魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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1 異世界転生

1ー11 スカウト

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 1ー11 スカウト

 俺は、『魔法書』の力で剣を錬成した。
 それは、小柄な俺にも使いやすい細身の剣だった。
 ストーレイ騎士団長が一瞬、驚いたような顔をする。
 「剣を作ったのか?」
 「錬成しました」
 俺は、左手に『魔法書』を、右手に剣を持って構えるとストーレイ騎士団長に向かって剣を向けた。
 「行きます。騎士団長も本気でお願いします!本気できてくれないと危険なので!」
 俺が体を低くして騎士団長に向かって駆け出すのを見て騎士団長がふん、と鼻で笑う。
 「口だけは、達者だな!小僧が!」
 俺は、風をまとって空中へと舞い上がると、空中に魔方陣を展開した。

 「刃雷風嵐!」

 俺の言葉と共に魔方陣から無数の剣が飛び出し地上の騎士団長に襲いかかる。
 「なんだと!?」
 それから数分間。
 ストーレイ騎士団長に剣が降り注いだ。
 ストーレイ騎士団長は、さすがだった。
 己に向かってくるすべての刃を剣で切り払っていく。
 だが、俺の刃には敵わない!
 「降参ですか?ストーレイ騎士団長」
 「まだだっ!」
 ストーレイ騎士団長は、にぃっと笑うと自身の魔道具である大剣に魔力をまとわせる。
 ぶぉん、と不穏な音が辺りに響く。
 と。
 一瞬のうちに俺の放った刃が地上へと落ちていく。
 俺も。
 空中で体が傾ぐ。
 「なんだ、これ!?」
 空気が重くなった?
 俺は、急激に地上に引き寄せられていく。
 まずいっ!
 これ、なんなんだ?
 俺が考えている隙をついてストーレイ騎士団長の一閃が走った。
 俺は、地上に落ちながら障壁を張る。
 ぐしゃっと地面に落下した俺の首もとにストーレイ騎士団長の剣が突きつけられた。
 「参りました」
 俺は、両手を上げた。
 ストーレイ騎士団長がふっと笑みを漏らして剣をひいた。
 よく見るとストーレイ騎士団長は、全身を俺の刃に切り刻まれてあちこちに血が滲んでいる。
 俺は、慌てて起き上がるとすぐに治癒の魔法をかけた。
 ストーレイ騎士団長の全身の傷が一瞬のうちに治癒していく。
 「これは…」
 騎士団長は、じっと手を見つめて傷が消えていくのを眺めていたが、じっと俺の方を真剣な眼差しで見つめた。
 「君、騎士団にくる気はないか?」
 はいっ?
 いきなりのスカウトに俺が驚いていると地面に座り込んでいる俺をかばうようにアンドレア王女が前に出る。
 「エドワード様を見つけたのは、私の方が先ですわよ?ストーレイ騎士団長」
 
 
 
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