をしていた。
それにディナも?
「2人とも、もしかして俺が負けるとか思ってるの?」
俺がきくと2人は、頭を振った。
「まさか!シャルがルリオス王子に負けるなんてことはあり得ないだろう。それより、問題なのは」
「ライナス・レイファ・ワイデル」
ディナがぼそっと呟いた。
「『アリオストの虎』の異名を持つ第1騎士団副騎士団長」
うん?
俺は、こてん、と首を傾げた。
「なんでそんな人の名前が出てくるわけ?」
「ご存じないのですか?シャル様」
ディナが俺をまじまじと見つめる。
「彼は、ルリオス王子の護衛として来ている騎士のリーダーで、ルリオス王子の相談役です」
はいっ?
まだ、よく理解できてない俺にフィオールが説明してくれた。
「王族が決闘に直接出てくるわけはないだろう?恐らくは、ワイデル卿が身代わりに決闘を行うだろうな」
マジで?
『アリオストの虎』の噂は、俺もきいたことがあった。
いわく。
1人で千人の魔族を倒した、とか。
また、いくつもの戦場で無双してきた英雄だとか。
「だから、どうしたっていうわけ?」
俺は、2人に告げた。
「俺がその鹿だか馬だかに負けるとでも?」
「いえ、そうではないのです」
ディナが眉をしかめる。
「もしも、ワイデル卿が負ければ、魔王国にとってアリオスト王国は、盟約を交わすほどの価値がないと思う者が現れかねないということなのです」
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