魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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4 ダンジョン

4ー9 狩りの時間

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 4ー9 狩りの時間

 わいわい言ってる内に俺たちが乗った馬車は、『ラミーア・ダンジョン』へと到着した。
 王都からこの『ラミーア・ダンジョン』までは、半日ぐらいだ。
 ダンジョンの街ラミーアの外れにあるダンジョンの前についたらもう、野外訓練は、開始されている。
 俺たちは、自然と表情が引き締まるのを感じていた。
 『ラミーア・ダンジョン』の入り口で試験の担当をしている教師が俺たちに2、3の注意点を説明し、そして、俺たちは、ダンジョンへと入った。
 『ラミーア・ダンジョン』の表層階は、魔道具で明るく照らされていた。
 俺たちは、教師にもらった『ラミーア・ダンジョン』のマップを見ながら打ち合わせをする。
 「とりあえず、10階層目ぐらいまでいくかな。その辺りまで行けばいい魔道具がありそうだし」
 つまり、その辺にいる連中が持ってる魔道具ならけっこういいものなんじゃないか、ってことなんだがな。
 俺が言うとエリュメとアントニーが頷く。
 「でも、その辺りだとなかなか手強いんじゃないかしら?わたしは、大丈夫だけどアントニーたちは、どうなの?」
 エリュメの言葉にアントニーがにっと笑った。
 「試してみるか?」
 「まあ、2人の実力は、敵に対峙したときに示してもらうとして」
 俺は、クレアとロドニーを見た。
 「クレアたちもそれでかまわないか?」
 「「もちろん!」」
 2人が頷く。
 「楽しみです!どんなすごい魔道具を手に入れられるか!」
 「僕も楽しみで昨日の夜は眠れなかったよ!」
 俺たちは、一路、10階層へと歩を進める。
 時々、魔物が現れる以外には、他チームに攻撃されたりすることはないし。
 おそらく、俺たちを襲ってくるような連中ならかなりの自信がある連中だろう。
 「ほんとに楽しみだな!」
 俺は、わくわくしていた。
 この野外訓練では、学年に関係なく行動することが許されている。
 中には、上級生と組んで行動している連中だっているし、同級生同士でつるむのもありだ。
 まあ、俺たちは、俺たちだけで単独行動してるけどな!
 俺たちは、マップを手に先を急いだ。
 なにしろ時間が限られている。
 3日間の間に奪えるだけ奪わなくてはならないのだ。
 効率よくいきたいものだ。
 そう思っていたら、5階層に降りた辺りで妙な気配を感じて俺は、足を止めた。
 「エドワード君?」
 「いよいよ、始めるぞ!」
 俺は、にぃっと笑う。
 「狩りの時間だ!」
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