27 / 61
3 ウィザーディアでの出会い
3ー6 帰宅※
しおりを挟む
3ー6 帰宅※
フロムは、俺のものと取り出した自分の熱い昂りをひとまとめにして手で包み込むと擦りあげた。
蕩けるような気持ちよさに俺は、甘い声をあげていた。
「あ、くっ……そん、な……また、出ちゃうっ!」
「いいからっ」
フロムが余裕のない様子で囁く。
「イって!」
「ふぁっ!」
俺とほぼ同時にフロムも熱いものを放った。
春とはいえまだ、肌寒い医務室の中にはむっとするような熱気がこもっていた。
俺は、フロムの手で何度も何度もイカされて。
初めて味わう快感に翻弄されていた。
泣き疲れたのか。
それとも快楽に気をやりすぎたのか。
俺は、そのまま眠りに堕ちていった。
次に俺が気がついた時には、すでに日が傾いていた。
「気がついた?」
白衣を着た医師らしい女の人が俺を覗き込んだ。
金色の髪を短くした、理知的な青い瞳の女医は、俺のそばに椅子を持ってきて腰かけた。
「もう、体調は、大丈夫かしら?」
「あっ……!」
俺は、慌てて体を確認する。
きちんと制服を見にまとっているのに気づいてホッと安堵する。
あの人。
たぶん、フロムが俺の体やシーツ、服を浄化の魔法で清めてくれたのだろう。
「もう、大丈夫、です」
体を起こしてベッドから降りようとして少し、ふらついてしまう。
女医さんが支えてくれた。
「誰か、迎えに来てくれるまで待った方がよくない?」
「でも……」
俺は、考え込んだ。
俺は、王都にあるフランシア伯爵のタウンハウスから通学する予定だ。
おそらく今ごろは、家から迎えの馬車が来ていることだろう。
何より、ロズワルドが心配しているに違いないし。
俺が無理をしてでも戻ろうと思ったとき、医務室のドアが開いた。
「カナエ!」
俺は、現れた黒髪の男に驚きを隠せなかった。
「ディール殿下?」
「大事ないか?」
ディール殿下は、心配そうに俺に近づくとふわっと俺を横抱きにした。
もちろん、拒もうとしたよ!
でも。
いろいろありすぎて、もう、そんな些細なことどうでもよくなって。
俺は、大人しく馬車までディール殿下に運んでもらうことになった。
殿下に抱かれて現れた俺にロズワルドは、何かいいかけて口をつぐむ。
「ここまで運んでくださりありがとうございます、殿下」
ロズワルドは、礼を言うとすぐに俺を殿下の腕から奪い取る。
そして、馬車に乗り込むとそのまま、俺を膝の上に抱いて御者に馬車を出させた。
フロムは、俺のものと取り出した自分の熱い昂りをひとまとめにして手で包み込むと擦りあげた。
蕩けるような気持ちよさに俺は、甘い声をあげていた。
「あ、くっ……そん、な……また、出ちゃうっ!」
「いいからっ」
フロムが余裕のない様子で囁く。
「イって!」
「ふぁっ!」
俺とほぼ同時にフロムも熱いものを放った。
春とはいえまだ、肌寒い医務室の中にはむっとするような熱気がこもっていた。
俺は、フロムの手で何度も何度もイカされて。
初めて味わう快感に翻弄されていた。
泣き疲れたのか。
それとも快楽に気をやりすぎたのか。
俺は、そのまま眠りに堕ちていった。
次に俺が気がついた時には、すでに日が傾いていた。
「気がついた?」
白衣を着た医師らしい女の人が俺を覗き込んだ。
金色の髪を短くした、理知的な青い瞳の女医は、俺のそばに椅子を持ってきて腰かけた。
「もう、体調は、大丈夫かしら?」
「あっ……!」
俺は、慌てて体を確認する。
きちんと制服を見にまとっているのに気づいてホッと安堵する。
あの人。
たぶん、フロムが俺の体やシーツ、服を浄化の魔法で清めてくれたのだろう。
「もう、大丈夫、です」
体を起こしてベッドから降りようとして少し、ふらついてしまう。
女医さんが支えてくれた。
「誰か、迎えに来てくれるまで待った方がよくない?」
「でも……」
俺は、考え込んだ。
俺は、王都にあるフランシア伯爵のタウンハウスから通学する予定だ。
おそらく今ごろは、家から迎えの馬車が来ていることだろう。
何より、ロズワルドが心配しているに違いないし。
俺が無理をしてでも戻ろうと思ったとき、医務室のドアが開いた。
「カナエ!」
俺は、現れた黒髪の男に驚きを隠せなかった。
「ディール殿下?」
「大事ないか?」
ディール殿下は、心配そうに俺に近づくとふわっと俺を横抱きにした。
もちろん、拒もうとしたよ!
でも。
いろいろありすぎて、もう、そんな些細なことどうでもよくなって。
俺は、大人しく馬車までディール殿下に運んでもらうことになった。
殿下に抱かれて現れた俺にロズワルドは、何かいいかけて口をつぐむ。
「ここまで運んでくださりありがとうございます、殿下」
ロズワルドは、礼を言うとすぐに俺を殿下の腕から奪い取る。
そして、馬車に乗り込むとそのまま、俺を膝の上に抱いて御者に馬車を出させた。
297
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
百合豚、男子校に入る。
揺
BL
百合をこよなく愛する男子高校生・眞辺恵。
母の歪んだ価値観により共学への進学を断たれ、彼が入学させられたのは――
男同士の恋愛が“文化”として成立している、全寮制男子校《私立瑞嶺学園》だった。
この学園では、生徒会長は「抱かれたいランキング」で選ばれ、美貌こそが正義とされる世界。
それでも眞辺は決意する。
生徒会長になり、この学校を“共学”に変え、間近で百合を拝むことを。
立ちはだかるのは、顔面至上主義の学園制度、性に奔放すぎるイケメンな幼馴染、そして彼らに憧れ恋をする生徒たち。
さらに何故か、学園の人気者たちに次々と目をつけられてしまい――。
百合を拝むため男子校を変えようとする異端者が、歪んだ王道学園を改革する物語。
魔王に転生したら、イケメンたちから溺愛されてます
トモモト ヨシユキ
BL
気がつくと、なぜか、魔王になっていた俺。
魔王の手下たちと、俺の本体に入っている魔王を取り戻すべく旅立つが・・
なんで、俺の体に入った魔王様が、俺の幼馴染みの勇者とできちゃってるの⁉️
エブリスタにも、掲載しています。
悪役令嬢のモブ兄に転生したら、攻略対象から溺愛されてしまいました
藍沢真啓/庚あき
BL
俺──ルシアン・イベリスは学園の卒業パーティで起こった、妹ルシアが我が国の王子で婚約者で友人でもあるジュリアンから断罪される光景を見て思い出す。
(あ、これ乙女ゲームの悪役令嬢断罪シーンだ)と。
ちなみに、普通だったら攻略対象の立ち位置にあるべき筈なのに、予算の関係かモブ兄の俺。
しかし、うちの可愛い妹は、ゲームとは別の展開をして、会場から立ち去るのを追いかけようとしたら、攻略対象の一人で親友のリュカ・チューベローズに引き止められ、そして……。
気づけば、親友にでろっでろに溺愛されてしまったモブ兄の運命は──
異世界転生ラブラブコメディです。
ご都合主義な展開が多いので、苦手な方はお気を付けください。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる