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4 楽しい学園生活?
4ー2 学園生活満喫中?
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4ー2 学園生活満喫中?
涙目になっている俺にディール殿下は、カップに入ったお茶を差し出す。
「お前のために特別に取り寄せた茶葉を使ったお茶だ」
「それは……ありがとうございます、殿下」
俺が受け取った時、生徒会室の扉がばん、と開いて1人の令嬢が入ってきた。
派手な縦巻きロールの金髪をしたその令嬢は、後ろに数人の取り巻きの令嬢たちを従えている。
「ディール殿下!」
「なんだ?アリアン」
アリアンと呼ばれた艶やかな令嬢は、きっと俺を睨み付けるとディール殿下に視線を向ける。
「今日は、放課後に私とお茶会の約束でしたのにいつまでたっても殿下がお出でににならないので心配して参りました」
「ああ。すまなかったな、仕事が立て込んでいてな」
ディール殿下が事も無げに答えるが、アリアン嬢は、かぁっと頬を上気させて俺を指差した。
「そのような者とお茶をする時間があるのに私との約束は反古にされるのでしょうか?」
「カナエは、生徒会の仕事を画期的に改革してくれたんだ。お礼にお茶の一つも振る舞ってもバチはあたるまい」
剣呑な雰囲気が辺りに漂い始めるのを感じて俺は、もう、泣きそうだし!
ほんとならこれ、ヒロインのイベントだよ?
なんで悪役令息が悪役令嬢に攻撃されてるの?
俺は、気まずくなっている空気を払拭すべく笑顔で2人の間に割り込んだ。
「よかったら、カルティカ侯爵令嬢様も一緒にお茶をいかがでしょうか?俺ならもう、失礼するので、どうぞ、お気遣いなく」
俺は、これ幸いと立ち上がると足早に部屋から出ていく。
すれ違いざまにアリアン・フォン・カルティカ嬢が低くちっと舌打ちするのが聞こえたような気がした。
いや。
そんなわけがないし!
相手は、天下の侯爵令嬢だし!
舌打ちなんてするわけがないしな!
俺は、駆け足で学園を後にすると馬車へと急ぐ。
馬車停めにうちの伯爵家の馬車が待ってくれているのを見てほっと胸を撫で下ろす。
俺が馬車に乗り込むと中で本を読みながら待っていたらしいロズワルドが本から顔をあげる。
「今日は、はやかったですね、カナエ様」
ううっ!
ロズワルドの嫌みな言葉が俺の胸をちくちくと刺激するのに堪えながら微笑むとロズワルドの正面に腰かける。
「ちょっと来客があってね」
「そうですか」
ロズワルドが興味なさげに話す。
「しかし、カナエ様も大変ですね。朝は、毎日、騎士科で剣術の朝練に参加し、昼休みは、ダンディール公爵家のイグス様と会食され、放課後は、生徒会の仕事のお手伝い。よく体がもちますね」
涙目になっている俺にディール殿下は、カップに入ったお茶を差し出す。
「お前のために特別に取り寄せた茶葉を使ったお茶だ」
「それは……ありがとうございます、殿下」
俺が受け取った時、生徒会室の扉がばん、と開いて1人の令嬢が入ってきた。
派手な縦巻きロールの金髪をしたその令嬢は、後ろに数人の取り巻きの令嬢たちを従えている。
「ディール殿下!」
「なんだ?アリアン」
アリアンと呼ばれた艶やかな令嬢は、きっと俺を睨み付けるとディール殿下に視線を向ける。
「今日は、放課後に私とお茶会の約束でしたのにいつまでたっても殿下がお出でににならないので心配して参りました」
「ああ。すまなかったな、仕事が立て込んでいてな」
ディール殿下が事も無げに答えるが、アリアン嬢は、かぁっと頬を上気させて俺を指差した。
「そのような者とお茶をする時間があるのに私との約束は反古にされるのでしょうか?」
「カナエは、生徒会の仕事を画期的に改革してくれたんだ。お礼にお茶の一つも振る舞ってもバチはあたるまい」
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ほんとならこれ、ヒロインのイベントだよ?
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「よかったら、カルティカ侯爵令嬢様も一緒にお茶をいかがでしょうか?俺ならもう、失礼するので、どうぞ、お気遣いなく」
俺は、これ幸いと立ち上がると足早に部屋から出ていく。
すれ違いざまにアリアン・フォン・カルティカ嬢が低くちっと舌打ちするのが聞こえたような気がした。
いや。
そんなわけがないし!
相手は、天下の侯爵令嬢だし!
舌打ちなんてするわけがないしな!
俺は、駆け足で学園を後にすると馬車へと急ぐ。
馬車停めにうちの伯爵家の馬車が待ってくれているのを見てほっと胸を撫で下ろす。
俺が馬車に乗り込むと中で本を読みながら待っていたらしいロズワルドが本から顔をあげる。
「今日は、はやかったですね、カナエ様」
ううっ!
ロズワルドの嫌みな言葉が俺の胸をちくちくと刺激するのに堪えながら微笑むとロズワルドの正面に腰かける。
「ちょっと来客があってね」
「そうですか」
ロズワルドが興味なさげに話す。
「しかし、カナエ様も大変ですね。朝は、毎日、騎士科で剣術の朝練に参加し、昼休みは、ダンディール公爵家のイグス様と会食され、放課後は、生徒会の仕事のお手伝い。よく体がもちますね」
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