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4 狂王の番
4ー9 苦い薬
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4ー9 苦い薬
俺は、しばらくオーガ君と話をすることができた。
俺が体を心配しているとオーガ君は、弱々しい笑顔を見せた。
「大丈夫です。獣人は、頑丈ですから」
それでも傷が癒えない内は痛みもあるらしくて、俺は、じいちゃんに頼んで痛み止めを用意してもらうことにした。
じいちゃんは、例のごとくぶつぶつ言いながらもすぐに痛み止めの煎じ薬を持ってきてくれた。
俺がじいちゃんから受け取った瓶に入った煎じ薬をオーガ君に渡すのを見たじいちゃんが小声で呟く。
「空腹時には飲まないこと。1日、瓶1本以上は飲まないこと。それ以上飲んだら逆に毒になるからな」
俺は、オーガ君を見る。
オーガ君は、こくん、と頷いた。
じいちゃんは、俺が食べ残した食事の残りを少し取り分けてオーガ君に差し出す。
「獣人の奴隷には、こんな残り物でもありがたかろうが!」
「いりません」
オーガ君がそう言った時、オーガ君のお腹がぐぅっと鳴った。
オーガ君が真っ赤になるのに、それみたことか、みたいにじいちゃんが皿を渡すと急がしそうに部屋を出ていく。
皿を手にしたまま、どうしたものかという様に俺を見るオーガ君に俺は、にっこりと微笑んだ。
「せっかくだし、いただいたらいいよ」
オーガ君は、皿を床に置くと手掴みで料理を口に詰め込み出す。
見ているこっちが心配になるような勢いで掻き込んでいるオーガ君に俺は、テーブルに置かれていたポットからカップにお茶を入れて差し出す。
「ゆっくり食べなよ。喉に詰まるよ?」
オーガ君は、口いっぱいに詰め込んだものをモグモグしながら泣いていた。
俺は、カップを差し出したまま黙り込む。
この子は、まだ16なのに。
俺なんかが想像もできないぐらい辛いことを堪えているんだ。
俺は、ルシー君のことを思い出して涙ぐんでしまう。
ルシー君も、オーガ君もオーリの手で滅ぼされた国の王族だった。
もしかしたらオーガ君だってルシー君みたいに殺されていたのかもしれない。
俺は、涙を流しながら食事を食べているオーガ君をただただ見つめているしかできなかった。
食べ終わってもオーガ君は、しばらく涙を流していた。
俺がお茶を渡すとオーガ君は、それを受け取りぐびぐびっと飲み干す。
「忘れないように薬も飲みなよ」
俺が言うとオーガ君はじいちゃんにもらった薬の瓶をポケットから取り出して一口飲んで顔をしかめる。
すごく苦いらしい。
でも、薬だから仕方ないし。
俺は、しばらくオーガ君と話をすることができた。
俺が体を心配しているとオーガ君は、弱々しい笑顔を見せた。
「大丈夫です。獣人は、頑丈ですから」
それでも傷が癒えない内は痛みもあるらしくて、俺は、じいちゃんに頼んで痛み止めを用意してもらうことにした。
じいちゃんは、例のごとくぶつぶつ言いながらもすぐに痛み止めの煎じ薬を持ってきてくれた。
俺がじいちゃんから受け取った瓶に入った煎じ薬をオーガ君に渡すのを見たじいちゃんが小声で呟く。
「空腹時には飲まないこと。1日、瓶1本以上は飲まないこと。それ以上飲んだら逆に毒になるからな」
俺は、オーガ君を見る。
オーガ君は、こくん、と頷いた。
じいちゃんは、俺が食べ残した食事の残りを少し取り分けてオーガ君に差し出す。
「獣人の奴隷には、こんな残り物でもありがたかろうが!」
「いりません」
オーガ君がそう言った時、オーガ君のお腹がぐぅっと鳴った。
オーガ君が真っ赤になるのに、それみたことか、みたいにじいちゃんが皿を渡すと急がしそうに部屋を出ていく。
皿を手にしたまま、どうしたものかという様に俺を見るオーガ君に俺は、にっこりと微笑んだ。
「せっかくだし、いただいたらいいよ」
オーガ君は、皿を床に置くと手掴みで料理を口に詰め込み出す。
見ているこっちが心配になるような勢いで掻き込んでいるオーガ君に俺は、テーブルに置かれていたポットからカップにお茶を入れて差し出す。
「ゆっくり食べなよ。喉に詰まるよ?」
オーガ君は、口いっぱいに詰め込んだものをモグモグしながら泣いていた。
俺は、カップを差し出したまま黙り込む。
この子は、まだ16なのに。
俺なんかが想像もできないぐらい辛いことを堪えているんだ。
俺は、ルシー君のことを思い出して涙ぐんでしまう。
ルシー君も、オーガ君もオーリの手で滅ぼされた国の王族だった。
もしかしたらオーガ君だってルシー君みたいに殺されていたのかもしれない。
俺は、涙を流しながら食事を食べているオーガ君をただただ見つめているしかできなかった。
食べ終わってもオーガ君は、しばらく涙を流していた。
俺がお茶を渡すとオーガ君は、それを受け取りぐびぐびっと飲み干す。
「忘れないように薬も飲みなよ」
俺が言うとオーガ君はじいちゃんにもらった薬の瓶をポケットから取り出して一口飲んで顔をしかめる。
すごく苦いらしい。
でも、薬だから仕方ないし。
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