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7 魔王と聖者と浄化の旅
7ー11 待ち焦がれて
7ー11 待ち焦がれて
何度目かの絶頂の果てに僕は、意識を手放した。
遠退いていく意識の中で僕は、夢を見た。
そこは、どこか、神殿のような場所だった。
僕は、そこに1人でたたずんでいた。
世界は、暗い雲におおわれていて星も見えない。
どこかで恐ろしげな魔物の鳴き声が聞こえる。
僕は、ふと自分の足元を見た。
僕は、白い薄衣をまとっていて、それが足元までゆったりと覆っているのが見えた。
ふと、足元に大きな金色の美しい狼が近づいてきた。
なぜか、僕は、その獣を見てそれがロイだと思った。
僕は、狼をそっと優しく撫でてみた。
狼は鼻を鳴らして僕に体を擦り付けてきた。
なんか、かわいいな!
僕は、両手で金色の狼の体をもふもふと撫で回した。
「私の使い魔が気に入ったのか?ラムダよ」
声がする方を振り向くとそこには、黒衣の美しい青年が立っていた。
黒いのは、その衣だけではなかった。
青年は、黒い髪に黒い瞳、それに褐色の肌をしていた。
僕は、この人のことを知っている。
青年が僕に手を伸ばした。
頬を優しく撫でられて僕は、心地よさに目を閉じた。
「気持ちいいのか?」
男に問われて僕は頷いた。
男は、微笑んだ。
「こんなことで感じているのか?淫乱な奴だ」
「だから、あなたの花嫁なんじゃないですか?」
僕がムッとしていうと、彼は、にやりと笑った。
「もっともだ」
その男は、僕の髪をくしゃっと掻き乱すと僕のことを抱き寄せた。
「はやく、お前のもとへ行きたい」
「僕も」
僕は、その男の背に両腕をまわした。
「はやく、あなたの妻になりたい」
「私が行くまでは、私の使い魔たちに愛され守られているがいい、ラムダ」
その男は、僕の唇にキスをした。
舌と一緒に甘美な魔力が僕の中へと流れ込んできて、僕は、その快楽に呻いた。
「私のかわいい神子よ。私が会いに行く日がくるまで、待っていてくれ」
「はい」
僕は、彼の胸に頬を埋めて頷いた。
お待ちしています。
僕は、あなたを。
あなたに会える日をずっと待ち焦がれているんです。
何度目かの絶頂の果てに僕は、意識を手放した。
遠退いていく意識の中で僕は、夢を見た。
そこは、どこか、神殿のような場所だった。
僕は、そこに1人でたたずんでいた。
世界は、暗い雲におおわれていて星も見えない。
どこかで恐ろしげな魔物の鳴き声が聞こえる。
僕は、ふと自分の足元を見た。
僕は、白い薄衣をまとっていて、それが足元までゆったりと覆っているのが見えた。
ふと、足元に大きな金色の美しい狼が近づいてきた。
なぜか、僕は、その獣を見てそれがロイだと思った。
僕は、狼をそっと優しく撫でてみた。
狼は鼻を鳴らして僕に体を擦り付けてきた。
なんか、かわいいな!
僕は、両手で金色の狼の体をもふもふと撫で回した。
「私の使い魔が気に入ったのか?ラムダよ」
声がする方を振り向くとそこには、黒衣の美しい青年が立っていた。
黒いのは、その衣だけではなかった。
青年は、黒い髪に黒い瞳、それに褐色の肌をしていた。
僕は、この人のことを知っている。
青年が僕に手を伸ばした。
頬を優しく撫でられて僕は、心地よさに目を閉じた。
「気持ちいいのか?」
男に問われて僕は頷いた。
男は、微笑んだ。
「こんなことで感じているのか?淫乱な奴だ」
「だから、あなたの花嫁なんじゃないですか?」
僕がムッとしていうと、彼は、にやりと笑った。
「もっともだ」
その男は、僕の髪をくしゃっと掻き乱すと僕のことを抱き寄せた。
「はやく、お前のもとへ行きたい」
「僕も」
僕は、その男の背に両腕をまわした。
「はやく、あなたの妻になりたい」
「私が行くまでは、私の使い魔たちに愛され守られているがいい、ラムダ」
その男は、僕の唇にキスをした。
舌と一緒に甘美な魔力が僕の中へと流れ込んできて、僕は、その快楽に呻いた。
「私のかわいい神子よ。私が会いに行く日がくるまで、待っていてくれ」
「はい」
僕は、彼の胸に頬を埋めて頷いた。
お待ちしています。
僕は、あなたを。
あなたに会える日をずっと待ち焦がれているんです。
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