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10 マルムト物産展
10ー3 差し入れ
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10ー3 差し入れ
1日目の午後にルーゼント様とお忍びのアンドレア様、いや、アンディー様が一緒にライゾソープ商会を訪れた。
「盛況ですね」
アンディー様は、こんな店に来たことなんてなかったのだろう。
人混みに驚きを隠せない。
ルシリアさんがそっとルカにバスケットを渡した。
「これは、お嬢様からの差し入れです。後で皆さんで召し上がってください」
「ありがとうございます」
俺は、アンディー様とルシリアさんに礼を言う。
アンディー様が頬を赤らめている?
「この軽食は、お嬢様が自らお作りになられました」
ルシリアさんの声が震えている?
「ありがたいものなので味わって召し上がってくださいませ」
はいっ?
アンディー様の手作りですか?
俺は、今すぐ食べたかったが客がいるので休憩もとれそうになくて。
「気にしないで。私は、お祖父様と一緒にあちらの品を見ていますから」
そう言ってアンディー様は、ルーゼント様とアラクネたちが作ったタペストリーの方へと歩いていく。
俺は、ルカを見た。
ルカは、ふぅっとため息をつくと頷く。
ルカの許可を得たので俺は、アンディー様の差し入れのバスケットを持って持ち場を離れた。
アラクネのタペストリーを見ているアンディー様とルーゼント様に声を掛ける。
「俺、これから休憩なんですが一緒にお茶でもいかがですか?」
俺たちは、カインさんに応接室を借りてそこでお茶にすることにした。
地味だが頑丈で趣味のいいソファに腰かけるとルシリアさんがお茶を入れてくれる。
「そんな、お客様にお茶を入れていただくとは申し訳ございません」
カインさんは、恐縮していたがルシリアさんは、にっこりと笑う。
「気にしないでくださいませ。こちらが用意する方がお互いに気を使わなくてよろしいでしょうし」
まあ、そうなんだけどな。
アンドレア様に何かあればライゾソープ商会もただではすまないし!
ともかく俺たちは、アンディー様が作ってくれたという軽食をいただくことにした。
それは、焼いた肉を白パンで挟んだだけのサンドウィッチのようなものだった。
うん。
ところどころ具がはみ出てて手作り感はんぱなくって微笑ましい。
俺は、一つ手にとるとはぐっとかぶりつく。
口の中に爽やかな酸味が拡がってその後、しっとりとした肉の濃厚な味が続く。
形はともかく、味は、すごく美味しい!
「美味しいです!ありがとうございます、アンディー様」
俺は、アンディー様にすすめられてもそれ以上は、食べようとはしなかった。
ちょっとアンディー様の表情が曇るのがわかる。
「もっと食べないのか?エドワード君」
見かねてルーゼント様がすすめるのを俺は、きっぱりと断る。
「他の連中にも食べさせてやりたいので。俺ばっか食べるとなくなってしまいますから」
「まあ!」
アンディー様が小さく声をあげた。
「気がつきませんでしたわ。この次は、もっとたくさん用意させていただきますね、エドワード様」
1日目の午後にルーゼント様とお忍びのアンドレア様、いや、アンディー様が一緒にライゾソープ商会を訪れた。
「盛況ですね」
アンディー様は、こんな店に来たことなんてなかったのだろう。
人混みに驚きを隠せない。
ルシリアさんがそっとルカにバスケットを渡した。
「これは、お嬢様からの差し入れです。後で皆さんで召し上がってください」
「ありがとうございます」
俺は、アンディー様とルシリアさんに礼を言う。
アンディー様が頬を赤らめている?
「この軽食は、お嬢様が自らお作りになられました」
ルシリアさんの声が震えている?
「ありがたいものなので味わって召し上がってくださいませ」
はいっ?
アンディー様の手作りですか?
俺は、今すぐ食べたかったが客がいるので休憩もとれそうになくて。
「気にしないで。私は、お祖父様と一緒にあちらの品を見ていますから」
そう言ってアンディー様は、ルーゼント様とアラクネたちが作ったタペストリーの方へと歩いていく。
俺は、ルカを見た。
ルカは、ふぅっとため息をつくと頷く。
ルカの許可を得たので俺は、アンディー様の差し入れのバスケットを持って持ち場を離れた。
アラクネのタペストリーを見ているアンディー様とルーゼント様に声を掛ける。
「俺、これから休憩なんですが一緒にお茶でもいかがですか?」
俺たちは、カインさんに応接室を借りてそこでお茶にすることにした。
地味だが頑丈で趣味のいいソファに腰かけるとルシリアさんがお茶を入れてくれる。
「そんな、お客様にお茶を入れていただくとは申し訳ございません」
カインさんは、恐縮していたがルシリアさんは、にっこりと笑う。
「気にしないでくださいませ。こちらが用意する方がお互いに気を使わなくてよろしいでしょうし」
まあ、そうなんだけどな。
アンドレア様に何かあればライゾソープ商会もただではすまないし!
ともかく俺たちは、アンディー様が作ってくれたという軽食をいただくことにした。
それは、焼いた肉を白パンで挟んだだけのサンドウィッチのようなものだった。
うん。
ところどころ具がはみ出てて手作り感はんぱなくって微笑ましい。
俺は、一つ手にとるとはぐっとかぶりつく。
口の中に爽やかな酸味が拡がってその後、しっとりとした肉の濃厚な味が続く。
形はともかく、味は、すごく美味しい!
「美味しいです!ありがとうございます、アンディー様」
俺は、アンディー様にすすめられてもそれ以上は、食べようとはしなかった。
ちょっとアンディー様の表情が曇るのがわかる。
「もっと食べないのか?エドワード君」
見かねてルーゼント様がすすめるのを俺は、きっぱりと断る。
「他の連中にも食べさせてやりたいので。俺ばっか食べるとなくなってしまいますから」
「まあ!」
アンディー様が小さく声をあげた。
「気がつきませんでしたわ。この次は、もっとたくさん用意させていただきますね、エドワード様」
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