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1 東京だと思ったら異世界でした!
1ー4 ミサンガ
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1ー4 ミサンガ
叔父さんにソファに座るようにすすめられて腰かけると白髪に青い目をしたぴしっとした服装のおじいさんがお茶を用意してくれた。
「これは、執事のグランティスだよ。困ったことがあったらなんでも彼に言えばなんとかしてくれる。グランティス、この子は、谷津橋チカ。僕の姪だ。よろしく頼む」
「はい。初めまして、チカ様」
グランティスさんがにっこりと微笑む。
「この家で執事としてお仕えしております、ロイズ・グランティスともうします。お見知りおきを」
「こ、こちらこそよろしくお願いします!」
あたしが立ち上がってぺこりと頭を下げるとグランティスさんは、困ったような笑みを浮かべた。
「それでは、失礼いたします。何かあればいつでもお声をかけてくださいませ」
グランティスさんは、とってもきれいな隙のない礼をすると部屋から出ていった。
叔父さんは、グランティスさんがいれてくれたお茶のカップを手にするとあたしにもすすめてくれた。
「飲んでごらん、チカ。美味しいから」
「ありがとう」
あたしは、お茶のカップを手に取ると口許に運んだ。
カップは、白い陶器のカップできれいな金色の蒔絵が描かれていた。
一口お茶を飲んであたしは、ちょっと驚いていた。
「おいしい!」
お茶は、甘くてとっても爽やかな香りがしていた。
「そうだろう?僕の領地の名産物なんだよ」
領地?
あたしは、もうちょっとでお茶を吹き出しそうになる。
「叔父さん、領地があるん?」
どういうことかな?
あたしは、小首を傾げた。
どっかに土地でも買って農業でも始めたのかな?
「僕は、ここではユーラス・ジークナー公爵で通ってるんだよ。もちろん自分の領地だって持ってるよ」
マジで?
叔父さんが異世界で土地持ちだったとかびっくり過ぎるし!
公爵って、偉いんじゃないん?
あたしが思っていると叔父さんが真面目な顔をして話し出す。
「ほんとは、きちんと手順を踏んで君を正式にこの世界に招きたかったんだけど、いろいろうるさい奴らがいてね。こんな急なことになってすまなかったね、チカ」
「ううん」
あたしは、叔父さんににっこりと笑って見せた。
「叔父さんが元気そうでよかったよ。だって、叔父さん、家を出ていってから10年間も音沙汰なしやったし!」
「心配かけてすまなかったね」
叔父さんがちょっと視線をそらす。
「急に親類がここに帰ってくるようにって連絡してきたものだから」
「そうなんだ」
あたしが相づちを打つと叔父さんが思い出したように告げた。
「チカは、この世界にきたばかりだし、心配だからこれを身に付けててくれるかな?」
叔父さんは、あたしに金色のミサンガみたいなものを差し出すとそっと手に渡した。
「何これ?ミサンガ?」
「とっても貴重な幻獣の体毛でつくった魔道具なんだ。お守りだよ」
叔父さんにお礼を言うとあたしは、左手首にそのミサンガをはめた。
気のせいか腕につけたミサンガが仄かに熱を放っているような気がした。
きっと気のせいだ。
あたしは、頭を振った。
「きれいなミサンガ。大事にするね!」
叔父さんは、目を細めて笑った。
「その魔道具が君を悪い奴らから守ってくれるからね、チカ」
叔父さんにソファに座るようにすすめられて腰かけると白髪に青い目をしたぴしっとした服装のおじいさんがお茶を用意してくれた。
「これは、執事のグランティスだよ。困ったことがあったらなんでも彼に言えばなんとかしてくれる。グランティス、この子は、谷津橋チカ。僕の姪だ。よろしく頼む」
「はい。初めまして、チカ様」
グランティスさんがにっこりと微笑む。
「この家で執事としてお仕えしております、ロイズ・グランティスともうします。お見知りおきを」
「こ、こちらこそよろしくお願いします!」
あたしが立ち上がってぺこりと頭を下げるとグランティスさんは、困ったような笑みを浮かべた。
「それでは、失礼いたします。何かあればいつでもお声をかけてくださいませ」
グランティスさんは、とってもきれいな隙のない礼をすると部屋から出ていった。
叔父さんは、グランティスさんがいれてくれたお茶のカップを手にするとあたしにもすすめてくれた。
「飲んでごらん、チカ。美味しいから」
「ありがとう」
あたしは、お茶のカップを手に取ると口許に運んだ。
カップは、白い陶器のカップできれいな金色の蒔絵が描かれていた。
一口お茶を飲んであたしは、ちょっと驚いていた。
「おいしい!」
お茶は、甘くてとっても爽やかな香りがしていた。
「そうだろう?僕の領地の名産物なんだよ」
領地?
あたしは、もうちょっとでお茶を吹き出しそうになる。
「叔父さん、領地があるん?」
どういうことかな?
あたしは、小首を傾げた。
どっかに土地でも買って農業でも始めたのかな?
「僕は、ここではユーラス・ジークナー公爵で通ってるんだよ。もちろん自分の領地だって持ってるよ」
マジで?
叔父さんが異世界で土地持ちだったとかびっくり過ぎるし!
公爵って、偉いんじゃないん?
あたしが思っていると叔父さんが真面目な顔をして話し出す。
「ほんとは、きちんと手順を踏んで君を正式にこの世界に招きたかったんだけど、いろいろうるさい奴らがいてね。こんな急なことになってすまなかったね、チカ」
「ううん」
あたしは、叔父さんににっこりと笑って見せた。
「叔父さんが元気そうでよかったよ。だって、叔父さん、家を出ていってから10年間も音沙汰なしやったし!」
「心配かけてすまなかったね」
叔父さんがちょっと視線をそらす。
「急に親類がここに帰ってくるようにって連絡してきたものだから」
「そうなんだ」
あたしが相づちを打つと叔父さんが思い出したように告げた。
「チカは、この世界にきたばかりだし、心配だからこれを身に付けててくれるかな?」
叔父さんは、あたしに金色のミサンガみたいなものを差し出すとそっと手に渡した。
「何これ?ミサンガ?」
「とっても貴重な幻獣の体毛でつくった魔道具なんだ。お守りだよ」
叔父さんにお礼を言うとあたしは、左手首にそのミサンガをはめた。
気のせいか腕につけたミサンガが仄かに熱を放っているような気がした。
きっと気のせいだ。
あたしは、頭を振った。
「きれいなミサンガ。大事にするね!」
叔父さんは、目を細めて笑った。
「その魔道具が君を悪い奴らから守ってくれるからね、チカ」
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