魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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12 まだ見ぬ未来へ

12ー1 編入者

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 12ー1 編入者

 それからすぐにアンディー様は、王立モスキュラード学園に復学された。
 アンディー様の婚約問題などいろいろあったんだが、とりあえず今は、事態は落ち着いたといえる。
 筈なんだが。
 なぜか、突然に新しく俺たちのクラスに編入してきた生徒がいる。
 それは、アンディー様の婚約者候補だった、いや、今も婚約者候補である隣国アンダストリア皇国の第3皇子ローベルト・ジ・アンダストリアだった。
 「よろしく頼むよ、淑女のみなさん」
 金髪碧眼の背の高いイケメン皇子様の登場にクラスの女子は、テンション上げ上げだし!
 ただ、1人だけ、上がってない女子がいる。
 それは、エリュメだった。
 休み時間にローベルト皇子は、エリュメの側によってきて声をかけてきた。
 「エリュメ、君の所属する噂のチームのメンバーを紹介してくれないかい?」
 キザな様子に俺は、鳥肌が立つ思いがする。
 アントニーとロドニーも顔がひきつっている?
 「その…紹介します、チームのリーダーであるエドワード・フォン・レイダール男爵です」
 エリュメがいきなり俺を紹介するとすっと立ち上がり教室を出ていきながら申し訳なさげに俺たちを見た。
 「ごめん、後は、よろしく!」
 「あ、エリュメ?」
 クレアがエリュメの後を追う。
 残された俺とアントニーとロドニーは、じとっとした目でローベルト皇子を見つめていた。
 「あの、僕は」
 なぜか、あわあわなっているローベルト皇子に俺は、先制する。
 「ローベルト皇子殿下、初めてお目にかかります、俺は、さっきエリュメから紹介を受けたエドワード・フォン・レイダール男爵です。どうか、お見知りおきを」
 礼をとる俺を見てローベルト皇子が目を細める。
 「君のことは、エリュメからきいてるよ、レイダール男爵。なんでもすごい魔道具持ちだとか」
 「ローベルト皇子は、エリュメとお知り合いなのですか?」
 俺がきくと、アントニーが俺を意味ありげな目で見た。
 うん?
 確か、エリュメは、近衛騎士団で騎士見習いをしてるんだっけ?
 それでローベルト皇子と知り合ったのか?
 俺は、ローベルト皇子についてアンディー様たちから聞かされていた話を思い出して眉をひそめた。
 とんでもない女好き。
 アンディー様たちは、ローベルト皇子のことをそう評していた。
 「特に害はないけれど、迷惑している」
 そんな風にアンドレア様が言っていたことを思うと、もしかしたらエリュメにも手を出そうとしてるのか?
 もし、エリュメが困っているのなら俺が手を貸してやらなくては。
 なぜなら、まだ、俺は、一応、エリュメの婚約者なので。
 
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