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1 東京だと思ったら異世界でした!
1ー5 ペン
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1ー5 ペン
しばらく叔父さんとお話ししてたんだけどさっきの執事さんが呼びにきて叔父さんが席を外し、あたしは、1人部屋に残された。
ぼけっとしててもしかたがないし!
あたしは、荷物を片付けようと立ち上がった。
さっきあのハチワレ猫が持ってってしまった鞄をグランティスさんが持ってきてくれたから。
鞄を開くと最初に日記が目に入ってきた。
あたしは、部屋の文机にダッシュすると日記を広げると叔父さんにもらった万年筆を取り出した。
さっそく今日あったことを書いておかなくては!
あたしは、書き出そうとした。
けど。
インクが出ない?
もしかして不良品なの?
あたしは、空中でペンを振った。
すると、空中に虹色の筋がいくつも描かれた。
何、これ?
もう一度、日記にペンで書き込むが何も書けない。
ためしにあたしは、空中に文字を書いてみた。
猫
するとその場にさっきのハチワレ猫が現れた。
突然、現れたハチワレ猫は、何があったのかわからないみたいであたしを見てぎょっとしてた。
「カナ様?」
ハチワレ猫は、あたしの前をうろうろと歩きながらパニックになっている。
「なんで?さっきまで厨房にいた筈なのに!なんで、私は、こんなところにいるんだ?もう少しでマッドボアの肉にありつけたというのに!なんで?」
いや!
こっちがなんで、だし!
あたしは、ハチワレ猫のランディーノを部屋の外へと押し出すと文机に向かいじっとペンを見つめた。
金色に輝く美しい、だが、なんの変哲もない万年筆。
あたしは、恐る恐るペンを手に取るともう一度空中に文字を書く。
ちょっとお腹がすいたのでなんかお菓子が欲しかった。
グランティスさんがお茶をいれてくれた時に焼き菓子を出してくれたんだけど、なんか大味でおいしくなくて。
いつも食べてるスナックをあたしは、思い描いていた。
お菓子
あたしがペンで空中に文字を書くとすぐに目の前にスナックの袋が出てきた。
マジで?
あたしは、スナックの袋に手を伸ばすと袋を開けて中を見た。
普通にポテチが入っている。
あたしは、ポテチを摘みながら持ってきていたペンケースから出したペンでノートに書き出していた。
叔父さんのペンは、空中にあたしが書き出した文字がイメージするものを実際にここに出してくれるというもののようだ。
あたしは、ペンで漫画やら何やらいろんなものを取り出してみた。
ペンは、あたしがイメージできるものはなんでも出してくれるようだ。
あたしは、ペンを握ってどきどきしていた。
これ、すごいことない?
あたしは、叔父さんを探すことにした。
屋敷の中を懸命に探したが見つからない。
庭にいるのかも!
あたしは、庭に飛び出した。
庭は、思ったよりもずっと広くて!
あたしは、ほとんど森って感じの庭の中を叔父さんを探してうろついていた。
だんだんと日が陰ってきて。
どこからか獣の声が聞こえてくるし!
どんどん不安になってきて。
あたしは、ペンで叔父さん、と書いた。
すると、目の前に叔父さんが現れた!
叔父さんは、一瞬、驚いた表情をしたけど、すぐにいつもの柔和な笑みを浮かべた。
「どうしたの?チカ」
「叔父さん!」
あたしは、ホッとして叔父さんに駆け寄った。
「このペン!」
「ああ、それか」
叔父さんがにこにこしながらあたしの頭を撫でる。
「そのペンは、僕の力で作った魔道具なんだ。チカが望むものをなんでも出してくれる」
「叔父さんの力?」
あたしは、目を瞬く。
叔父さんは、あたしの前に跪くとあたしを覗き込んだ。
「チカは、覚えてない?」
叔父さんに見つめられてあたしは、頬が熱くなる。
叔父さんは、あたしに話した。
「昔。僕がまだチカの家で暮らしてた頃、チカに助けてもらったことがあっただろう?」
しばらく叔父さんとお話ししてたんだけどさっきの執事さんが呼びにきて叔父さんが席を外し、あたしは、1人部屋に残された。
ぼけっとしててもしかたがないし!
あたしは、荷物を片付けようと立ち上がった。
さっきあのハチワレ猫が持ってってしまった鞄をグランティスさんが持ってきてくれたから。
鞄を開くと最初に日記が目に入ってきた。
あたしは、部屋の文机にダッシュすると日記を広げると叔父さんにもらった万年筆を取り出した。
さっそく今日あったことを書いておかなくては!
あたしは、書き出そうとした。
けど。
インクが出ない?
もしかして不良品なの?
あたしは、空中でペンを振った。
すると、空中に虹色の筋がいくつも描かれた。
何、これ?
もう一度、日記にペンで書き込むが何も書けない。
ためしにあたしは、空中に文字を書いてみた。
猫
するとその場にさっきのハチワレ猫が現れた。
突然、現れたハチワレ猫は、何があったのかわからないみたいであたしを見てぎょっとしてた。
「カナ様?」
ハチワレ猫は、あたしの前をうろうろと歩きながらパニックになっている。
「なんで?さっきまで厨房にいた筈なのに!なんで、私は、こんなところにいるんだ?もう少しでマッドボアの肉にありつけたというのに!なんで?」
いや!
こっちがなんで、だし!
あたしは、ハチワレ猫のランディーノを部屋の外へと押し出すと文机に向かいじっとペンを見つめた。
金色に輝く美しい、だが、なんの変哲もない万年筆。
あたしは、恐る恐るペンを手に取るともう一度空中に文字を書く。
ちょっとお腹がすいたのでなんかお菓子が欲しかった。
グランティスさんがお茶をいれてくれた時に焼き菓子を出してくれたんだけど、なんか大味でおいしくなくて。
いつも食べてるスナックをあたしは、思い描いていた。
お菓子
あたしがペンで空中に文字を書くとすぐに目の前にスナックの袋が出てきた。
マジで?
あたしは、スナックの袋に手を伸ばすと袋を開けて中を見た。
普通にポテチが入っている。
あたしは、ポテチを摘みながら持ってきていたペンケースから出したペンでノートに書き出していた。
叔父さんのペンは、空中にあたしが書き出した文字がイメージするものを実際にここに出してくれるというもののようだ。
あたしは、ペンで漫画やら何やらいろんなものを取り出してみた。
ペンは、あたしがイメージできるものはなんでも出してくれるようだ。
あたしは、ペンを握ってどきどきしていた。
これ、すごいことない?
あたしは、叔父さんを探すことにした。
屋敷の中を懸命に探したが見つからない。
庭にいるのかも!
あたしは、庭に飛び出した。
庭は、思ったよりもずっと広くて!
あたしは、ほとんど森って感じの庭の中を叔父さんを探してうろついていた。
だんだんと日が陰ってきて。
どこからか獣の声が聞こえてくるし!
どんどん不安になってきて。
あたしは、ペンで叔父さん、と書いた。
すると、目の前に叔父さんが現れた!
叔父さんは、一瞬、驚いた表情をしたけど、すぐにいつもの柔和な笑みを浮かべた。
「どうしたの?チカ」
「叔父さん!」
あたしは、ホッとして叔父さんに駆け寄った。
「このペン!」
「ああ、それか」
叔父さんがにこにこしながらあたしの頭を撫でる。
「そのペンは、僕の力で作った魔道具なんだ。チカが望むものをなんでも出してくれる」
「叔父さんの力?」
あたしは、目を瞬く。
叔父さんは、あたしの前に跪くとあたしを覗き込んだ。
「チカは、覚えてない?」
叔父さんに見つめられてあたしは、頬が熱くなる。
叔父さんは、あたしに話した。
「昔。僕がまだチカの家で暮らしてた頃、チカに助けてもらったことがあっただろう?」
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